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マンガ蔵書紹介 地域情報誌LIPへの寄稿より

2020年7月からマンガライターの仕事をしていますが、その前に、ライターとして記事を掲載してもらったのは大阪府枚方市の公共施設で無料配布されている地域情報誌LIPが最初でした。

そこで書いた記事は、お手伝いしているフリースクールのコンサートの記事だったのですが、この経験がベースになって今のマンガライターのお仕事があるので、ありがたい限りです!何か近いことをやったことがあると人間ハードルが高くなっても「出来るんちゃうか?」と、勘違いするようで、スモールステップ大事やな、と思う瞬間です。

その後、マンガ文庫を始めるにあたっても、記事を書いてみないかと誘っていただいて、始めたよー!という記事を掲載していただいたあと、蔵書紹介を書いてみない?と継続的に記事を寄稿させて頂いています。

11月号に寄稿したマンガ蔵書紹介は、『読書の秋』をテーマにしたマンガを2冊紹介しました。どちらも、お近くの図書館に原作がきっとあると思うので、是非親子で楽しんでください。

図書館戦争&図書館戦争 別冊編 

原作:有川ひろ 作画:弓きいろ
図書館戦争 全15巻 図書館戦争 別冊編 既刊9巻

あらすじ
『図書館戦争』の舞台は2019年の架空日本。公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」が成立して30年。行き過ぎた検閲から良書を守るための組織・図書隊に入隊した1人の新人隊員・笠原郁を始めとする図書隊が国家権力である良化特務機関に立ち向かうストーリーです。

おすすめポイント
2008年 SF作品に贈られる星雲賞を受賞した 有川ひろさんの同名小説「『図書館戦争』シリーズ」を少女マンガ感満載に描く完全コミカライズ作品です。図書館戦争は知っているし読んだことがあるけど、別冊編があったなんて!と驚く方も多いです。ジャンルとしてはライトノベルなので、若者向けかと思いきや、作者の有川さんは「大人向けライトノベル作家」というちょっと珍しいタイプの作家さんなので、ラブラブな恋愛ものでもなく、アニメの原作のような「萌えキャラ」が出てくるわけでもなく、どの世代の方が読んでも読みやすい作品です。娘さんやお孫さんと一緒に読める作品です。

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すぐ死ぬんだから

原作:内館牧子 作画:くさか里樹 2巻完結

あらすじ
「終活なんて一切しない!それより今を楽しまなきゃ」78歳の忍ハナ(オシ ハナ)は、60代の頃に実年齢より上に見られたことがきっかけになり、「人は中身よりまず外見を磨かねば」と、容姿に気を配るようになりました。仲のいい夫 岩造(イワゾウ)は、気恥ずかしいほどハナを褒めて周囲にも自慢する愛妻家で、平凡だけれど何不自由なく暮らしていましたが、夫が倒れたことから、思いがけない衝撃の事実を知ります。ハナは夫の裏切りとどう向き合い、乗り越えるのか!?

おすすめポイント
大河ドラマ「毛利元就」、NHK連続テレビ小説「ひらり」「私の青空」など、数々ヒット作を手がけた脚本家・内館牧子さんによる同名小説を『ヘルプマン!!』でリアルな老人介護を描いた、くさか里樹さんが担当されている作品です。2020年8月23日から三田佳子さん主演でドラマ化されました。キャッチ―なタイトルは、外見に気を配る方を「若づくり」だとか「人は中身」と反対する方はいっぱいいるし、「どうせすぐ死ぬんだから」というお年寄りが多いことを受け、原作者の内館牧子さんがあえて選んだタイトルだそうです。

「ナチュラル」と「不精」は違う。「楽(らく)」は自分を大事にしているようで、将来の自分に関心がないのかもしれません。子育て、孫育てに奔走している方に読んでほしい作品です。

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