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自分が貫いてきたこと

若い頃にアルバイトでトラックの運転手をしていた頃、荷台に荷物を積みながら、ふと考えたことがあります。
楽な道と、明らかにしんどい道があったら、あえてしんどい道を選ぼうと。

なんかそうやって自分を追い込むのが好きだったんでしょうね。
その後に追い込みすぎて、何度も体を壊すのですが(笑)

あともう一つテーマとしてずっとあったのは、何か辛いこととか壁にぶち当たった時に、絶対逃げないということ。
それをクリアすることで成長できるというのを、なんとなく感じていたのだと思います。

だからといって、自分はそんなに強い人間じゃありません。
プレッシャーに押しつぶされそうになったことは何度もあったし、それで精神的に病んでしまった経験もあります。

でも今はそんな弱っちい自分を受け入れられるようになったんですよね。
全然否定的に捉えていないんです。
やってやるぜ!っていう勢いのある自分と、シュンとして情けない自分の両面があっていいってことを認めたのです。

まぁよく言えば繊細な面があるので、ちょっとしたことで傷付いたり、いつまでもクヨクヨと悩んだり、考えすぎて疲れてしまったりはありましたが、それが自分の個性なので、あとはそれをどうやってバランスを取るのか、自分が理解すればいいだけです。

楽器でもクルマでもなんでも、その個体のクセがありますから、プレイヤーであり運転手の自分が、上手に扱ってあげればいいだけのこと。

よく失敗はないと言われますが、それは本当で、上手くいかなかったとしても、それは次に活かすための素材でしかないです。
もし繰り返したとしてもそれを責める必要もなくて、なんで自分はダメなんだろうって落ち込むこともなく、再チャレンジするなり、違う道を選択するなりすればいいんです。

だって一回の経験で吸収できる能力がある人もいれば、三回くらいNGくらわなければわからない人もいるんですから。
人間の頭で考えたら、「一回で十分だろ!三回もコケてんじゃねぇよ!」ってことかもですが、宇宙の意識からしたら、それは全く関係ない。

ただここでも、成長したいから一所懸命やる人と、何も考えずに目の前のことを片付けることしか考えない人とは、結果的に大きな開きができます。
その瞬間はね。

でも全ての人に、またチャレンジする機会が巡ってきます。
それは今世ではなくて、生まれ変わってまたやり直すのかもしれない。
宇宙の法則としては、その瞬間だけ切り取ってOKとかNGとかジャッジしているわけではないので、その人にとって一番いい方法で成長できるように環境をセッティングしてくれています。
もちろん今ある環境もそうです。

頑張るのも手を抜くのも自由です。
どちらでもOKなんです。
その結果から学べるかどうかの方が大事。
手を抜いたことで、「あ〜。こうなっちゃうんだ〜」って気づくことがあれば、それでいいんじゃないですかね。

僕の場合は個性として追い込むのが好きだっただけで、それが正解ということではありません。
だから他の人にそうしなさいとも言わない。
でもやっぱり立ち向かっていく人が好きで、応援したくなる。

いろんな考え方や個性を持った人がいるから面白いんだし、そのなかで「自分」というものを理解し、行く先を見つけ、多くの経験を積めることが、本当に素晴らしいと思います。

僕もまだまだ知りたいことだらけなので、自然の中で自分と対話し、人との関わりの中で自分の役割を見つけ、新しい価値観を手に入れたいと思っています。


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