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[音楽] 自分の音楽史Ⅰ:「実はViolinが原点。」

初めての投稿に引き続き、早速のトピック「音楽」に関して語ろうと思う。

よく、友人やライブ会場に来てくださるお客様、様々な場所で出会った人々に聞かれる質問が、いくつか自分にはある。「どの楽器が一番好き?」、「どの楽器が一番得意なの?」「どの楽器から始めたの?」という三つの質問。マルチプレイヤーとして活動をしたいと思っている自分に聞かれる最もな質問でもあるが、正直、どれも答えづらい質問だ。一番年間でのライブ本数が多い楽器はスティールパンだ。しかし、実はやっている楽器の中で年数としては一番短い楽器でもある。じゃあ、何の楽器から始めて、どんな音楽人生を歩んできたのか?そんなことを、自己紹介がてらに語っていこうと思う。

現在の自分の音楽という意味では、大きなウェイトを占めているのは、スティールパン、マリンバ、ヴィブラフォンという三つの「鍵盤打楽器」だ。スティールパンを鍵盤打楽器かどうかということに関する定義に関しては、次の機会に任せるとして、そう、とにかく音盤を叩いて音を出す楽器は得意としている(少なくとも、自分ではそう思っている)種類だ。これらは、もちろん独学で学んだ楽器ではなく、2人の師匠が自分には存在しているわけだが、実は、ヴィブラフォンとスティールパンという二つの楽器には、そしてその2人の師匠たちには、マリンバとスティールパンを始めるよりも前に、同時にある場所で出会っていた。

かれこれ18年も前の話になるが、(今では数少なくなってしまったが)まだその頃は、千葉県の茂原にも幾つかのジャズのライブハウスがあった。その中の一つである「ふぇるまぁた」。この場所が今回から何回かに分けて行われる「森山蒼瑚のこれまでの音楽史」を語る上では、切っても切れない場所であることを、最初に明記しておこうと思う。さて、そんな「ふぇるまぁた」では、今では日本のジャズシーンを引っ張っている当時の若手ミュージシャンから大御所まで様々なミュージシャンが演奏していた。もちろん、先ほどの話に出た2人の師匠は「一緒のグループ」で共演をしていて、初めて当時3歳ほどだった自分はスティールパンという楽器に触れ、そしてジャズのライブというものを体感したわけだが、「なぜ、そんな場所にいたのか?」という疑問が、読者の皆さんの中には浮上するであろう。

実は、その「ふぇるまぁた」は、当時「成美音楽学院」という名前の音楽教室の一階にあり、「ふぇるまぁた」のマスターは、音楽学院の学院長でもあった。そう、何を隠そう、その音楽教室で、当時3歳だった森山蒼瑚は、ヴァイオリンとピアノを習っていたのだった。元々は、そこでリトミックをやっていたが、どうやらヴァイオリンの教室のポスターを見たことにより、「始めたい」と言い出したらしく、ヴァイオリンをやるにはピアノで楽譜も読めるようにならないといけない、ということで、両方を始めることになったというのがきっかけらしい。

そんなわけで、初めて興味を持って自分から始めた楽器、そして「音楽」が、自分にとっては、おそらくヴァイオリンだったわけだ。まあ、それからはヴァイオリンとも長い付き合いになるわけだが、そんな中で、実は初めて「ジャズ」を演奏したのもヴァイオリンなのだ。もちろん、「ジャズ」といえば、現在、自分が活動を主に置いているフィールドでもあるわけだが、その原点もバイオリンにあった。実は、その時に初めてジャズの重要な要素でもある「アドリブ」のことを教えてくれたのは、「ふぇるまぁた」のマスターでもある学院長だった。そんなこともあり、「ふぇるまぁた」では、色んなミュージシャンの方々とバイオリンで飛び入り参加をすることによって共演させて頂いたり、「ゆめジャズフェスティバル」で、自分の演奏するステージを組んでもらい、大御所のミュージシャンの方々と小学生のうちから共演させていただけるという機会を作ってもらっていた。そう、その頃から、今の自分の音楽の一部となっている「ジャズ」や「アドリブ」、所謂「インプロヴィゼーション」を、実戦で学ばせてもらっていたのだった。

そんな「自分の音楽」の原点でもある「ヴァイオリン」の「ジャズ」、そして「アドリブ」については、有料パートで書かせていただこうと思う。


もし、ここまでの記事を読んで、面白いなと思っていただけたら幸いです。本編自体はここで終了で、この先の有料パートは、本編の裏話や音楽そのもの(理論など)、自分の楽器についてや好みの弦の話などに踏み込んだお話が入っている「ちょっと長いオマケ」です。応援という意味で、買って読んでいただけたら本当に嬉しいです…!!

また、少しでも森山蒼瑚の活動に興味を持っていただけた方がいらっしゃいましたら、ぜひ、森山蒼瑚のYoutubeチャンネル、そして森山蒼瑚が、ピアニストの和久井沙良、そしてパーカッションの佐野幹仁とやっているラテンジャズフュージョンのトリオ「Treis Protoporos (トレィス・プロトポロス)」のYoutubeも視聴、そして登録をしていただけたら幸いです。

森山蒼瑚 チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCzPChjTVqDWVAhL72jbzaBQ/featured

Treis Protoporos チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCxmlbKb7JRzYo_9OiTR7x2A


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