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クリムゾンピーク ★★★☆☆

ずっと観たかった映画ですが、そういやギレルモ・デル・トロ監督でしたね。
忘れてましたよ。
仕事が進まないので、インプット!インプット!
ギレルモ・デル・トロ監督の映画は、「パンズ・ラビリンス」「シェイプ オブ ウォーター」[「パシフィックリム」と観たので、4作目。
ロマンス系ゴシックホラー大好きおじさんの評価は、背景の美術★★★★★  服飾★★★★☆  話★★☆☆☆ って感じです。
総合では、うーん、一回見ればいいかな?
期待しすぎたのかも。

ただ!
最初に云っておきますが、主人公の幼少期は★★★★★★(星一個多いよ!)です!
育ちのいいお嬢さんロリコンの私のドツボでした。特に喪服!可愛い!!
正直、この映画の個人的山場は冒頭でした(笑)※おいおい。
そういや、シェイプオブウォーターの感想書いてないや。
後で足しておきます。

私とギレルモ・デル・トロ監督は合わない気がするな。
あ、虫がたくさん出るので駄目な方は注意。
特にEDは地獄。綺麗な映像なんだけど、虫のアップ。
これ映画館で見たら、怖いだろうなあ。

魅惑的な男性と出会い心奪われた若い女性。
血のように赤い粘土に覆われた丘の上に立つ屋敷で暮らすことになった彼女は、秘密の詰まったその場所で恐怖に襲われることになる。欲望と闇、謎と狂気の間にクリムゾン・ピークの真実が隠されている。ギレルモ・デル・トロ監督のイマジネーションが生んだ超自然ミステリー。

これが公式のあらすじ。
話としては、王道でした。幽霊は出てくるけれど、主人公が何度も繰り返しているように「象徴」であって、あまり重要ではないかも。
オカルトというよりも、サスペンスです。
もっとホラーっぽい展開でよかったんじゃないかなあ。せっかく頑張ってた幽霊、ほとんど関係なくて可哀想。

こういう話も嫌いじゃないのですがこの監督と合わないなあと思ったのは、同じ展開でもここまでやらんでもいいのでは?っていう描写。
お父さんの死に様とか、人間の顔刺したりとか、そこまでやらんでもってくらい何度も突き刺したりとか。
リアルなのかもしれませんが、私は野暮に感じるなあ。うーん。

あと監督が動物をそこまで好きじゃないのもよくわかりました。犬殺さんでいいやん。猫殺さんでいいやん!※これ、違う映画。
出てきた時点で嫌な予感がしたのですが、その通りでした。
百歩譲って人間はどうなっても、映画だしな!って思うんですが、動物はしんどい。
この時点で、一部の人にはその事の方が話より重くなったりするので、重要でない限りこういうシーンは入れないほうがいいんじゃないかなあ。
どうせ殺すなら、話にあまり関係ない動物は出さないでほしい。
犬を殺したので、姉はもうどうなってもいいです。(酷い)

適度に幽霊が出つつ、その幽霊はあまり関係なく王道のサスペンス展開。
後半のバトル?あたりは、…………突っ込みどころばかりでどうしたらいいんだろう。
まず毒を盛られて弱っているヒロイン(足は捻挫)と胸を万年筆で刺された姉が「いや、死ぬだろ」と言うくらい出血しても元気に薄着のまま、雪降る中で殺し合い追いかけっこをしてる図は壮絶です。
出血多量で死ぬよ!!!

でまあ、ヒロインと医者は助かるんですが、うーん。うーん。

最後の締め方は、これ、もしかしたら映画の全部が作者のイーディスさんの想像ってこともあるんですよね。
どうなんでしょう。

映像はやはり青が強くて、とても好みでした。
ちょっと残念なのは、ドレスは気にならなかったんですが、冒頭のヒロインの日常の服の不自然さ。
何か手作りコスプレ衣装みたいです。
襟がおかしくて、ボタンがでかいからかも。
もっと普通のデザインで、気にならなかったらよかったのになあ。
姉の服は、デザインも色も素敵でした!

まあ、もう見返さないかなあ。


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