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【コラム】中3でスマホのデビュー

中3の子どもが、いよいよスマホが欲しいと言い出した。今までは、LINEなどの連絡も、以下のような感じで私のスマホで共用していた。

スマホは調べ物や音楽など便利なツールだけど、一方でダラダラ娯楽を消費しようと思ったらエンドレスで遊んでもらえるツールでもある。だから、あんまり早いうちにスマホを持たせたくなかった。私の考えもわかっていたので、子どもも「スマホが欲しい」とは言い出さなかった。

でも、半年ほど前「クリスマスにスマホが欲しい」と言ったので、
「検討する」と返事して、子どもとスマホの付き合い方を学びつつ、買うタイミングを考えていた。

中学時代の友だちともLINEでつながっておきたいだろうな〜とか、最初は、あれこれさわる時間も欲しいだろうな〜とか、受験モードになる前がいいよな〜とか。で、中3の2学期の期末試験が終わった後、入手しました。

時間制限とか、アプリ制限とかするなら、最初からちゃんと約束するのがいいんだろうな〜とは思ったんだけど、個別に管理するのも、なんか…最初から疑ってかかって、抜け道を探して…みたいなのはイヤだな~。う~ん。

とか考えて、うっかり間違えて怖い目に会わないように、年齢別のフィルターはかけたけど、それ以外は、「やっと手に入れたんだから、自分の人生に役立つように使ってね」とだけ伝えて、自分で律してもらおう!

「魅力的なコンテンツが無尽蔵にあるから、永遠に受け身で遊んでもらえる。生きてるなら、本当に自分のやりたいことをやって欲しいから、人生の浪費やな〜って思うような使い方をしてたり、誘惑を断ち切るだけで意志の力を消耗しちゃうようなら、こっちで制限かけるね」とも言っておいた。

「うん、わかった〜」。
“ハイハイ”なモードでのお返事。

ついでに、もうひとつ。生活に関する家の仕事のノウハウを伝えたいけど、まったく興味を持ってくれないから、「毎月5000円分、家事見習いをお願い」。というわけで、あれこれ一緒に見当した結果「毎週末1回晩ごはんを作る」ということに決定。こっち面での成長も期待。

買った日、使い方について、あれこれ心配していたら、子どもが「まぁ、やってみながら、その都度話し合って決めていこうよ」と、のんびりのたまいました。それから1週間ほど経ったけれど、「自分の人生に役立つ使い方をする」というシンプルなシバリを自覚しているのかどうなのか、何ら今までと変わることもなく、使う時は使うけど常に持ち歩くほどでもなく…という様子です。

どうやら私の不安を押し付けていたのかもしれません(^^;)。上手に役立ててくれますように。

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▼オキツ 神戸シュタイナーハウス代表 大人クラス担当
書く人、聴く人、考える人、作る人、遊ぶ人。小さな勉強会や仕事、普段の暮らしの中で、ちょっと立ち止まって考え、言葉にし、行動してみる。少しずつ、みんなで幸せになっていけたらいいな。
ブログ毎日更新中。「自由の哲学を読む」~日々の暮らしから~
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