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【コラム】毎年恒例、味噌づくり①準備編

神戸シュタイナーハウスでは、毎年、年度区切りの3月に大人クラス子どもクラス合同で味噌づくりをしています。実際に作るのは子どもたち。大人はその間、別室で先生と懇談をしています。

▼まずは場所と糀を確保
まず、床がキレイで、かつ水道が使える部屋を探して借りる(←お金もかかる)、参加者が確定できない段階で、糀をお願いする(←醸す時間がかかる)ことから始めます。糀は業者さんに注文してもいいのですが、知り合いの田舎に自家製糀を作っている方がおられたので、1か月前にその方にお願いして醸してもらっていました。

その方に作ってもらう糀は自家製なので、余計なものを使わず安心で、しかも買ったものより香り高く仕上がってきます。とても気に入っているのですが、人数が確定しない段階でお願いするので、ちょっと多目に頼むことになります。読みが甘くて注文しすぎた年は、夏まで甘酒を飲み続けることになったりもしました…。おいしいからいいけど(^^)。

▼用意するもの

・各自で用意:塩、茹でた大豆(指で簡単につぶれるくらい)、持ち帰り容器汚れてもいい格好、おしぼり
※持ち帰り容器は、大豆を入れてきた容器と兼用で大丈夫。仕込んで詰め直すとちょうどいいサイズになります。ただし、深さがあって空気に触れる面の少ない方がカビがつきにくい。

・全体で用意:手順を描いた紙、糀(一人1kg)、焼酎(消毒用)、大豆を踏んで潰すためのビニール袋、塩切り糀用のボウルか小さめビニール、スケール、ラップ、キッチンペーパー、下に敷く新聞やレジャーシート、最後の床掃除用のほうきと雑巾など
※大豆潰し用のビニール袋は、厚手の大きなものを。あれば1升の漬物用が丈夫で使いやすい。なければ40リットルのゴミ袋サイズでも。

▼各家庭の味を作る
毎年、糀は一人1kg用意して、大豆の量や塩加減は各自の好みで調整してもらいます。今は簡単に調べられる時代なので、塩加減などを各家庭の味で作るよう、あらかじめ1か月ほど前にメールでお知らせしておきました。ただし、好みの味がわからず、とてつもなく塩辛い味噌になった年もあったことを告白しておきます。

当日は、各自茹でた大豆を持ってくるので、忘れないように2日前からメールをしました。

2日前には「大豆を水に一晩漬けてください」メールを、1日前には「指でカンタンにつぶれる程度に茹でてください」メールを出しました。朝から茹でた方が潰しやすいけど、茹でたての熱い大豆を電車で持ってくるのは大変です。

コラム「毎年恒例、味噌づくり②」では、子どもたちの味噌づくりがどんな様子だったかをお届けします。年齢によってずいぶん違いますので、トライされる方は参考にしてくださいね。


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