古き良き昭和の歌謡曲

ジャケ写がなぜ学生服なのかということは置いといて(笑)、森進一さんの大ヒット曲の一つがこの「港町ブルース」です。
僕の親の世代がよく聴いていた古い曲ですが、今こうやってあらためて聴くと、よくできた曲だなぁと感心します。
プロの仕事だなぁと思いますね。

ご存知のように「ONE OK ROCK」のTakaさんは、森進一さんの奥さんである森昌子さんとの間の長男です。
先日記事にした藤圭子さんと宇多田ヒカルさんと同様、演歌歌手のお子さんがポップスで大成功するのは、もう血筋としか言いようがないですね。

子供の頃、森進一さんが歌う「古賀メロディー」のアルバムが家にあって、かなり聴き込んでいたんですが、森さんのオリジナル曲ではないのに、僕にとっては森さんの曲だというくらい、体に染みついています。
子供の頃の環境って怖いですね。もしこのアルバムが家になかったら、森さんも古賀先生も、ほとんど知らずにいたことになりますからね。

なんでこの曲をピックアップしたかというと、先日青森から函館まで津軽海峡フェリーに乗船して、函館に着く直前に繰り返し頭の中で流れていたのがこの曲です(笑)
作詞は深津武志さんとなかにし礼さんで、作曲は猪俣公章さんという、この時代を作ったプロ中のプロの作品です。

ちなみに頭の中で流れてた一番の歌詞はこの4行です

背のびして見る海峡を
今日も汽笛が遠ざかる
あなたにあげた 夜を返して
港 港 函館 通り雨


ワンコーラスが4行って今はないですよね〜。
しかも4行で函館が完結してるし。
二番は宮古、釜石、そして気仙沼まで行っちゃうんですから(笑)
昔はこういうご当地ソング的なものが多かったですね。

こういう古い作品の中にもこだわりとクリエイティビティがあるので、温故知新って大事なことだと思いますね。
古臭いな〜と聴き流してしまうのには惜しいです。


あまり分厚くなくスッキリしたアレンジと、ボーカルはほとんどエフェクト処理がされてないのも斬新です。



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