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あらためて思うセルフプロデュースの重要さ

大昔は作詞家&作曲家の先生がいて、楽曲を提供してもらうことで職業としての歌手が成り立っていました。
ところが今はどうでしょう?
歌手はオリジナル楽曲を自作することが前提だし、アレンジも含め、自分で音楽ソフトを使ってレコーディングすることも一般的になりました。

さらにSNSで作品や自身のキャラクターを発信してプロモーションし、ファンを獲得するようなことが珍しいことではありません。
これだけ見ても、時代とともに大きく環境が変わったし、またそれに対応できなければ活動することも難しい状況です。

歌うためには、それに付随する全てのことを自分でやらなければならない、つまりセルフプロデュースすることが、音楽活動を続けていくことの条件になっているのです。

お笑い芸人も構成作家にネタを書いてもらうのではなく、自作するのが当たり前だし、芝居でも脚本家にお願いするのではなく、役者が脚本まで書くという流れもできつつあります。
漫画もそうですね。原作者がいて漫画家がいるという時代もありましたが、ストーリーまで作るのが漫画家の仕事です。

芸能は、マスメディアなくしては成立しなかった時代が終わり、SNSなどのパーソナルメディアが中心となったため、一旦リセットされて旧体制の分業制が終わったのです。
それはマルチな才能を持ち合わせていないと厳しいということでもあるし、他人を頼ってはならないのです。
できることはなんでも自分でやらなきゃなんないのですよ。

作品を創作した人が受け取ってくれる相手に届くところまで、全て責任を持ってやらなければならないし、またそのやり方やシステム作りも自分で考えなければなりません。
もちろんそれぞれの分野に詳しい人にアドバイスをもらうのもいいですけど、自分が責任者であることに違いはありません。
「わからないから誰かやって〜」ということが通用しないのです。

今までのやり方が通用しなくなったということは、それをやめて新しくやり方を構築しなければならにということだし、それも誰かが教えてくれるわけではないので、自分で研究し試してみるしかないのです。
なので教えてもらうことに慣れている人にとっては、今まで使ってこなかった脳を使わなければならないので、慣れるまでは大変かもしれません。

これはどんなビジネスにも当てはまりますが、他の誰かを頼らなくても仕事を作っていくことができる世の中になりました。
なんとなく今までのやり方を続けていたり、時代の流れを読む努力をしていなければ、あっという間に取り残されます。
本当にあっという間です。


でもラッキなーことに、ネット上にはたくさんアイデアが転がっています。
スマホやパソコンでいつでも探すことができるし、いただけるアイデアは拝借すればいいのです。
今ってほとんどのことはネットで検索すれば行き当たりますよね。

セルフプロデュースでやっていくことのメリットはいくつかありますが、その中で最も大きいのは、ビジネスとして大きく展開したときに、ある一部分をパートナーに任せることができることです。
他の誰かに一部を任せたとしても、自分自身が全体を把握することができるので、何か物足りないとかおかしいと気づいたら修正できます。
なので一旦自分が全部やってみて、軌道に乗ったらその一部をパートナーに渡していけばいいのです。

まず最初は自分でなんでもやってみる。そしてある程度形になったら必要に応じてパートナーを探し、常に情報を収集して他の人のやり方も研究することが大事です。
あなたもセルフプロデュースの達人として活躍されることを願っていますので、ぜひ!自分を信じて自分の力で壁を乗り越えていってください。


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