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身内と縁が薄い家族もある

どういう理由かわかりませんが、ウチの家族は近親者との縁が薄いようで、家族の縁が濃い話を聞いたり見たりすると、不思議な感覚になります。
もちろん家族仲がいいのは素晴らしいことですが、家族以外の人たちと、お互い援助やサポートをし合いながら生きていく人生もあると思うんですよ。

自分自身のことを振り返ると、親から愛情を受けてきたことには感謝していますが、価値観も違えば人生観も全く違うので、そういう話題について話をしたこともないし、高校を出てからは実家に帰るということもあまりなかったように思います。
両親共に歳をとって、こちらがサポートする立場になってから再び同居するようになったので、その時には馴染むまで時間がかかったことを覚えています。

親の立場になってからも、子供は高校卒業後すぐに独立したし、現在も子供から連絡が来ることは基本ありません。でも決して仲が悪いということではなくて、自分と同じように、出会った仲間たちとサポートし合ってやっているのだろうから、それでいいと思っています。

実は弟とも冠婚葬祭の時ぐらいしか顔を合わさない関係で、母親が亡くなったときに、初めて二人きりで酒を飲んだくらいですから、その付き合いの薄さはわかってもらえると思います。
でも弟とも仲が悪いわけではないし、年に1〜2回は連絡をとることがあるといったとこですね。


話は戻りますが、親に対して感じていたことは、親であることには間違いはないのですが、どこか他人のような気がしてならなかったのはあります。
これは人によるかもですが、身内感がほとんどありませんでした。
そしてその理由は全くわかりません。

もしかしたら家族という単位に縁がないのかもです。
子供の頃、親と一緒に家族旅行に行ったことは一度もなくて、定年後に僕が企画してあげて、北海道や沖縄や九州に連れて行ったことはありますが。

誕生日のお祝いもしてもらったことないし、端午の節句やなんやとイベントごとも全く経験ありません。
何度も言いますが、だからといって機能不全家族ではないし、仲が悪かったわけではないんです。

まぁ一般的な家庭ではなかったかもしれないですけど、そういう家族だから不満があったということもないし、自分の中では家族とはそういうものなのだと理解したのでしょう。

人それぞれですから、家族に対しての考え方もいろいろです。
でも育った環境は、その後の人生に大きく影響するし、人格形成のベースになるので、本当に大事な場所だなとつくづく思います。


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