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【大人】身体・心・精神①心と精神の違い

今回は、人間が「体・心・精神」の3層構造になっている、という事を改めて学んでみます。精神についてのイントロダクションとして、志賀くにみつさん著『はじめてのシュタイナー』第3章「本当の自分」を宿題で読んでからのスタートです。「本当の自分」なんて思春期みたいでちょっと照れますが。

▼自分の「身体・心・精神」に目を向ける

「人間は身体・心・精神の重なったものだ」ということをリアルに実感するために、お互いを観察しながら具体的に見ていきます。

・身体

まずは物理的な肉体としての自分。「身体」の特徴をどんどん言ってみました。足が太い、色が黒い、背が高い、眉が太い、髪の毛が多い、ソバカスいっぱい…。

自分の特徴だけじゃなく、他の人の事だっていくらでも言えます。爪の形が丸い、足が長い、ストレートヘア、顔色が、表情が、姿勢が…。

自分のも人のも、身体の特徴ならいくらでも言えます。目に見えることって、カンタンにわかりますね。

・心

次に、自分の「心」の姿を順番に言ってみました。日々、外からの出来ごとに反応して四六時中動いている心。自分の心に改めて目を向けてみます。

すぐ“大丈夫”と言っちゃう、のん気、怒りっぽい、頭デッカチ、感情的、ついていくタイプ、頼られたら断れない…。性格とか、心のクセとか、気質とかが出てきます。

さっきは早いテンポでバンバン言えたのに、あの勢いはどこへやら。心を描写してみようとすると、かなりのスローテンポになりました。

・精神

最後に、精神の自分について描写してみます。さて、精神はどう見えるんでしょうか? この人生を通して、というより、生まれる前から死んだ後までず~~~っと続いている、この自分の精神。それはどんな姿をしているか。どんな動きをするのか、どこに向かおうとしているのか…。

それは自分にしか見えません。というより、自分でもうっすら予感できるかどうか。それさえも、まったく確信は持てません。身体の描写はいくらでも出来るけど、心を見るのはちょっと時間がかかり、精神の描写をしようとするともうみんな黙り込んでしまいました。目を閉じて考えている人も。

▼心と精神の違いって?

普段からみんな勉強するのが好きな上、以前、心についても学び、宿題で精神について読んできた事もあって、「心と精神の違い」も、なんとなく整理できている様子です。だけど、いったん言葉にしてみましょう。どんなイメージでとらえていますか?

・心は、外のモノゴトに反応して刻々と変わるもの。精神は、何があっても変わらず、この生を越えてず~っと続くもの。

・心は「喜怒哀楽」の担当、精神は「真善美」の担当。

・心は、地上とつながっているもの。精神は、宇宙とつながっているもの。

・心は、人と自分の共同作業。精神は、神と自分の共同作業。

うわ~、おもしろい!

なんだかキラキラした素晴らしい言葉がいっぱい出てきました。次はそれをもっと実感するために絵を3枚描いてみたので、それについてご紹介します。

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オキツ 神戸シュタイナーハウス代表 大人クラス担当
小さな勉強会や書くことに関する仕事、普段の暮らしなどを通して自分の考えを深め、表現する。その結果、自由で愛のある社会に近づけるといいな。
ブログ毎日更新中。https://blog.goo.ne.jp/oneby1
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