アフターコロナは元の暮らしには戻れない

残念ながら終息に向かったとしても、コロナが発生する前のような生活にはもう戻れないでしょう。
今回のことは世界的に大打撃を与え、現在も大混乱が続いていますが、これから先どこまで拡大するのか、いつ終息するのかは全くわかりません。

でも、冷静に客観的にみたら、これはどういうことなのか理解できます。
それは今までの異常だった社会が崩壊するということです。
お金のために命を削り、仕事のために自分を見失い、まるで奴隷のように働いていた社会っておかしくないですか?
社畜という言葉も生まれましたが、会社に自由を奪われ、でもそこに依存しなければならない社会が素晴らしいものとは思えません。
でもずっとその環境にいると、感覚が麻痺してしまって、生きるとはそういうものなのだと諦めてしまっていたのではないでしょうか。

コロナが強制終了を起こしたことで、これからどうやって生きていくのか、何が大切なことなのか、本当は何をしたいのか、自分は一体誰になりたいのかなど、真剣に考える機会を与えてくれました。
緊急事態宣言が出て外出も自粛しなければならず、リモートワークやテレワークでの仕事の時間が増え、または仕事自体がなくなって自宅でゆっくり過ごす時間があるのは何のためでしょう。
それは間違いなく、今後のことを考えるように与えられた時間です。

これから多くの会社やお店が破綻していくことになり、露頭に迷う人も増えると思いますが、なるべく早く今までのことを手放し、これからどうするのか決断することです。
時間が経てば経つほど厳しい状況になります。
もうどう転んでも元の状態には戻ることはないし、全ての機能が一旦停止すると言う覚悟でいたほうがいいでしょう。

今までの奪い合う世界が終わり、共に助け合う時代が来るのです。
これは理想論で言っているのではありません。
もう今までのやり方や価値観にしがみつくのはやめて、一刻も早く次に向けて準備をし、行動を起こしてください。

この3ヶ月でこんなに世の中が変わったんです。
ここから3ヶ月先どうなるのかどころか、来週や再来週どうなっているかすら見当がつきません。
当面生活が大変になるのはみんな同じだし、付け焼き刃的なことで時間を稼いだところで、根本的な解決にはなりません。

大いなるリセットをするのは「今」です。
こんなに大きな転換期を迎えたことがない私たちにとって、苦難の時であることは間違いないですが、気づけたこともたくさんありますよね。
まさかのウイルス蔓延で、一瞬で世界中の機能がストップするんですから。
人間が長きにわたって組み上げてきたシステムが、こんなにも簡単に崩れ去るなんて想像もつきませんでした。

間違った方向に突っ走ってきた揺り戻しでもあるし、ここで一旦清算することは、地球にとっても必要なことだし、宇宙の意思でもあるのです。
ただ、バチが当たったとかそういうことではなくて、ここをどうやってクリアし、次の素晴らしい時代を作っていくのかは、人類に与えられた大きな課題でもあります。

自分の中にある大事なことを思い出しましょう。
本当はこうだよなとか、人間はこうあるべきだよなという思いが心の中にありますよね。
そうです。もっとも純粋な「核」の部分にあるやつです。
それはとても大事なことなのに、なぜか今まで表には出せなかったのではないですか?

「綺麗ごと言ってんじゃないよ」って笑われたり、「世の中はそんなものじゃない」と否定されたりするのがオチでしたから、言葉にするのも抵抗があったかもですが、これからはそれこそが大事なんです。

今はしっかり自分と向き合う時間が取れる環境にあります。
逆になかなかこういう機会はないという言い方もできますが、どちらにしてもじっくりと自分について考え、今までの仕組みの中でどう生き残っていくのかではなく、最高に自分の個性を活かすにはどうすればいいのか、もしくは自分がどうなりたいのかを徹底的に聞いてみましょう。
その答えは必ず自分の中にありますから。

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