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【映画】「春画先生」 塩田明彦監督

試写会が当たって、上映前に観に行ってきました。


試写会の上映場所がラブホ街だったのは狙いなのかしら?

春画研究家の先生とそれに魅せられた女性の一風変わった恋物語

監督の春画に対する知識や想いがたくさん盛り込まれていて、コメディタッチなのはわかったんだけれど、笑いにはもうひと推し欲しかったなー

先生に想いを寄せる春野弓子の奔放さは、きっと昔の日本はもっと性に奔放だったということを表したかったのかなって思った。先生への思いを抱えながらも、色んな壁を軽々と超えて色んなジャンルに飛び込んでいく。
柄本佑さんは結構色んな映画で見るけど不思議な魅力のある人だなぁって感じ。

最後に監督のトークショーがあって、


キリスト教の来日と共に日本の性風俗や同性愛などが廃止されたという映画の描写の補足で、監督やインタビュアーの方からの説明で、ペリーがラッキーチャームでもある春画をプレゼントされ、激怒したという文献が残っている話が印象的だった。

NYに住んでいた時に、アメリカ人夫婦の方がお互いパートナーをがっちり掴んでる感はあった。パーティや集まりには同行して、寄り添って浮気はさせない、みたいな。それを考えると、日本では飲み会についてくるパートナーは嫌がられることの方が多いし、行かないのが一般的。

映画自体、後半に行くにつれてディープな世界に足をかけていき、それが苦手な人は引くと思うので賛否分かれそうな感じではあります。
確かに春画そっちのけでいきすぎてるなと感じた部分はあって私もすごく引いたし、なんだこれ?感あったけれど、そこすら監督がトークショーで"どん引きがあって、最後がある"と言ってた。物はいいようととることもできるけど。

俳優の方々は皆さん、それぞれ幅広めの演技をしててよかったです。
特に、北香那さんの声とコロコロ変わる表情、素敵だなと思いました。内野聖陽さんも久々だったけど色気が爆発してた!安達祐実ちゃんは相変わらず可愛くて…ちょっと変わった役どころでした

映画前に食べたロールケーキも美味しかった!



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NYでフリーランスのライターと日本語の先生をしています。どこまでも自由になるため、どこにいても稼げるようなシステムを構築しようと奮闘中。