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正解を探すのをやめる

日本の学校教育は自分で考えさせることがほとんどありません。
正解が設定されていてそれに答えるというシステムで、テストでの採点は「答え合わせ」の結果です。
そのため学校で染み付いた感覚は根深く、正解があるのではないかとか、正解は何だろうという感覚で物事を捉えることが多く、正しいもしくは間違っているというジャッジをしてしまいます。

でも実際に社会に出てみると、正解なんかないことが多くてとまどったことも多いはずで、仕事にしても生き方にしても、「自分にとっての正解を探す」のではなくて、「感覚に従ってどうしたいのかを決める」、という方向へと価値観が転換しました。
つまり正解を探すことから選択することへシフトしたのです。

よく音楽アーティストになりたい人から、「私にはどんなジャンルが合ってるのでしょうか?」という質問を受けることがありますが、そんなときには必ず「あなたはどんな音楽をやりたいのですか?」と逆に質問を投げかけるんです。
よくあるのは、誰々から「あなたの声はロックぽいから、バンドを組んだらいい」と言われたとか、他人の意見に左右されることが多いんですが、それって自分にとっての正解を探すことになる場合もあるわけです。

もちろん他人のアドバイスにより花開くこともありますが、自分がそれを納得して受け入れたならいいのですが、納得してないのに受け入れて上手くいかなかったときに、他人のせいにしてしまいますよね。
だから「自分の意思で決める」ことが大事なんですね。
それが選択することですから。

もし自分が選択したことで壁にぶち当たったとしても、それは選択を間違ったのではなく、上手くいかないということを選択したということ。
その経験をとおして学ぶことがあったんです。

正しいか間違っているかという思考をやめて、常に自分が選択しているのだという意識でいることが、自分軸をしっかり保持することになります。
「間違ったのではないか」という捉え方はあなたに染み付いた思考のパターンの一つですから、「間違いなど存在しない」ということを再認識してください。

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