ステラ小池

渋谷にある小さなカトリック巡礼旅行社です。主な仕事内容は、国内、海外にある数々の聖地巡…

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渋谷にある小さなカトリック巡礼旅行社です。主な仕事内容は、国内、海外にある数々の聖地巡礼を企画しご案内しております。詳しくは、https://www.stella-corp.co.jp/をご覧下さい。

最近の記事

【S神父様日々のメッセージ】 9月4日 本来人間は「待つ者」

「賢い乙女、愚かな乙女」の例え話をはじめ、聖書の多くの教えの底には「待つこと」が求められているようです。人間はその本質において、「待つ」者なのです。現在の自分の存在だけがすべてではなく、将来、あるべき自分を目指し「待つ」者であることを忘れてはならないのです。本当の意味での「待つ」ということのためには、自分のあるべき姿、求めるべき姿、到達すべき人生の目的をはっきりと意識し、価値の優先順位を間違わない「賢さ」が要求されます。愚かな者は正しく「待つ」ことが出来ないからです。

    • 【S神父様日々のメッセージ】 8月12日 聖母被昇天祭、母マリアの誉れは私たちの誉れ

      15日はマリア様の被昇天の祭日です。罪の汚れが少しもなかったマリア様は人類でたった1人、霊魂も肉体もともに天に上げられる特別なお恵みを頂きました。1950年教皇ピオ12世によって全世界でお祝いするように定められました。教会では朝と夕方にミサがありますが、コロナ禍、猛暑、お盆休みの旅行などで参加できない人もいるでしょうが、それぞれの場で被昇天祭をお祝いしてくださいね。被昇天祭はマリア様が神の母であることを特に強調し、その生涯においてキリストと最も深く結ばれ、死後においてもキリス

      • 【S神父様日々のメッセージ】 8月10日 人間の素晴らしさは生き方の選択ができることにある

        物の貪欲な所有よりも、愛の豊かさを選びましょう。受けるだけの生き方よりも、与える喜びを選びましょう。人を憎み、復しゅうするよりも、赦すことを選びましょう。怒りや乱暴な生き方よりも、忍耐することを選びましょう。人を見下げ、軽蔑する傲慢な生き方よりも、謙虚な生き方を選びましょう。人の悪口や噂話をするよりも、人を認め、尊重することを選びましょう。あれこれ思い悩んで、自分を苦しめるよりも、神を信頼し、委ねることを選びましょう。このような生き方の選択から、人生の幸福な道が開かれ、永遠の

        • 【S神父様日々のメッセージ】 7月22日 どんな状況でも光を見つけよう

          現実をありのままに受け入れて、その中で美しい花を咲かせましょう。希望のない悲観的な生き方よりも、どんな状況でも光を見つける方がもっと楽しく生きられるでしょう。何でも百点満点てなくても、60点くらいの合格点をとれば、それでOKと思いましょう。人生の過酷な運命や試練は、いつも突然くるものです。だったらくよくよ悩むより、あるがままを受け入れ、明るく生きる生き方を選びましょう。楽観的であるためには、まず神に対する全幅の信頼を持つことです。また、人間の限界を超えることに関しては思い悩ま

        【S神父様日々のメッセージ】 9月4日 本来人間は「待つ者」

        • 【S神父様日々のメッセージ】 8月12日 聖母被昇天祭、母マリアの誉れは私たちの誉れ

        • 【S神父様日々のメッセージ】 8月10日 人間の素晴らしさは生き方の選択ができることにある

        • 【S神父様日々のメッセージ】 7月22日 どんな状況でも光を見つけよう

          【S神父様日々のメッセージ】 7月13日 イエスと親しく語り合う

          昨日、あなたは親しい人と会話をしたでしょう。今日も誰かと言葉を交わすと思います。それと全く同じような会話をイエスとしてくださいよ。独り言のように思えるでしょうがイエスはちゃんと聞いていますよ。イエスと語り合う、それが祈りです。楽しい時も悲しい時も、正しいことをしている時も間違ったことをした時も、絶えずイエスと語り合えば、イエスとの親しみが深まりますよ。「私はあなたがたを友と呼びます」とイエスは言われましたね(ヨハネ15.15)。

          【S神父様日々のメッセージ】 7月13日 イエスと親しく語り合う

          【S神父様日々のメッセージ】 7月9日 今日を素晴らしい一日に

          今日を生きよう。昨日よりも明るく、昨日よりも楽しく、昨日よりも充実した心で、今日という新しい人生を、快く迎えよう。今日というはっきりした枠の中でイエスと共に素敵な一日を過ごそう。昨日を悔やみ、明日を思いわずらうことなく、今日の努力が明日への成功となることを信じて、今日という人生に自分のすべてを賭けよう。「今日、あなた達が神の声を聞くなら、心をかたくなにしてはならない」 (ヘブライ3.15)。

          【S神父様日々のメッセージ】 7月9日 今日を素晴らしい一日に

          【S神父様日々のメッセージ】 7月3日 祈りの時気が散って困る

          信者たちの悩みの1つに「祈りの時すぐ放心してしまう」というのがあります。あまりこだわると返ってマイナスですよ。大聖テレジアでしたか、人間は「主の祈り」ひとつ唱える間ですら、気を散らさずに祈るのは至難なわざだと言ったそうです。ですから、立派に、完全に祈ろうとするよりは、幼な子の心になって神のみ前で遊ぶような、任せ切った心情と、放心に気づくたびにあわてないで、神へかえっていくことで十分ですよ。さらに聖霊に、「祈るのを助けてください」と依頼すれば最高ですね。

          【S神父様日々のメッセージ】 7月3日 祈りの時気が散って困る

          【S神父様日々のメッセージ】 6月30日 イエスのみ心・善い牧者への祈り

          「聖なる父よ、あなたは人類の罪のために刺し貫かれた御心のうちに、限りない慈しみの泉を開いてくださいました。また、あなたは死に打ち勝ったイエスを、私達の魂の牧者としてお立てなりました。私達が道に迷うとき、1人ひとりに呼びかけてくださるイエスの声に耳を澄ますことができますように導いてください。アーメン」。 6月も過ぎ去ります。良い御心の月を過ごせたことを感謝しましょうね。

          【S神父様日々のメッセージ】 6月30日 イエスのみ心・善い牧者への祈り

          【S神父様日々のメッセージ】6月29日 聖ペトロと聖パウロの祝日

          ペトロもパウロもイエスへの裏切り、罪、失敗を通じて鍛錬され、変化したのでした。キリスト信者を迫害し、イエスに敵対していたパウロは神の恵みによって変えられました。イエスが十字架の苦しみのただ中にいて、支えが最も必要な時にペトロはイエスを見捨て、否定し、裏切りました。でも血に染まったイエスの憐みの眼差しにペトロは打ちのめされ、涙を流し、変化しました。聖ぺ卜口と聖パウロは、2人とも困難と敗北の炎の中で鍛錬され、謙虚なものとされ、聖人となり、キリストの証人になりました。あなたも鍛錬さ

          【S神父様日々のメッセージ】6月29日 聖ペトロと聖パウロの祝日

          【S神父様日々のメッセージ】 6月28日 御心のまなざしを祈り求める

          「御心のまなざしで人を見る」ことは、罪深い私達の力だけでは、とうてい出来るものではありません。ですから、聖書に登場している盲人のように、「主よ、見えるようにしてください」と、祈る必要があるのです。「イエスよ、あなたの愛の目を私に与えてください。あなたが人を見る同じまなざしで、私も人を見ることのできる恵みをお与えてください」と心から祈ることです。「求めなさい。そうすれば与えられる」と約束されたイエスに信頼して、「御心のまなざし」を祈り求めましょう。

          【S神父様日々のメッセージ】 6月28日 御心のまなざしを祈り求める

          【S神父様日々のメッセージ】6月13日 ご聖体は苦難の時の力

          数え切れないほどの聖人や殉教者達が、この命のパン、そして、不滅の霊的糧であるご聖体に養われ、最も厳しく、長い迫害にも耐え抜く力を得たのです。最後の晩餐で、聖体の秘跡を制定したキリストは、自らの体をパンとして割くことによって、すべての人が、世の終わりまで、その命に養われるようにしてくださったのです。ご聖体は私達のすべての苦しみを、イエスの十字架に結合させ、融合させる秘跡でもあるのです。あなたの苦しみは、苦しみだけで終わることは決してないのですよ。

          【S神父様日々のメッセージ】6月13日 ご聖体は苦難の時の力

          【S神父様日々のメッセージ】 6月12日 老年期の心の備えは?

          90才にもなればさすがに「高齢期への心の備えは何ですか?」という質問などを寄せられるのが増えました。確かに人間の寿命が延びている時代です。私も60代、70代の時には、あまり年齢を感じずにいましたが、それが80代後半になって、急に自分の老いを身にしみて感じるようになりました。そして、90才になって、せめてごミサが捧げられるだけでもありがたいと、神に感謝しています。今の状態が、いつまで続くかわかりませんが、若い時には、他人のために少しは出来ていたことが、今は、していただく立場にな

          【S神父様日々のメッセージ】 6月12日 老年期の心の備えは?

          【S神父様日々のメッセージ】6月1日 イエスの御心に倣う月

          カトリック教会は、伝統として、6月を「イエスの御心」に捧げています。イエスの御心は私たちがいつでもそこから神のいつくしみ、赦し、優しさを汲み取ることができる源泉なのです。イエスの御心に倣い、私たちも少しずつ、より忍耐強く、より寛大に、よりいつくしみ深いものとなるよう心がけることが6月の目標です。「イエスよ。私の心を、あなたの御心に似たものにしてください」。教皇フランシスコは、この美しく、小さな祈りを、この6月に唱えましょうと呼びかけています。

          【S神父様日々のメッセージ】6月1日 イエスの御心に倣う月

          【S神父様日々のメッセージ】 5月17日 神は幸せを与えてくださる

          神は、私たち人間に莫大な金とか健康とか、抜群の知能というものを持たなくても、幸せに生きるように造ってくださっているのです。本当ですよ、信じてください。人間は、自分に与えられている豊かさや幸せをなかなか意識しないものです。でも自分を愛してくださる神の豊かな愛の中で静かに自分の幸せを意識し、味わってくださいね。

          【S神父様日々のメッセージ】 5月17日 神は幸せを与えてくださる

          【S神父様日々のメッセージ】 5月12日 あなたの生き方はまわりの人に影響

          ある1人がでたらめに生きると、その人間の一生に出会う全ての人が不快になったり、迷惑をこうむったりするのです。そして不幸にもなるのです。あなたの生き方は何らかの形でまわりに影響するのです。家庭でも職場でも同じです。たった一度の人生です。好ましい影響を与える生き方を心掛けましょうね。その方が百倍幸せですよ。

          【S神父様日々のメッセージ】 5月12日 あなたの生き方はまわりの人に影響

          【S神父様日々のメッセージ】 5月11日 相手に完ぺきを求めない

          夫婦でも、家族でも、誰に対しても100%を求めないことがくつろぎを与え、人間関係を楽しくします。100%完全な人はどこにもいません。相手に完ぺきを要求すれば、毎日ケンカの連続になるでしょう。自分が完全な人間でないのに、相手に完全さを求めるのは身勝手ではないでしょうか。相手への要求は70%、80%ぐらいで十分です。特に老人になったら他人への要求は50%、60%ぐらいで満足するおおらかな気持ちを普段から培っておきましょう。愛は寛容です。心の広さです。お互い弱い人間、罪深い人間です

          【S神父様日々のメッセージ】 5月11日 相手に完ぺきを求めない