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スタンダードの祭典(GonTV Cup前夜祭)

前回記事に引き続き大会レポ書きましたオーヴァンですよろしくお願いします!
随分と時間が経ってしまいましたが、9/30開催のスタンダード大会「GonTV Cup」に参加してきました。当時考えていたことや現在のスタンダード環境について書いてますので、どうぞ最後までお楽しみください!

GonTV Cupとは

チャンネル登録者数 1万人越のGonTVさん主催のスタンダードBO3大会。

お試し大会とのことで開催が告知された本大会。蒼紅杯直後のタイミングで開催告知、プロモーション上手すぎる…!!
私のスタンダード熱が上がりまくっていたため思わず速攻エントリー&discord登録、さらには普段お世話になってるdiscordサーバーに拡散する始末。そしたらサーバーの仲間が爆速でエントリー!
結果…

何ていうかその、すみません私です…

スタンダード環境の整理

蒼紅杯

環境最初期の大会はエスパーミッドレンジを筆頭に新勢力ゴルガリ、ドメインランプ、赤単などが犇めく中でナヤトークンが全勝優勝。アグロ・ミッドレンジにおける有力なデッキが後に試されるようになる。環境初期故かコントロールが少ない。
下記の大会レポートも是非ご覧下さい!

JapanOpen2023

蒼紅杯で躍進したゴルガリと前環境覇者エスパーミッドを筆頭にランプが追う展開。スイスで赤単が猛威を振るい、優勝は白単とアグロ系が活躍した大会となった。
大会前にアラーラお使い型のランプが話題になったことから、私はそれに対処できる(気がしたので)ファイレクシアの検閲官を採用したエスパー(ちょっとだけ)ファイレクシアンを使用し、当然の如く負けた。(3-4ドロップ)

どうしてこうなった…

世界選手権2023

エスパーがシェアトップ。優勝はレジェンズ、好成績デッキに青白兵士、ドメインランプ。新たなアーキタイプとしてバントコントロールやアガサコンボも登場。

このような流れから、今回の大会はエスパー系が最多勢力になるであろうと容易に想像できたはずだが、私は特に何も意識していなかった。蒼紅杯の時と同様に、エスパーを握ることしか考えていなかったのだ。

デッキ調整

とは言ったものの、握るデッキは世界選手権決勝に残ったミッドレンジかレジェンズかで悩んでいた。
2つのデッキを手に取っては持ち換えて、どっちつかずで大会前日を迎えることに。

Jean-Emmanuel Depraz 

最終的にタップインをあまり許容できないレジェンズは私の手持ちのマナベースでは厳しいと感じ、レジェンズを断念。

Kazune Kosaka

小坂選手のエスパーミッドレンジを使いたい思いは大きかったが、使うにはやはり持っていないカードを他のパーツで遣り繰りすることになる。いつものパターンである。

Ken Takahama

そして世界選手権で惜しくもTop8を逃したこのエスパー。シェオルドレッドをオミットしており、代わりにエドガーと猗旺をマナカーブの上位に据えている。この意味を理解できなかったが、「猗旺はエスパーミラーで強い」と大会当日の朝トイレに座り込んだ時に閃く。WOE以前のエスパーには1~2枚採用されていた時期もあったが新環境では強力な追放除去「一巻の終わり」が試されていたのが逆風だった。しかし一巻の終わりは次第にサイドボードから数を減らし始めており、定着してしまえば容易に除去できないだろうと私は漸く理解した。ワールドクラスって凄い…

大会で使用したデッキがこちら。

蒼紅杯で使用したリストをベースに、小坂選手のリストとマナベースに近づけるように持ってるカードの範囲で近づけた。
猗旺の枠がなかなか割けず、結局お守りにようにサイドに1枚だけ採用することにした。
対ランプを意識しており、打消しを絶対当てたいので2枚目のアーテイを取っていたり、豆の木を割れるロランを2枚取っている。ロランは下水王と漆月魁渡を1枚ずつしか持っていないため苦肉の策という側面も実はある。(小坂選手のリストはメイン下水王2、サイド漆月魁渡2)
白徳目は持っているなら絶対4枚入れた方が良い、黒徳目の100倍強い!

リスト提出は締め切り10分前、コイツ蒼紅杯から何も学んでないな…

大会当日

R1 Soul Cauldron Combo

ゲーム詳細はお相手はじめまどかさんのレポートをご覧ください。
ちなみにG2の3tサイクリングで引いたのは土地で、4tの竹沼魂力はただの3ミルで、何とか着地したラフィーンで何か引こうと殴ったらやっぱり土地でした。
先手で迎えたG3初手、サイドインしたアガサの大釜が来た。先手2t大釜はエスパーのブン回りパターンではないがこのマッチアップなら話は別だろうと試してみたところ、墓地追放して+カウンター置くだけでも十分強いと感じた。エスパー側がデニック4枚取る理由が分かった気がする。

大会終了後Twitterにリプを頂き、仲良くなれて嬉しい^^

R2・R3 Esper Midrange

ミラーやりすぎてどのマッチで何があったか正直覚えていない。大会レポとは
対エスパーで起こったことを思い出せる範囲で書くと、
・婚礼カウンターされた後婚礼2連打
・黒徳目でシェオル釣る
・お互いシェオル出して、謀議してもライフ増減ないと勘違いしてフルパンしたら、ゲインよりルーズを先に解決するのを失念しライフが2まで落ち込んで死にかけた。

R4 Domain Ramp

G1かき消しを引けずにズルズルと敗北。
対ランプサイドカードを入れた後、抜くカードにひたすら迷って時間一杯使ってしまった。G2初手を渋々キープして・・・抜いたはずの切り崩しが手札にあることに気付く(しかも2枚!)
サイドチェンジ後に確定ボタン押してない?ということはカウンターも増えてない!?という絶望+土地が2枚で止まってどうにもならず投了。

対ランプは打消し引けるかが肝で、サイド後エスパー有利という意見もあるがWOEで豆の木が登場してからランプ有利というのが私の見解。ロランがハマれば戦えそうだが、太陽降下間に合っちゃうと厳しいんだよね…

R5 Azorius Soldiers

G1めっちゃ押し込まれる。リストをよく見ると除去が薄く、こちらのクリーチャーを退かして殴りたい場面で構えられた事から、シェオルが通りそうな気がしてポン置き。これが刺さってラフィーンからバチバチゲインして勝ち。
G2めっちゃ押し込まれる。トカシアの歓待でガンガンドローされたけど、シェオルをポン置きした後回答引かれず勝ち。
2ゲーム通して、横展開はされても良いのでハービンだけは絶対落とす、というプランで除去使っていったのが良かったのかも。

4-1のスイス3位抜け。

SE1 Esper Midrange

SB36さんが主宰する迫真MTG部の先輩部員がお相手。エクスプローラーでラクドスミラーしたことが何度かあり、リソースを取り合うミッドレンジの立ち回りを心得えている方という印象がある。今大会ではスイスR3の再戦となる。

先手のG1はダブマリフラッドvs土地2スクリューという泥沼早抜け競争をタッチの差で勝利。
G2、確かマナが伸びて黒徳目が置けたと記憶している。互いにシェオルを出し合ったが、こちらは徳目で回収出来るので公有地を温存したまま強気にシェオルで殴っていけたのが決め手となった。

SE2  Esper Midrange

TOP8配信アーカイブ01:13:49~奥に移ってる方が準決勝の対戦相手。動画のG3をご覧頂ければ一目瞭然だが、コントロールを得意とするプレイヤーならではの堅い打ち回しが持ち味の方。はでらCSの3年スタンダード大会で直接対戦した際、私は固い守りをこじ開けられずに負けてしまった。

いや本当に。

G1の後手2t目、私はお相手の3マナに当てようとかき消しを構えてパス。に対し2・3tをノーアクションでターンを返された。先手が序盤動けないハンドをキープ?するわけがない、ならば相手の狙いは?と考えれば分かるはずだが堪え切れずに3t婚礼をキャストし搔き消される。そして返しの4t、フルタップの隙にメインで放浪皇を展開される。徹底した打消しのケアに思わず鳥肌が立つ。PWを落とすにはコンバットするしかなく、どうにか放浪皇を落とした後はお互いトークンが並び、私はシェオルを投下。公有地で守り勝つプランが取れるが、相手のトークンが白徳目で膨れ上がる前に削りたいとコンバットを挑む。お相手が2枚目の放浪皇で一方取ろうとプラス、それを嫌って私も放浪皇で応じてコンバットを制す、が公有地のマナを失いシェオルを斬られる。細かいプレイングスキルで差をつけられるゲームだった、本当になぜ勝てたのかよく覚えていない。
G2、スクリュー気味のお相手をシェオルと猗旺で畳みかけてGG。

決勝へのバトンが託された。

Final Azorius Blink

配信アーカイブ02:56:10~で私の恥ずかしいミスプが見れますので笑ってください
このミスから崩れ落ちるように負けてしまった.G1を取っていただけに残念でならない。
最後の盤面は裏デニックも即放浪皇も詰んでるので、それまでの流れの中で決着していたことになる。エスパーのよくある負け筋としてマナのトラブルが挙げられ、これが原因で敗北した方は少なくないはず。

今後このアーキタイプが台頭するなら、エスパーは除去の選択を大幅に見直さなければならないでしょう。今大会のメタゲームに対する最高のアンサーです、優勝おめでとうございます!

反省

兎に角多かったエスパーミッドレンジの海を泳ぎ、結果として4戦のミラーマッチを全勝することが出来た。今後もミラーは多発すると思われるので、同型に強い猗旺(放浪皇に斬られない、トークンの上から殴れる、追放除去がほぼ無い、等の理由から)に枠を割くと良さそうだ。が、当然反省もある。

・サイドボード悠長にやらない
R4ホンマにアカンぞ!それから対ランプで打ち消し増やしたら抜くのはデニックだ。このインアウトは曖昧にしない事。

・フィーチャーマッチ弱すぎ
マウスカーソルがおじいちゃんか?というのはさておき、誰か上手い人に自分のプレイをベガ立ちで見ていただく機会を設けなければならぬ。

・苦痛ある選定をサイドに
ゴルガリの戦慄騎士に当てるカードと認識しており、今大会でゴルガリに当たらなかった事から不要な気もするが、決勝で有効な除去札が無くて困った事から今後念頭に置いておきたい。


反省ではないが、大会参加経験が豊富なプレイヤーや主催経験者の方が自発的にdiscord内で奔走していたのが印象的な大会でした。良い大会はこうして作り上げられているんだと思ったし、個人的に今大会は大成功だったのではないか?と感じました。

GonTVさん、主催運営ありがとうございました!

世界選手権を同列に語るべきでないが、かつてのJEDも今回の小坂選手もそうだったに違いない

願わくば再び決勝の舞台に立ちたい。
そのために次回大会も是非開催して欲しいし、可能な限り私もコマーシャル等したいと考えている。

宣伝と今後

MOATランキング

お世話になってる葉寺愛祢さんの企画。協賛大会に参加・勝利して獲得したポイントを競う、言うなれば個人主催大会のユニバースビヨンド。私には人を集めたり大会を企画・運営する力は無いけれど、参加者として楽しむことで大会を盛り上げられたらうれしいです、それぐらいしかできないのですが。

イベント的にもスタンダードは一段落なので、次のセットまではMOATランキングやリミテッド関連に注力したいと思ってます。

次回はイクサランでお会いしましょう!

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