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これからどんな世界が展開してくるのか

何度か言ってきましたけど、大きいとか多いことのデメリットがもっとわかりやすい形で現れるでしょう。
身近なところだと、情報を受け取るのはマスメディアからではなく、パーソナルメディアが中心になる。
これはもう誰もが疑わないことだと思いますが、大企業とか、大都市とか、とにかく大きいことが手かせ足かせになってしまうことが多くなる。

逆に地方でしか流行っていなかった食べ物や文化がバズるとか、地方在住のなんでもない親父さんがあることをきっかけに大ブレイクするとか、そういうことも増えるでしょうね。
音楽アーティストはメジャーのレコード会社や事務所と契約せず、自立してやっていくことが主流になっていきます。

あとね、高級な物への関心が薄れるというか、豪華なタワーマンションとか、高級車、ブランドもののバッグとか靴とか、そういうものよりも、ハンドメイドの手作り感満載のものや、極めて庶民的なものの評価がグッと上がってくるでしょう。製造工程やストーリーが見えるものが人気になったり。

Twitterで流れてきた笑い話があって、タワーマンションのローンを払うために泊まりの仕事を増やした友人に、「だったら家いらないんじゃないの?」って言ったらムッとされたのだそうな。ちょっとウケたな〜(笑)
こういう矛盾も増えてくるでしょうね。目的を設定するのだけど、途中から何が目的なのかわからなくなったり、本末転倒なんてことも。

ビジネスにおけるマーケットという考え方も、有限から無限になる気がしています。例えば琵琶湖に万単位で釣り人が訪れて、毎日釣りをしたら魚は少なくなるし、奪い合いみたいなことになるかもですが、釣る場所が海になった瞬間に何が釣れるか、どんな魚がいるかすらわからない。

今までのマーケットは、マスメディアがコントロールしていてパイの奪い合いでしたが、メディアがインターネットになってからは、そもそも対象が世界だし、情報は自分から探すのでコントロールされることもありません。
ここが本当に大きく変わったとこですね。

YouTubeで発信する人も増え、広告収入で稼ぐ人もいれば、動画をアップしたことがきっかけで仕事が広がる人もいます。
YouTubeはすでに飽和状態だと評論する人もいますが、それはYouTubeをマスメディア的に捉えているからでしょうね。
空いてる席を探すとか、パイの奪い合いになると見ているのでしょう。

情報がパーソナルメディアに変わるということは、全国的にはほとんど知られていないアーティストが、全国ツアーに出れば市民会館クラスのホールが埋まるみたいなことです。
自分が全く興味を持たない物事にも必ずマニアがいて、そこにコミュニティーが出来上がり、それがマーケットにもなります。
だからマーケットというのは限られたものではなく、新たにマーケットが作られていくのです。そういう意味では無限だということです。

ここ2〜3年で世の中は大きく変わったけど、これからさらに加速しもっと変化することは誰もが疑わないでしょうし、こんなスピードで変化が起これば、今までのやり方や仕組みが通用しなくなることも想像がつきます。
3年後とか5年後は全く予想ができませんが、なんとなく流れを読むことはできますから、先を見通す感性は本当に重要です。

日々受け取る情報から選択しながら、空気や風を読み、流れをキャッチしないとですね。
テレビなどマスメディアは偏向報道どころか本当のことは発信しません。
コントロールするためのメディアだからです。

何度も言いますが、これからは「個」の時代です。
とにかく感性や感覚を磨き自分に頼ることです。
直感やインスピレーションなどを含め、自分が受け取るものはしっかりと受け取り、考えるのではなく感じ取ることです。
それが自分が持っているナビゲーションシステムなのですから。

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