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贈り物が功を奏するための4分の法則

お中元やお歳暮、手土産など仕事で贈り物をする機会はけっこうありますよね?「賄賂」と思われると困るけど、かといってせっかく贈ったのに何の見返りもないのも、なんだか悔しい。

こんな心理実験があります。

家を一軒一軒周り「ただいま無料のサンプルをお配りしています」と言って、リボンのついた包み紙を渡す。その後、それぞれの家に電話をかけ、簡単な頼み事をするというもの。その結果、引き受けてくれるかどうかは、サンプルを渡してから、どれくらい時間が経っているかに大きく左右される事が分かりました。

最も引き受けてくれる確率が高かったのは、サンプルを渡してから4分後で、100%の人が引き受けてくれました。10分後になると半分、20分を過ぎるとほとんど誰も引き受けなくなってしまいました。

理由は次のように考えられます。贈り物を貰えば、当然嬉しい。気分が高揚しているので、「やりましょう」となりやすい。ところが時間が経つとともに高揚感は薄れます。やがて、「なんであんな物受け取ってしまったんだろう」という考えも生まれてきます。そんな時に頼み事をされると、当然拒絶しやすいのです。

贈り物の効果を期待するなら「すぐに頼むと、あまりにあからさまかも」なんて遠慮しない方が良いんです。贈った後、少し世間話をしてから、すぐに頼み事をする。4分以内に。これが最も費用対効果の高い、贈り物の仕方というわけなのです😀

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