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架空の子どもに浮気

先日、子どもの送別遠足に持っていくお弁当を作るために、元々、早起きしようと思っていたのですが、早く起きすぎたので、のんびりYoutubeを見ながらストレッチをしていました。

すると、息子も起きてきました。時刻は、5時20分。いつもより1時間近く早起きです。

私が、のんびりストレッチをしていたからか、息子ものんびり過ごしていました。そして、私がお弁当を作り出してバタバタし始めたときに、

「ママ、レジャーシートってどこにある?」

と聞いてきました。
そこで、なぜか、私、ぷっちーんとなってしまい

「え?!なんで前の晩に言わないの?ていうか、早く起きたんだからもっと早く準備しておけばよかったじゃん!」

と、つい、感情的に怒ってしまいました。
そもそも、1人のんびりストレッチタイムを邪魔されたところからモヤモヤが始まっていたように思います。

いやいや、前の晩に、一緒に確認してあげればよかったし、今朝は、私がのんびりしてたから彼ものんびりしてたわけだし、なぜ息子だけのせいにしちゃってんの?!
なんで、「家を出る前によく気付いたね!今度から夜確認しようね。レジャーシートはあそこにあるよ」と優しく言えないのかしら…


と頭の中で猛省し、お弁当作りがひと段落したときに

「ごめんなさい。あなたのせいにして。ママも悪かったです。」

と謝りました。お恥ずかしい話です。

「なんで、〇〇なの⁈」と子どもに言ってしまっている時は、自分が良いメンタルではないと最近、薄々気がついています。


この出来事についてアドラー心理学のカウンセラーの方とお話ししました。
それでわかったことを次にまとめたいと思います。


自分が思い描く理想の自分と現実の自分との間に落差を感じる時に劣等感を抱き、理想の自分に近づくために何らかの行動をする

怒りを使って息子を叱りつけた時は、

「前の晩から進んで自分で準備する息子、それをさせられている母親」

というのが、理想の自分になっていてそれに近づくための行動をとっていた。

「架空の子どもに浮気してたんですねぇ〜」

とカウンセラーの人に言われて衝撃!何でも完璧にできる子どもなんて気持ち悪いし、現実にはそんな子はいない。知らぬ間に完璧な息子を自分の理想にしてしまっていた。

では、息子を叱りつけた時、その後、どうなって欲しいと思っていたからそうしたのか。本当の理想ってなんだったのか?

「ゆったりと準備して、笑顔でいってらっしゃいと言ってお別れしたかった」

叱りつけてしまったらその後、息子は、
「よーし!遠足楽しみ!いってきまーす!」とは、心から言えないし、私ももやもやしたままになってしまう。

叱るのではなく別の手段でレジャーシート問題に取り組んだ方がよかった!

つい、子どもに完璧さを求めてしまいますが、私自身、忘れ物をたくさんするし、おやつも我慢できないし、全然完璧ではありません。それでも、働けているし、楽しく生活できています。
子どもの行動にイラッときてしまったとき、

自分は本当は、どうなって欲しいから、今、感情が動かされているのか

ということを考えていけたらいいなと思います。

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