自由律俳句集2018.04.05

・暑い暑いと冬を思い 寒い寒いと夏を思い


・コツンコツンと 履きなれない革靴が 新生活の音を立てる


・バス好き少年 カメラ片手に目を光らせて


・祝われる嬉しさ いくつになっても


・当たり前のような謎に 疑問符を打てるか あの子供のように


・毎日の風景に色がつき 変化に気付ける やわらかさを


・過去なのか 現在なのか 未来なのか


・くしゃみ ひとつで 腰は砕ける


・空になり 色は無して 在る 孤の子


・体感の速度を上げた 31の誕生日



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