「本を読めない日」にこそ本を買う
こんばんわ。しびれる古本屋でございます。
「今日はなんだか本を読む気分にならないな〜」どなたにでも、そんな日があるかとおもいます。
実はそれ、古本屋ではたらく僕もです。
とはいえ、僕の本をめくる手は止まりません。それは本に囲まれているという環境によるものが大きいのですが、いろいろ試行錯誤した結果でもあります。そこで、今日は僕が見つけた読書が止まらない小さなアイディアをご紹介したいとおもいます。
そのアイディアとは、「新しい本」を読み始めることです。
以前のnoteにも書きましたが、僕は常時7、8冊ほどの本を読んでいます。でも、それは聖徳太子のように一度にいろいろなことができるからという訳ではありません。
集中力が落ちたり、今読んでいる本に手が伸びなかったときに、思い切ってまだ読んでない面白そうな本を探し、どんどん読み始めていくのです。結果的に同時にたくさんの本を同時に読むことになるのですが、興味がある1冊を読めば集中力が高まり、いつの間にか読書のペースが戻ってきます。
そして新しく読み始めた本もやがて飽きてしまうので、集中力が落ちたと感じたら、他の本に切り替えます。そのために自分が興味がわきそうな本を何冊もスタンバイしておいたり、古本屋の中に積読の本を残しておく。こういった工夫をすることで、読書を継続する。僕の読書が止まらないのは、こういう仕組みによるもです。
具体的にはカラマーゾフの兄弟を読んでいて、どうしても読書のモチベーションが上がらないときに、店の本棚に並んでいて、前々から読みたかった福翁自伝 (岩波文庫)を読みはじめる。すると他の本も読めるようになる。そういう感じです。
でも、おそらく一般の読書家の方々も似たようなことをやっているのだとおもいます。仕事帰りに本屋さんに寄る習慣があるひとは、読書を始めるスイッチがいつでも入る状態になっているようなものです。もしスランプに陥っていたとっていたとしても、興味をそそられる本と出合い、購入して読めば、そこでもうスランプ脱出です。そして数冊購入し、本棚にスタンバイさせておけば、後詰も完璧です。
読書が止まりやすい人はぜひ本屋さんに寄って、常に興味がある本をさがし、新しい本を手にとる習慣をつくってみてください。そうすれば読書が止まったときに、すぐ再スタートが切れるはずです。ネット書店よリは、実際の本屋さんの方がお勧めですよ。
「本を読めない日」にこそ本を買いましょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?