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【NCAA紹介#5】フロリダ州立大学とネイティブアメリカン

2020-2021シーズンにNFLの『ワシントン・レッドスキンズ』がポリティカル・コレクトネスの影響で『ワシントン・フットボールチーム』にチーム名を変更したことが、スポーツ界に衝撃が走った。

このチーム名を配慮した名前に変える動きは広まっていくのだが、これはプロチームだけではなく、カレッジスポーツにも言えることです。

恐らく次のターゲット
フロリダ州立大セミノールズではないかと言われています。


フロリダ州立大のブランド力はプロチーム顔負けですから影響力は他のどのチームよりも大きいわけですが、

その彼らのニックネームである「セミノールズ」もまた先住民族セミノール族に由来しています。


フロリダ州立大はフロリダ州のセミノールズ族からニックネームの使用許可を得ておらず、むしろ彼らから使用禁止を要請されているほどです。

しかも彼らはニックネームだけでなく、ロゴ、そしてマスコットである「チーフ・オセオラ」、更にはかの有名な「トマホークチョップ」とネイティヴアメリカンのイメージを全面にチームの文化に取り入れているのです。

名前元のセミノール族自身から使用禁止を求められるとあれば当然使用し続けるフロリダ州立大には批判の声が浴びせられることになります。

しかし彼らは彼らがこれまで築いてきたイメージを維持するためにこの批判をかわし続けてきました。

しかも相手を威嚇するジェスチャーとして知られるトマホークチョップやワーチャントが未だに先住民族を模倣する行為だという批判は多いですし、
最近では学生たちが試合会場にインディアンのコスチュームを着てくることを禁止する要請を起こすなど、
フロリダ州立大のイメージとして広まっているインディアンに関するものがすべての人に受け入れられていないという事実があります。

これからのフロリダ州立大学の動きに注目です。

そんなフロリダ州立大学、セミノールズのジャケットがオンライショップに入荷しています。

最後までご覧頂きありがとうございました。


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