「誰も知らない鎌倉路」を歩いてみた!

『誰も知らない鎌倉路』(御所見直好著、集英社文庫、1983 年)を辿りながら、地元・鎌…

「誰も知らない鎌倉路」を歩いてみた!

『誰も知らない鎌倉路』(御所見直好著、集英社文庫、1983 年)を辿りながら、地元・鎌倉の山に潜む「昔のくらし」や「生物のくらし」を覗いていく。異世界のくらしに思いを馳せておしゃべりしたこと・調べたことを書きとめていきたい。

マガジン

  • 鎌倉路のお散歩記録

    昔の暮らしや生物など、その土地の背景を楽しみながら、鎌倉の路(特に山道)を歩きたい方へ。時々、地図にない道も...。『誰も知らない鎌倉路』(御所見直好著、集英社文庫、1983 年)からスポットをピックアップして、地元・鎌倉をぶらぶらお散歩した記録。

  • あの人物が愛した鎌倉路

    歴史上の人物が歩んだ道と、同じ道を辿ってみませんか。『誰も知らない鎌倉路』(御所見直好著、集英社文庫、1983 年)をもとに、それぞれの人物のゆかりの地を訪れるコースをご紹介します。

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上総介を偲びながら、鎌倉への流通路を辿る~十二所、太刀洗、朝比奈から金沢へ~

*太字引用は全て『誰も知らない鎌倉路』(御所見直好著、集英社文庫、1983 年)から。 ① 光触寺  本堂の前の「塩嘗地蔵」は、六浦(現・横浜市金沢区)の塩売りが朝比奈峠を越えて鎌倉に来るたびにお地蔵さまに 塩をお供えしたといい、いつも帰りには無くなっていたとこ ろからその名の由来があります。昔は金沢方面から塩が入っ てきたことがわかります。 ② 十二所果樹園から富士見野展望台へ〜上総介邸跡 バス通り(新金沢街道)に戻り、十二所神社バス停まで一停車分歩いて、上

    • 蜘蛛の巣との戦いコース

      歩きやすさ   ★☆☆☆☆ 歴史との出会い ★★★☆☆ 生物との出会い ★★★★★ ※評価はあくまで、訪問したタイミングにおける主観です 通った道を振り返る👀瑞泉寺入り口脇からハイキングコースへ。お馴染みの貝吹き地蔵の前を通った先の、脇道の下り坂を進入。こちらの道は、山を下っていった「窪」、途中、お塔の窪やぐらにいらっしゃる__をお参りしつつ十二所へ抜けます。 人通りが少ないせいでしょう、通路を塞ぐ何十個もの立派な蜘蛛の巣に遭遇しました…!避けきれずにいくつも壊してしまい

      • 迷宮けもの道コース

        歩きやすさ   ★☆☆☆☆ 歴史との出会い ★★★☆☆ 生物との出会い ★★★★☆ ※評価はあくまで、訪問したタイミングにおける主観です 通った道を振り返る👀十二所神社前のバス停で下車、川沿いを進んだ山道の奥にある十二所果樹園へ…! この辺りは、源頼朝の家臣として鎌倉幕府の土台作りを支えた上総介広常の屋敷跡。梅の木々の間をぐんと登って富士見野展望台へ。生憎の雨だが、かなり高く登れるので、見晴らしはとてもよい。 展望台まで上ると、果樹園に隣接する池子弾薬庫脇のへの道に抜ける

        • 上総介を悼むコース

          歩きやすさ   ★★★☆☆ 歴史との出会い ★★★☆☆ 生物との出会い ★★★★☆ ※評価はあくまで、訪問したタイミングにおける主観です^^ 通った道を振り返る👀前回と同様、「十二所神社」のバス停からスタート。川沿いの山道の岐路を今回は左手に折れて、朝比奈切通し方面へ向かいます。 道は整備されず凸凹ですが、地面が岩場であるため草が茂ったり浸水したりということもなく歩きやすい!路傍には、お地蔵さんや何かの小さな碑が置かれており、その度に、多くの人が往来したであろう昔の名残が

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        上総介を偲びながら、鎌倉への流通路を辿る~十二所、太刀洗、朝比奈から金沢へ~

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          頼朝前・後の大町の遺跡コース

          歩きやすさ   ★★★★★ 歴史との出会い ★★★★☆ 生物との出会い ★★☆☆☆ ※評価はあくまで、訪問したタイミングにおける主観です^^ 小町と大町祇園山を隔てるトンネル、宝戒寺隧道を、小町側からくぐって大股エリアを探訪しました。このトンネル、背丈が低くて小柄な分、出口が小窓のように可愛らしい。かなりな急坂を登った坂にあることで、異界への小さな扉を通るような、小説の世界に入った気持ちになれてステキなスポットです。 さて。鎌倉幕府中心地から、山を隔てたトンネルの向こう側

          頼朝前・後の大町の遺跡コース