音楽業界の崩壊が早かったのはある意味ラッキーでした


音楽業界について頻繁に記事を書いた頃もありましたが、最近はその話題に触れることはほとんどありません。
それはみなさんが現在の状況を知り、それぞれの道を模索し、行動に起こし始めたからというのが大きい理由の一つです。

今のところ、音楽だけで食べていくのはとても厳しい状況が続いています。
先日の記事、神聖かまってちゃん・ちばぎんの脱退から見る、バンドマンのお金事情を読んだ人も多いと思いますが、メジャーデビューしても家族を養うことができないほど、音楽業界は衰退しました。

音楽業界は、CDが売れなくなったことで機能しなくなりましたが、崩壊するのが他の業種より早かったし、徐々に衰退していったので、何らかの形でリセットするのに、少し時間的余裕がありました。
ところがそれからあっという間に、様々な業種や業界で、突然死のようなことが起こり始め、準備も何もできないまま沈没ということも珍しくありません。

僕自身も2008年を境に、自分の仕事について考えるようになり、2017年頃から強制終了的なことが起こり始め、一旦音楽から離れ、次に向けてリセットするための準備に入りました。
準備というと聞こえがいいですが、何をどうしていいものやらわからなくなった時期もあり、今までのやり方や考え方、価値観を手放すのは容易ではありませんでした。

でも今となっては、音楽業界の崩壊が早かったことはラッキーだったと感じています。
比較的早期に、今までの仕事のやり方をやめる決断をしなければならなかったのは、結果的に時代の流れに対応する適応力を鍛えるのには役立ちました。

これからは「適応力」が大事になります。
生物の中でも、適応する能力がある種が生き残ってきています。
これだけ激動の世の中は、あまり体験することができないし、しかも経験したことがないスピードで変化していきます。
3ヶ月前に判断したことが、もう今は役に立たないとか、半年後に人々の思考がどう変化するのかも予測が立たない。
もうね、適応していくしか方法がないです。
テレサ・テンじゃないですけど、「時の流れに身を任せ」ですよ(笑)

自分の力でどうこうするより、宇宙にお任せして、受け取ったインスピレーションに従って行動を起こしていく。
自分の魂がどう反応しているかという基準で物事を判断する。
これって今までの価値観からしたら、「ハァ??何言っちゃってんの?」ということかもしれないですけど、今までの常識が通じなくなった以上、自分に聞いてみて判断するしかないんですよ。

将来は素晴らしい世界が展開することは間違いないのですが、その前に今までのものを全部壊して、一旦更地にしなきゃならないんです。
そりゃあ痛みを伴うなんてもんじゃないですって。
第二次世界大戦で、日本は大変な目にあいましたが、焼け野原から復興していったように、今度は地球全体が焼け野原になって、そこから素晴らしい世界が展開していくんです。

今までは「モノ」の時代でしたが、これからは「心」の時代です。
物質的な繁栄よりも、心の充実が大事で、目に見えないものを大切にするという価値観に変わっていきます。
自分だけが儲かる、自分だけがいい思いをするという価値観では、生き残っていけません。
それは今の地球の波動と合っていないからです。

お互いが助け合い、思いやりを持って接するという社会になりますので、古い価値観の人は、居場所がなくなるんです。
どんな場所で、どんな暮らしをし、何を仕事にするのか、根本的に考え直す時にきていますから、インスピレーションや直感に従い、行動を起こしていきましょうね。

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