サラリーマンとビジネスマンの違い

サラリーマンとは直訳すると給与をもらって働いている人となりますが、僕がサラリーマンという言葉を使うときの意味は、経営者感覚がなくて、いい大学を出て安定した企業に就職することを目的とした人のことを指します。つまり会社に雇われているという感覚の人がサラリーマンで、社畜とは言いませんが、会社のいいなりになってしまっていて、自分軸がない人のことです。

対してビジネスマンとは実業家や経営者の意味で使われていますが、会社勤めでも経営者的感覚を持ち、精神的に自立している人のことで、独立したとしてもやっていけるだろうし、会社に残ったとしても幹部になるようなタイプの人のことです。

いよいよこれからサラリーマンタイプの人は厳しい時代に突入したことは間違いないです。会社がずっと安定したままでいられるなんて幻だし、図体が大きいほどこの急速な価値観の変化に対応できないですから、内部から崩壊してあっという間に破綻というのは想像がつきますよね。

僕がレコード会社にいた頃も、サラリーマンタイプの人はたくさんいて、先輩に「将来何をやろうと思ってるんですか?」と質問しても、会社の中のどの部署に行きたいかという話しか聞けなかった時は衝撃を受けました。
ずっとこの会社にいるつもりなんだ〜って。
自分も育ててもらったし、素晴らしい会社であったことには間違いないですが、当時は就職したら定年までいることが常識というか、そういう生き方の人が大多数だったので、なんかめっちゃ違和感があったんですね。

最近「働き方改革」という言葉をよく聞きますが、本来は「働くための意識改革」なんじゃないかと思ってて、雇ってもらって給料をもらうという意識から、自分の個性を活かし、自己実現することで何らかの利益を生み、結果として報酬を受け取るのだという意識への変換が求められている気がしてます。

最初から会社という入れ物があって、そこに入ることによって仕事がもらえ、給料を受け取れるということではなくて、ある目的を達成するために、必要なノウハウや技術を持った人たちが集まるのが会社というイメージです。

キングコング西野さんのオンラインサロンは、月々の会費を払って参加し、様々な情報を得ることができるのですが、それだけではなく、例えば西野さんがミュージックビデオを制作する際に、サロンのメンバーからスタッフを募集し、提示した予算の中から報酬を支払うというスタイルをとっています。これも新しい会社というか組織形態の一つでしょう。

今回のコロナのことで簡単に経済が止まるということも経験したし、一瞬にして世界中が麻痺するのも目の当たりにしました。
すごいスピードで世の中が変化していて、おそらく今までの会社という組織、仕組みは終わっていくはずなので、当然仕事に対する意識も変わらざるを得ません。

でもこれは明らかにチャンスなのです。
意識を変え、働き方や生き方を変える時がきたということですから。
この変化の波を乗り切るには、まず今までの価値観を手放すことと、直感に従い、情報を集め、行動に移すことです。
くれぐれも元に戻ろうとはしないでくださいね。




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