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反発から生まれる文化

団塊の世代の人たちは、世の中の矛盾や社会の体制に反発する手法が学生運動として現れていましたが、やがてそれが校内暴力という形に変化し、今現在は不登校という流れになってきています。

これって感性豊かな若者たちが、世の中の矛盾に対して反発したり、そこから離れていこうとしたりして、形は変わっても意思表示をし行動に移してきた歴史だと思います。

抑圧されたときにエネルギーをどう解放していいかわからず、それが暴力となったり、逆に無気力になったりして、なんらかの解決方法を模索してきた結果なのでしょう。

中にはそれを文学や音楽のような世界で表現する人たちもいて、それが共感を呼び、作品として今も愛される小説や楽曲もあります。
個人的には高校生の頃に吉田拓郎を聴いて育ったので、メロディーやサウンドだけでなく、歌詞の世界観からも影響を受けましたが、一世代上の人たちの感覚だと受け止めていた記憶があります。

1980年代後半は尾崎豊が圧倒的に若者の心をつかみましたが、きっとこの「15の夜」の歌詞のような青春時代を過ごした人もいるでしょう。

盗んだバイクで走り出す 行き先も解らぬまま
暗い夜の帳の中へ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした 15の夜

なんか懐かしいっすね。このエネルギー感😭
まぁ同世代の人たちは、永ちゃん率いるキャロルとか聴いてたかもだけど。

最近のJ-POPは優しさだったり思いやりだったり、ソフトで暖かい感じの楽曲が多くて、それも時代だなぁとは感じていますが、なんでしょう?思いっきり昭和な時代に育った自分としては、今どきの尾崎豊みたいなアーティストもいて欲しいなぁなんて勝手に想像しちゃいます。

この年齢になると反発もクソもないですけど 笑、音楽を生業としてきた立場としては、バリエーションというか、もっといろんな世界観の楽曲があってもいいのかなって。

一時的なことかもしれませんが、バンドサウンドもみんな似てきてしまってるし、美しいとかカッコいいのもいいですけど、なんじゃこれ??っていう存在感のアーティストもいて欲しいんだよな〜。

まぁ今日はちょっと独り言を言ってますけど、反発から生まれる文化っていいよな〜って気づいた朝でした。
育った時代にもよりますが、やはりリアルタイムでそれを経験しているのとしてないのとの違いというかね。

どちらにしても作品にエネルギーが乗ることって大事だと思っていて、作者の想いや思想、波動も伝わるんですよね。
それが音でも絵でも彫刻のような個体でも。

これからどんな世の中になっていくかはわかりませんが、より波動が如実に現れるし感覚的にもわかるようになるはずです。
合う合わないがハッキリするし、より自分が生きる世界を創造しやすくなることは間違いないでしょうね。


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