都会の生活と田舎暮らしはどちらも楽しい

一番長く住んだ街は東京です。
23区内あちこち転々としましたが、東京都内に住んだのはトータルで26年で、人も情報も刺激もたくさんある街で、本当に充実した時間を過ごすことができました。

東京に出る前、つまり高校生の頃は、父親の仕事の関係で、静岡県の大井川町(現焼津市)に住んでいて、焼津駅までバスで40分ほどかかるし、しかも一時間に一本しかないという、まさに陸の孤島でした。
自然は豊かでしたけどね。

ま、わかりやすくいうと、田舎もんが東京に憧れてでていったわけですが、当時は何ごとも東京が中心で、何かを目指すなら、東京に行くしかないという時代でもありました。
もちろん音楽も、田舎にいながら活動するのは、ほとんどアマチュアミュージシャンだけでしたからね。

レコード会社でバリバリ働いていた30代前半の頃、先輩の勧めでキャンプにを始め、道具も揃えて毎年のように北海道に行くようになりました。
特に道東が好きで、屈斜路湖の近くに小さい家を買って、そこをベースにアウトドア生活を楽しんでいました。
でもあまりに遠すぎて、だんだん足が向かなくなりましたが。

そして今年の初めに函館に移住したのですが、適度な田舎感を楽しみつつ、ぼちぼち暖かくなってきたので、アウトドア生活を始めようかなといったところですが、都会にいたらアウトドアの遊びも遠くへ行かなければならないし、手軽に山や海、湖がある場所に行けるのはありがたいです。

昔のように何をするにも東京ということでもないので、流行りのアドレスホッパーのように、住所を持たずに生活することも選択肢の一つです。
田舎暮らしを楽しみながら、たまに東京に行って人に会ったり打ち合わせをしてくるという、二拠点生活をする人も増えましたしね。

都会と田舎のどちらを選ぶ?と聞かれたら、個人的には田舎を選択します。
やはり自然が豊かな場所にいると、精神的に安定するからです。
10年ほど神奈川県藤沢市に住んでいましたが、都内への通勤圏なのに、海や山が近くてとても暮らしやすい場所でした。
ミュージシャンやデザイナーなど、移住するクリエイターも多かったですけど、都内にいるより五感が冴えるということをよく言ってましたね。

僕自身はまた都会に戻ることは考えていないですが、都会には都会の良さがあるし、同じように田舎には田舎の良さがあります。
どちらを選択するかは個人の自由です。
仕事の内容ややり方、生活、趣味など、選択肢がとても増え、自分に合った生活スタイルを選ぶことは、人生を充実させることでもあります。

ネットさえ繋がっていれば、どこで暮らしてもOKなので、これから先はどんな場所に住んで、どんな暮らしをするのか、じっくり考えたいですね。

クルマで30分かからない場所にこんな風景があるのは幸せです。
それが北海道の魅力であり、この場所を選んだ理由でもあるんですけどね。


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