初めて生演奏を聴いた衝撃

小学生の頃は、グループサウンズと呼ばれたバンド形式のグループが大人気で、沢田研二さんの「ザ・タイガース」やショーケン(萩原健一)さんの「ザ・テンプターズ」を筆頭に、数多くのグループがデビューして、若者を中心に多くの人を魅了していました。

学校からの帰り道、テレビやレコードでしか聴いたことがないグループサウンズの曲が聴こえてきて、夢中になって音が鳴っているところに走っていったところ、住宅街の空き地にドラムやアンプを並べてお兄さんたちが演奏をしていたんです。
きっとどこかで演奏をするためのリハーサルだったのだと思いますが、その音圧というか、ドラムやエレキギターの音を初めて生で聴いた衝撃は今も忘れられません。
本当にね、血が湧くような感じですよ(笑)

当時はコンサート会場で失神してしまう女性ファンもいましたが、なんかわかるような気がします。
本物と会えたという感動と興奮で意識を失うんでしょうね。
小学生の僕が、コピーバンドの生演奏を聴いただけであんなに興奮するんですから。

大人になってから、営業の仕事でグループサウンズの方々と対バンすることもあって、その時は本当に楽しかったですね〜。
ブルー・コメッツのジャッキー吉川さんの真後ろで、ずっとドラムを聴いていた時もあったし、ザ・ジャガーズの演奏を聴いた時も、ステージ袖で興奮したのを覚えています。
残念ながらボーカルの岡本信さんは10年ほど前に亡くなっていますが、子供の頃にテレビで見たイメージがそのまんまで、「わ!芸能人だ!」みたいな感動がありました。

やっぱり最初の衝撃ってすごいですよね。
それが生演奏でなくても、ラジオで初めてビートルズやストーンズ、ツェッペリンなど、スーパーなバンドを聴いた時に、ハンマーで頭を打たれたような衝撃を受けた人も多いでしょう。年齢層は高そうですが(笑)


ということで、動画はザ・ジャガーズの「君に会いたい」です。
しっかし、衣装が懐かしいっすね〜。



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