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頼朝前・後の大町の遺跡コース

歩きやすさ   ★★★★★
歴史との出会い ★★★★☆
生物との出会い ★★☆☆☆
※評価はあくまで、訪問したタイミングにおける主観です^^

小町と大町祇園山を隔てるトンネル、宝戒寺隧道を、小町側からくぐって大股エリアを探訪しました。このトンネル、背丈が低くて小柄な分、出口が小窓のように可愛らしい。かなりな急坂を登った坂にあることで、異界への小さな扉を通るような、小説の世界に入った気持ちになれてステキなスポットです。

さて。鎌倉幕府中心地から、山を隔てたトンネルの向こう側(大町サイド)は、幕府隆盛期の遺跡は少ないものの、大町の祇園山の裾野には、武士が台頭し始めた前九年の役・後三年の役に活躍した源頼義・義家親子ゆかりの地・大宝寺(佐竹屋敷跡)八雲神社があり、頼朝以前の人物の活躍を垣間見ることができます。鎌倉時代とはまた別の人物たちの活躍ぶりを垣間見れるのが楽しいエリア!

平安末期ゆかりの寺だけど、ちょっと南国の雰囲気も…

八雲神社は、祇園山ハイキングコースの入り口にもなっている場所。現在は、土砂崩れの影響で道がふさがっているために、入り口がふさがっていましたが、お坊さんが、展望台までなら、と通してくださいました。すぐ下に由比ヶ浜が見え、海の青を楽しむことができる場所として、山奥の見晴台とは違った雰囲気の見晴台でした。ここから山を越えて別のエリアに降り立てたら、もっといいのですが。早く山道が復帰することを願いつつ…。

祀られている佐竹三郎は、頼義・義家親子の家族の次男
祠の傍に、登山コース入り口
ちょっと行くとすぐ見晴台

大宝寺と八雲神社の間のルートには、尼時代の政子が建立した寺が前身の安養院、さらに現代に活躍した著名人・黒澤明の墓を訪れることができ、頼朝以後の遺跡も楽しめます。
ちなみに、冒頭の宝戒寺隧道で、黒澤明監督の映画「夢」の「トンネル」を彷彿とさせるね、と話していたところ。これは単なる偶然だったのか、ちょっと不思議な気持ちになれたコースでした。

訪問概要

  • 日時:2022/06/25

  • 天気:晴れ

  • 行き方:宝戒寺 7:40着・宝戒寺隧道 7:45着・大宝寺 8:00着・安養院 8:30着・八雲神社 8:40着・祇園山展望台8:47着


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