中期経営計画の意味


こんにちは、ステラ・システムズCEOの原です。 ステラ・システムズでは「予算を簡単に」をミッションに、みんなが簡単かつ迅速に予算(単年度のみならず複数年度の中期経営計画・事業計画含む)を策定・モニタリング・修正できる世界を目指しています。特に、スタートアップの資金調達のための予算策定、資金調達後の予算実績分析のモニタリング、予算修正を応援しています。

さて、本日は中期経営計画(予算より長い3~5年の計画)の意義について書いていきます。現状のVUCAの時代(V=Volatile(不安定)、U=Uncertain(不確実)、C=Complex(複雑)、A=Ambiguous(曖昧)という4つの単語の頭文字をとったもの)に複数年の計画には意味があるのでしょうか?

回答としてはあります。その理由を書いていきます。
①中期経営計画はビジョンを数値面で説明できる。
ミッションは会社の社会的使命や存在意義ですが(当社の場合は「予算を簡単に」)、ビジョンはミッションの達成を通じて目指す組織の理想像です(当社の場合は「予算のMF・freeeになる)。例えば、当社の場合だと、3年以内に100社にシステム提供を目指しており、この数値はビジョンの途中経過を表すものだと考えています。一度数値化すれば、そのためには何をしようかと施策を考えることができます。計画のスパンが長ければ長いほど、そこに出てくる数値はビジョンをより実現しているともいえるので、長期的な施策を考えるに適しています。

②1年の予算しか作らないと、社内に短期的な利益を追求するインセンティブが強くなってしまう。中期経営計画で方向性がわかる。
1年間の予算のみを作る場合、どうしても視点が短期になってしまいますが、複数年分作ることによって会社の方向性を示すことができます(例えば、3年後には海外拠点を出すので、来年は海外拠点の責任者になる人を採用し、2年後にはフィージビリティスタディを実行する等)。

③中期経営計画を作る過程が経営者にとって頭の体操・リスク対策になる。
これから3年~5年に起こることを正確に予測するのは不可能です。しかし、経営サイドがこれから数年間でどのようなことが起こるかを考え、それに対して打ち手を想像することは経営者にとって頭の体操になります。何事も一番怖いのは、予想していなかったものです。予想しておけば、慌てず対策を立てられます。

ステラ・システムズが提供する予算システムでは、簡単に複数年度の中期経営計画を立てることができます。何か気になることがあれば、hara.dsk.stella@gmail.comまでお問い合わせください。

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