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視点や心の状態で見えるものが変わる

アルコール依存症だった父親は、よくトラブルを起こして警察のお世話になったり、大怪我をして病院に運ばれたりしましたが、迎えにいくと酩酊状態ながら口にしていたのは、「オレには楽しみが何もない」でした。

普通に体は動くし病気をしてるわけでもないのに、楽しみがないというのは楽しいことを見つけることができない、もしくは楽しめない思考パターンに陥ってるだけだと当時は思っていました。

よく言うじゃないですか、「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」って。
まさにそういうことなんだなっ〜って。

あとね、自然が豊かな地方を訪ねたあと、その地方出身の人に「とってもよかったよ」と伝えても、「何にもなかったでしょ」って言われること多いですが、これも同じでその土地にずっと住んでた人には、地元のよさがわからなかったりします。
これは移住先でもよくある話で、長く住んでる人にとってはその場所の素晴らしさが当たり前すぎて見えてないんですよね。

幸せっていうのも人によって基準や観点が違いますが、同じような環境にいても幸せを感じる人もいれば、つまらないと感じる人もいるわけで、これはもう受け取り方というか、どこに視点があるかによります。

気に入らないというフィルターを通して見る人にとっては、大概のことがつまらないし、楽しいというフィルターを通して見ている人にとっては、何を見ても楽しむことができます。

これって全て心の状態と言っても過言ではありません。
心の状態によって世の中の見え方が全く違ってしまうのですが、心の状態というのは自分で管理してコントロールすることができるので、毎日を面白くするのもつまらなくするのも自分次第なんです。

ここに気づくことができたら、絶対楽しいほうがいいよねってなるはずですが、つまらないと感じている人は、自ら「つまらないこと」を選択してるので、他人にはどうすることもできません。

心の状態が外に映し出されていると言われますが、それはそのとおりで何を見て何を感じ、何を受け取るかはその本人次第です。
世界は自分が創り出しているというのはそういうことです。
だとしたら自分の責任において、自分が住む世界を素晴らしい場所にしていきたいですよね。

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