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「血液検査」の結果

・このお話は、前回の続きになります

産婦人科へ来院し診察室に入るや否や
血液検査の結果を見ながら
腫瘍マーカーの数値が平均の300倍あると説明され・・・・

卵巣がんの疑いがある と告げられた

衝撃的すぎて頭が真っ白になり、先生の話が耳に入って来なくなった
ただ分かるのは、困り顔で一生懸命なにか励ましの言葉を探している先生の表情

混乱しながらぐるぐる質問が浮かんできた
そもそも腫瘍マーカーってなに?
え、300倍って何かの間違いじゃないの?

ようやく出た言葉は
「余命はあとどれくらいですか?私、夫がいるんです」でした
後どれくらい夫と過ごせる時間があるのだろうか
そう思って出た言葉でした

紹介状の用意ができるまで待つことになり
すでに診療時間が終わり、誰もいない待合室で
一人になってまず浮かんだのは夫の顔だった

そして次々と家族、友達…
大切な人達を悲しませたくないと思ったら
手が震えて、勝手に涙が溢れてきた

自分が死ぬかもしれない恐怖より
大切な人を悲しませることの方がよっぽど怖いと思った


神様は乗り越えられる試練しか与えない、なんて聞いたことあるけど
この先の未来はどうなるのか・・・不安でしかない

自分の気持ちの整理をする為と
同じ病気の女性の為になれば良いなと思うので経過報告を書いていこうと思います
文章を書くのが苦手なので、スローペースですがまた覗いて下さると幸いです

長文、読んでくださった方
どうもありがとうございました


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