本人が気づかなければ依存体質は変わらない

やっぱりね、人間は自分の意思で行く先を決め、自分の足で歩き、自分の使命に気づき、行動を起こし、その達成感を味わいたいがために生きてるんですよ。

ということは、常に「自分」というものを意識し、「自分」に軸を置き、何事においても「自分」を優先しなけらばならないってこと。
これを放棄してはならないんです。

たとえ素晴らしい師匠がいて、その人が言うことが全て正しいと思っていたとしても、それが自分にとって全部当てはまるわけではありません。
もし師匠の言うとおりに行動してるとしたら、それはロボットです。
しかも一生師匠を超えることなんてできません。
弟子としての最高の恩返しは、師匠を超えることなんですから。

依存というのは、著しく人間の成長を阻害します。
そして厄介なのは、依存していることに本人が気づけないということ。
共依存も同じです。
両者ともに気づくことが難しいんです。

なぜそこまで言い切るかというと、僕自身がアルコール依存症の父親との関係において、共依存に陥っていた経験があるからです。
親子ですから良かれと思ってフォローしていたことが、共依存という関係を招いていたことを知った時はショックでした。
父親をフォローすることで、結果的にまた酒を飲めるという環境を作ってしまっていたからです。

まるで姉妹のように仲のいい母親と娘の間にも共依存は起きやすいです。
家族も周りの人たちも、仲がいい親子としか見えていないですから、これも本人たちが気づくのは難しいです。

特にこれからは「精神的な自立」がキーワードになるので、特に人間関係においては依存を避けたいものですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?