周りと同じやり方では埋もれてしまうということを自覚する

今後は個人レベルで発信し活動していくことが主流になるので、その方法は自らが編み出していかなければなりませんし、特に他の人たちと差別化するということを念頭に置かなければなりません。
例えばCDを作ってライブで売ってというような繰り返しでは、なかなか広まっていかないし、発信するにもツールがたくさんあって、それぞれの使い方は目的によって様々ですが、ほとんどのアーティストが活用していますので、より自分らしいというか、工夫をする必要があります。
たくさんの人が活動するその中で、目立つ、もしくは選んでもらうことが容易ではないことは誰もが想像がつきますからね。

ではどうやって差別化して目立つようにするのか、もしくは選んでもらえるようにするのか。
ここが超重要な課題となります。

そのためには自分を知ることが原則で、自分をどうすれば生かすことができるのか、自分の個性はどんなところで、そこをどういう切り口で見せれば伝わるのか、そういうことを自分で考え見つけることです。
言い方を変えると、常に自分のことを客観的に見るってことですね。

日本人は島国で単一民族なので、いろんな人種や文化が入り混じっているわけではないし、学校教育ではみんなと一緒とか、平均的であることがいいと思わされてきたので、目立ったり尖ったりすること、個性的であることが苦手です。

でもこれからはあなたが何者であるのか、どんな技を持っていて、どんなキャラクターなのか見えてこないと、確実に埋もれていきます。
それは音楽だけでなく、タレントや芸人も同じだし、デザイナーやカメラマンなどのクリエイターもそうだし、税理士や助産師などなどフリーで活動する業種全てにおいてそうだと言えます。

だからと言って奇をてらったことをするのではなくて、普段からどこかにアイデアが転がっていないか注意してみておくことです。
それはアンテナを張るという言い方もできます。

全く違う業種や関連性のないものでも、面白いアイデアや流用できるものはたくさんあって、要はそれに気付けるかどうかということと、眼に映るものすべてに対する視点や、入ってくる情報を処理する能力が求められます。
つまり今までは情報を受け取る側としてなんとなく見ていたものを、発信する側の視点で受け取れるようになることです。

マスメディアから一方的に情報を受け取るだけだった頃は、プロモーションするのも今より容易でした。
大衆がこちらを向いていてくれて、そこに向かって発信すればよかったのですから、マスメディアの力を借りれば、音楽もファッションも商品も売ることができたんです。

もう今はすっかり時代が変わってしまって、ユーザーが欲しいものや知りたいことを自らが探しにいくという流れになりました。
だからこそ自分はここにいるのだとアピールする必要があるんです。
見つけてもらえるように狼煙をあげるんです。

ありがたいことにネットで発信することには大した経費がかかりません。
スマホがあればほとんどのことができます。
あとはあなたがそのツールを使って何を表現し、どうアピールするのかということ。
超重要なのは物事を見る視点と発想力です。
そして誰かの力を借りなくても、自分次第でなんでもできるところが最大の魅力です。
迷ってる時間があったら、まずは試しにやって見るということでいいと思います。
自分流でいいんです。
決まったやり方があるわけではないので。
そして今から始めることができますから。



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