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【保存版】読書初心者におすすめの小説ランキング2021

こんにちは、あかりです。
今回は表題の通り、読書を始めてまもない、または、これから読書を始めようと思っている方に向けて、おすすめの小説ランキングを作成しました。ランキングだけチェックしたい方は、⑶結果発表に飛んでください。

⑴ランキング作成動機

新型コロナウイルスの影響で、おうちで過ごす時間が増えた方が多いと思われます。そんななか、「新たな趣味として読書を始めたい」という方もおられるかもしれません。しかし、一方で「本が多すぎて何から読めばいいかわからない」と思う方もおられるでしょう。
そこで、読書が好きな方々に、「読書初心者におすすめの小説」を募集しました!この記事は、その結果をまとめたものです。詳しい募集方法は以下の通りです。

⑵ランキング作成方法

Twitter、および読書管理サイト・ブクログ上で、読書が好きな方に「読書初心者におすすめの小説」を1人1冊、投票していただきました。その他の条件は以下の通りです。

~条件~
・読書初心者でも、あまり苦労せずに読めそうな本
・内容が面白いと推せる本
・ほかの人と被ってOK
・期限は2021/01/13~2021/01/31まで
・投票はTwitterかブクログのどちらか片方のみ

⑶結果発表

総投票作品数:352作品 総投票参加者数:527人
『タイトル』作者 という形式で書いています。

11位(1票)

1票を獲得した作品は、なんと284作品あります!その全てを一覧にしました。みなさんのコメントは割愛することをご了承ください。エクセルでの50音順となっています。

『5分で読める!ひと駅ストーリー』 『このミステリーがすごい!』編集部
『タイムマシン』 H・G・ウェルズ
『O・ヘンリ短編集』 O・ヘンリー
『1ドルの価値/賢者の贈り物他21編』 O・ヘンリー
『翼の折れた天使たち』 Yoshi
『メディウム 』相沢沙呼
『小説の神様』 相沢沙呼
『ヴァイオリン』 アヴェ・マリア
『これは経費で落ちません!』 青木祐子
『アンデッドガール・マーダーファルス』 青崎有吾
『体育館の殺人 』青崎有吾
『幽落町おばけ駄菓子屋シリーズ』 蒼月海里
『木曜日にはココアを』 青山美智子
『鎌倉うずまき案内所』 青山美智子
『猫のお告げは樹の下で』 青山美智子
『セーラー服と機関銃』 赤川次郎
『杉原爽香シリーズ 』赤川次郎
『ビッグ4』 アガサ・クリスティ
『球は転々宇宙間 』赤瀬川隼
『猫の地球儀』 秋山瑞人
『蜘蛛の糸』 芥川龍之介
『芥川龍之介短編集~杜子春・トロッコ・魔術~』 芥川龍之介
『世にも奇妙な物語 』朝井リョウ
『星やどりの声 』朝井リョウ
『メトロに乗って』 浅田次郎
『The MANZAI 』あさのあつこ
『弥勒の月 』あさのあつこ
『神様の御用達 』浅葉なつ
『貘の耳たぶ』 芦沢央
『Another 』綾辻行人
『ごん狐 』新美南吉
『三匹のおっさん』 有川浩
『塩の街』 有川浩
『レインツリーの国 』有川浩
『植物図鑑』 有川浩
『空飛ぶ広報室』 有川浩
『フリーター、家を買う 』有川浩
『朱色の研究 』有栖川有栖
『三銃士』 アレクサンドル・デュマ
『チョコレートアンダーグラウンド』 アレックス・シアラー
『夏空に、きみと見た夢 』飯田雪子
『リカシリーズ』 五十嵐貴久
『1985年の奇跡』 五十嵐貴久
『オーデュボンの祈り 』伊坂幸太郎
『ラッシュライフ 』伊坂幸太郎
『アイネクライネナハトムジーク』 伊坂幸太郎
『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
『オー!ファーザー』 伊坂幸太郎
『残り全部バケーション』 伊坂幸太郎
『犬を飼いたかっただけなのに』石井和子
『トリツカレ男 』いしいしんじ
『ぶらんこ乗り 』いしいしんじ
『池袋ウエストゲートパークシリーズ 』石田衣良
『娼年』 石田衣良
『緊張をとる』 伊藤丈恭
『十二人の手紙』 井上ひさし
『ダロウェイ夫人 』ヴァージニア・ウルフ
『レッド・クイーン』 ヴィクトリア・エイヴヤード
『精霊の守り人 』上橋菜穂子
『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午
『桜のような僕の恋人 』宇山佳佑
『ふたりのロッテ』 エーリッヒ・ケストナー
『江戸川乱歩傑作選』 江戸川乱歩
『ロッキン・ホース・バレリーナ』 大槻ケンヂ
『片耳うさぎ 』大崎梢
『配達赤ずきん 』大崎梢
『筆と虹 』大坪命樹
『不思議の扉~時をかける恋~ 』大森望編
『あずかりやさん』 大山淳子
『珈琲店タレーランの事件簿 』岡崎琢磨
『クラインの壺』 岡嶋二人
『つるかめ助産院』 小川糸
『小川未明童話集 』小川未明
『罪と轍 』奥田英朗
『失はれる物語』 乙一
『銃とチョコレート』 乙一
『ゴーストハントシリーズ 』小野不由美
『ネバーランド』 恩田陸
『ねじの回転』 恩田陸
『愛がなんだ』 角田光代
『トオリヌケキンシ』 加納朋子
『カーテンコール』 加納朋子
『2.43清陰高校男子バレー』 壁井ユカコ
『心霊探偵八雲』神永学
『デルフィニア戦記』 茅田砂胡
『レディ・ガンナーの冒険 』茅田砂胡
『神様』 川上弘美
『ぼくの死体をよろしくたのむ 』川上弘美
『夏物語』 川上未映子
『コーヒーが冷めないうちに』 川口俊和
『イニシエーション・ラブ』 乾くるみ
『掌の小説』 川端康成
『船乗りクプクプの冒険』 北杜夫
『空飛ぶ馬』 北村薫
『SPEED』 金城一紀
『レボリューションNo.3 』金城一紀
『ふがいない僕は空を見た 』窪美澄
『トラちゃん』 群ようこ
『青天の霹靂』 劇団ひとり
『金曜日のバカ』 越谷オサム
『夫のちんぽが入らない 』こだま
『ラストは初めから決まっていた 』小手鞠るい
『鬼滅の刃~無限列車編~』 吾峠呼世晴
『シャーロックホームズの冒険 』コナン・ドイル
『復活の日 』小松左京
『ときどき旅に出るカフェ 』近藤史恵
『ST 警視庁科学特捜班 』今野敏
『KAGEROU 』斎藤智裕
『後宮小説』 酒見賢一
『サキ短編集 』サキ
『妻を殺してもバレない確率』 桜川ヒロ
『スターティングオーバー』 三秋縋
『三日間の幸福』 三秋縋
『たったひとつの冴えたやり方 』ジェイムズ・ディプトリ―・Jr
『星を継ぐもの 』ジェイムズ・ホーガン
『辺境の老騎士 』支援BIS
『キノの旅 』時雨沢恵一
『青い鳥 』重松清
『小さき者へ』 重松清
『京大芸人 』菅広文
『「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。』 隙名こと
『ほどよく長生き死ぬまで元気 』鈴木輝一郎
『あの日の歌をもう一度』 鈴木和音
『ハツカネズミと人間 』スタインベック
『宝島 』スティーブンソン
『麦本三歩の好きなもの』 住野よる
『強運の持ち主 』瀬尾まいこ
『天国はまだ遠く 』瀬尾まいこ
『卵の緒 』瀬尾まいこ
『おしまいのデート』 瀬尾まいこ
『幸福な食卓 』瀬尾まいこ
『あと少し、もう少し 』瀬尾まいこ
『神様刑事 警視庁犯罪被害者ケア係 神野現人の相棒』 関口暁人
『空をつかむまで 』関口尚
『ドン・キホーテ 』セルバンテス
『実験小説ぬ』 浅暮三文
『そしてユリコは一人になった』 貴戸湊太
『みをつくし料理帖 』高田郁
『図書館の魔女』 高田大介
『クリス・クロス~混沌の魔王~』 高畑京一郎
『一夢庵風流記 』隆義一郎
『銀河ヒッチハイク・ガイド』 ダグラス・アダムス
『愛されなくても別に』 武田綾乃
『どうぞ愛をお叫びください』 武田綾乃
『煌夜祭 』田崎礼
『今夜は心だけ抱いて』 唯川恵
『月蝕島の魔物』 田中芳樹
『銀河英雄伝説1黎明編』 田中芳樹
『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス
『マタタビ町は猫びより 』田丸雅智
『ダレン・シャンⅠ奇怪なサーカス 』ダレン・シャン
『ダレン・シャンシリーズ』 ダレン・シャン
『ムゲンのi 』知念実希人
『仮面病棟 』知念実希人
『海峡の光』 辻仁成
『君の思い出をくださいと天使は言った 』辻堂ゆめ
『ツナグ』 辻村深月
『V.T.R 』辻村深月
『朝が来る』 辻村深月
『家族シアター』 辻村深月
『冷たい校舎の時は止まる』 辻村深月
『ぼくのメジャースプーン 』辻村深月
『時をかける少女 』筒井康隆
『クリスマスキャロル 』ディケンズ
『ポケットに名言を 』寺山修司
『君に叶わぬ恋をしている 』道具小路
『天と地の方程式 』富安陽子
『銀の匙』 中勘助
『今夜すべてのバーで 』中島らも
『お父さんのバックドロップ』 中島らも
『百瀬、こっちを向いて。』 中田永一
『銃 』中村文則
『白い薔薇の淵から 』中山可穂
『air』 名木田恵子
『家守奇譚』 梨木香歩
『神様のカルテ』 夏川草介
『悲球伝』 西尾維新
『傷物語』 西尾維新
『円卓 』西加奈子
『漁港の肉子ちゃん』 西加奈子
『七回死んだ男 』西沢保彦
『18禁日記 』二宮敬人
『”文学少女”と死にたがりの道化』 野村美月
『ハード・ボイルド・エッグ』 萩原浩
『海の見える理髪店』 萩原浩
『鞦韆』 橋本治
『九つの、物語 』橋本紡
『流れ星が消えないうちに』 橋本紡
『猫泥棒と木曜日のキッチン』 橋本紡
『まことの華姫 』畠中恵
『アリクイのいんぼうシリーズ 』鳩見すた
『セメント樽の中の手紙 』葉山嘉樹
『店長がバカすぎて』 早見和真
『怪盗クイーンシリーズ』 はやみねかおる
『そして5人がいなくなる』 はやみねかおる
『平成トム・ソーヤー』 原田宗典
『ハグとナガラ』 原田マハ
『放課後はミステリーとともに』 東川篤哉
『もう誘拐なんてしない 』東川篤哉
『探偵ガリレオ 』東野圭吾
『マスカレードホテル』 東野圭吾
『仮面山荘殺人事件』 東野圭吾
『恋のゴンドラ 』東野圭吾
『カエルの楽園』 百田尚樹
『幸福な生活 』百田尚樹
『海賊と呼ばれた男 』百田尚樹
『夢を売る男 』百田尚樹
『トムは真夜中の庭で 』フィリパ・ピアス
『ふたご』藤崎彩織
『猫語の教科書 』ポール・ギャリコ
『雪のひとひら』 ポール・ギャリコ
『活版印刷三日月堂 』ほしおさなえ
『きまぐれロボット 』星新一
『ショートショートシリーズ』 星新一
『悪魔のいる天国』 星新一
『殿さまの日 』星新一
『おのぞみの結末 』星新一
『ジウシリーズ』 誉田哲也
『幻想郵便局 』堀川アサコ
『阿修羅ガール』 舞城王太郎
『鴨川ホルモー 』万城目学
『劇場 』又吉直樹
『火花』 又吉直樹
『しき 』町屋良平
『走れT校バスケット部』 松崎洋
『心の闇に灯りを灯せ 』まつながみつる
『神様ゲーム 』麻耶雄崇
『ふたりぼっち』 丸山昇一
『道ありき』 三浦綾子
『舟を編む』 三浦しをん
『ビブリア古書堂の事件手帖』 三上延
『夢をかなえるゾウ』 水野敬也
『ロードス島戦記 』水野良
『わざと忌み家を建てて棲む』 三津田信三
『高校入試 』湊かなえ
『贖罪』 湊かなえ
『リバース 』湊かなえ
『Nのために 』湊かなえ
『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ
『よろこびの歌』 宮下奈都
『今夜は眠れない』 宮部みゆき
『彗星物語 』宮本輝
『ぼくらの七日間戦争 』宗田理
『アフターダーク』 村上春樹
『レキシトシンの幽霊 』村上春樹
『ダンス・ダンス・ダンス 』村上春樹
『カンガルー日和』 村上春樹
『昭和歌謡大全集』 村上龍
『ルリユール』 村山早紀
『その本の物語』 村山早紀
『桜風堂ものがたり』 村山早紀
『魔女たちは眠りを守る 』村山早紀
『おいしいコーヒーのいれ方 』村山由佳
『風邪に舞い上がるビニールシート 』森絵都
『おいしくて泣くとき 』森沢明夫
『聖なる怠け者の冒険』 森見登美彦
『恋文の技術 』森見登美彦
『天使のナイフ』 薬丸岳
『ルビンの壺が割れた 』宿野まほかる
『オレンジ色のメヌエット』 山田五郎
『パズル』 山田悠介
『96番目の君 』山田悠介
『放課後の音符(キイノート)』 山田詠美
『幸福ロケット 』山本幸久
『ランチのアッコちゃん 』柚木麻子
『王妃の帰還 』柚木麻子
『新書太閤記』 吉川英治
『アムリタ 』よしもとばなな
『ハゴロモ』 よしもとばなな
『儚い羊たちの祝宴 』米澤穂信
『ウォーターシップダウンのうさぎたち』 リチャード・アダムス
『火星年代記』 レイ・ブラッドベリ
『イルカの家 』ローズマリー・サトクリフ
『大きな森の小さな家 』ローラ・インガルス・ワイルダー
『マディソン郡の橋 』ロバート・ジェームズ・ウォラー
『2000年のゲーム・キッズ』 渡辺浩弐
『蹴りたい背中 』綿矢りさ
『小太郎の左腕 』和田竜
『デルフォニア戦記シリーズ』 茅田砂胡
『線は、僕を描く』 砥上 裕將
『君に恋をするなんてありえないはずだった』 筏田かつら
『鯖喰いビスコ 』瘤久保慎司

ちょっと考察:「1人1作品に投票してください」と募集したため、シリーズものをどう投票するかが曖昧でした。つまり、『シリーズ1作目のタイトル』で投票するか、『〇〇シリーズ』で投票するか、ということですね。こちらは個人の判断に委ねられていました。
そのためか、人気の高い星新一さんのショートショートシリーズは、『ショートショートシリーズ』として1票を獲得し、ほかに具体的な各タイトルがそれぞれ1票ずつ獲得するという結果になりました。これが『ショートショートシリーズ』で統一していたら、より上の順位になっていたでしょう。

10位(2票)

2票を獲得した作品は、34作品です。

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』 青柳碧人♡
『三毛猫ホームズシリーズ 』赤川次郎♡
『そして誰もいなくなった 』アガサ・クリスティ♡
『十角館の殺人』 綾辻行人♡
『旅猫リポート』 有川浩
『シアター! 』有川浩
『チルドレン』 伊坂幸太郎
『異世界食堂』 犬塚惇平
『孤笛の彼方』 上橋菜穂子
『つめたいよるに 』江國香織
『イン・ザ・プール』 奥田英朗
『空中ブランコ 』奥田英朗
『ドミノ』 恩田陸
『夜市』 恒川光太郎
『妖怪アパートの幽雅な日常』 香月日輪★
『陽だまりの彼女』 越谷オサム
『明るい夜に出かけて 』佐藤多佳子
『旅のラゴス』 筒井康隆
『少年アリス 』長野まゆみ★
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする 』七月隆文
『アルケミスト~夢を旅した少年~』 パウロ・コエーリョ
『そして五人がいなくなる~名探偵夢水清志郎事件ノート~』はやみねかおる★
『容疑者xの献身』 東野圭吾
『ミッキーマウスの憂鬱』 松岡圭祐
『まほろ駅伝多田便利軒 』三浦しをん
『神去なあなあ日常 』三浦しをん
『風が強く吹いている 』三浦しをん
『我らが隣人の犯罪 』宮部みゆき♡
『ブレイブストーリー 』宮部みゆき★
『すべてがFになる 』森博嗣♡
『本屋さんのダイアナ』 柚木麻子★
『夏の庭 』湯本香樹実★
『キッチン 』よしもとばなな
『満願 』米澤穂信

ちょっと考察:読書好きの間で有名な作者が多く見られます。三浦しをんさんは3作品が入っていますね。三浦さんを推した方たちは、具体的に推す作品にはばらつきが出たということですね。
また、★を付けた作品は「幅広い年代の人に楽しんでもらえると思う」との太鼓判を押された作品です。
そして、ミステリー好きの筆者は、ミステリーもかなりランクインしたことに注目しました。♡がついてるものは、投票者の方が「ミステリー」と紹介した作品です。なお、『旅猫リポート』も「少しミステリ―要素がある」とのことです。ミステリーに興味のある方、ぜひ参考にされてください!
それから、投票者の方が「映像化されている」と教えてくださったのが、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、『シアター!』です。

9位(3票)

3票を獲得したのは14作品です。

『アヒルと鴨のコインロッカー 』伊坂幸太郎
『陽気なギャングが地球を回す 』伊坂幸太郎
『獣の奏者 』上橋菜穂子
『ツバキ文具店』 小川糸
『和菓子のアン 』坂木司
『星の王子さま 』サン・テグジュペリ
『きみの友だち 』重松清
『また同じ夢を見ていた』 住野よる
『優しい死神の飼い方 』知念実希人
『崩れる脳を抱きしめて 』知念実希人
『こころ 』夏目漱石
『都会のトムアンドソーヤ』 はやみねかおる
『本日は、お日柄もよく 』原田マハ
『羊と鋼の森 』宮下奈都

ちょっと考察:伊坂幸太郎さん、知念実希人さんは、2作品ずつランクインしていますね。

伊坂幸太郎は読みやすいし、どれ読んでも面白いから初心者の方には断然オススメ。

という声がありました。知念実希人さんの2作品は、ミステリーに恋愛要素も含まれている作品です。知念さんは医者をやられているので、医療現場が舞台の作品が多いです。
また、『星の王子さま』は「一度は耳にしたことがあるけれど、読んだことはない」という方も多そうです。
日本の文豪、夏目漱石の代表作もここでランクインしていますね。

8位(4票)

4評価を獲得したのは4作品です。

『砂漠』 伊坂幸太郎
『博士の愛した数式』 小川洋子
『君の膵臓を食べたい』 住野よる
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 東野圭吾

ちょっと考察:すべて映画化された作品です。小説と映画、両方を楽しむというのもアリですね。実際は読書好きの中には、「映像化も楽しめるタイプ」もいれば、「小説の映像化は見たくないタイプ」もいますね。あなたは果たしてどちらでしょうか?ちなみに、小説『君の膵臓を食べたい』に対しては、

映画とはまた違った感想を持てると思う

という声がありました。そして同じ恋愛ものでも、『博士の愛した数式』に対しては、

恋愛が苦手な方でも大丈夫だと思う。

という声がありました。
また、『砂漠』に対しては、

こんな青春を送ってみたかった。大学に行けばよかったって思った。
大学生におすすめしたい。

とのことですので、全国の大学生に是非読んでほしいですね。

7位(5票)

5票を獲得したのは1作品です。

『キケン』有川浩

ちょっと考察:この作品には、小学生の方が意見を寄せてくださいました。

小学生の僕でもスラスラ読めました。有川浩作品の中ではマイナーですが、僕が読書にハマったきっかけです。

とのこと。小学生から楽しめるということは、すべての人に向いていそうですね。読書初心者の方でも読みやすい可能性が高いですね!

6位(6票)

6票を獲得したのは7作品です。

『死神の精度』 伊坂幸太郎
『夜のピクニック 』恩田陸
『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ
『かがみの孤城 』辻村深月
『流浪の月 』凪良ゆう
『コンビニ人間』 村田沙耶香
『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

ちょっと考察:『コンビニ人間』は芥川賞を受賞した作品です。また、『夜のピクニック』、『そして、バトンは渡された』、『かがみの孤城』、『流浪の月』は、どれも本屋大賞に輝いた作品です。『夜は短し、歩けよ乙女』は本屋大賞2位を受賞しました。受賞作揃いですね。
『夜のピクニック』に対しては、

どの世代にも親しみやすいし、同作者さんでいろんな作風の物語が読めるので、次の一冊に繋がりやすい…かも?

という声が。読書をしていくうえで、「次に繋がるかどうか」も重要な指標になりえますね。
『そして、バトンは渡された』に対しては、

本を全く読まない人にすすめた結果、読書好きになってくれました!親の愛がテーマな本です!ぜひ!

とのこと。また、『かがみの孤城』に対しても、

初めて本を読もうとした中学生に勧めたところ、この本からいろんな本を読むようになってくれました。

との声が。誰かを読書好きにした実績があるんですね!
また、『死神の精度』や『流浪の月』に対しては、「読後に温かい気持ちになれる」という声がありました。読後感とは、「読書をした後に訪れる感情、感覚」です。温かい読後感が好きな方もいれば、後味の悪い作品が好きな方もいます。読書を進めるうちに、自分の好みも見えてくるかもしれませんね。
そして、『コンビニ人間』に対しては、

ドラマや映画や音楽では味わえない「読後感」が味わえる。

という声が。筆者も今作を読了したあと、誰かに「あなたはどう思った?」と聞いてみたくなりました。実際にTwitterで聞いてみたところ、主人公に共感できる/できないを中心に、様々な意見が出てきました。自分が読んだ本を、他の人はどう感じたのか。ブクログというサイト/アプリでそれを見ることができますので、そんな楽しみ方をしたい方は、ぜひ検索してみてください!
最後に『夜は短し、歩けよ乙女』には、

人生というか価値観を変えた本候補。

という声が。もしこの記事をきっかけに読書を始めて、「自分の価値観を変えてくれたな~」という本に出会えたときは、ぜひ教えてくださいね(*'▽'*)

ポップでクセになる言い回し。

という声もありましたが、森見さんの作品は語り口が独特であるため、人によって合う・合わないはあると思います。試す価値はあると思いますよ!

5位(7票)

7票を獲得したのは4作品です。

『ボッコちゃん』 星新一
『モモ』ミヒャエル・エンデ
『コンビニたそがれ堂』 村山早紀
『ぶたぶたシリーズ』 矢崎存美

ちょっと考察:11位で登場した星新一さんが、ここでもランクインしました。星さんのショートショートの中でも、特に推せる本なのかもしれませんし、ここからさらに他のショートショート作品を読んでほしいという意思の表れかもしれません。

先生の風刺は現代社会にこそ響くものがあり、読書初心者でも、ショートショートなら気軽に楽しめるのではないかな。

という声がありました。なるほど、「社会風刺」はたしかに星さんの持ち味の1つですね。
そして『モモ』は児童文学なのですが、学生や社会人の方の読了ツイートもよく見かけます。読了ツイートとは、何か本を読了した後にTwitterに「#読了」のタグをつけるなどして、自分の読んだ作品を投稿することです。読了ツイートの仕方は人によって様々ですので、興味のある方はTwitterで「#読了」で検索してみてください。さて、『モモ』に対しては、

本当に心が豊かになる体験をしました。
児童文学は誰に対しても垣根の低い名著が多いジャンルだと思っています。

という声が聞けました。読書を始める際、児童文学から攻めるのも1つの方法ですね。
『コンビニたそがれ堂』にも熱いコメントが届いています。

どの巻・どの話からでも違和感なく読める短編集。読後は幸福感がぐんと上がっているのを実感できます。
何気ない情景描写の一行にもふいに涙を誘われます。読み返すたびに心に柔らかな灯りがともる大好きなシリーズです。
児童書の作家さんなので文章も柔らかく読みやすい。優しいお話が多く癒されます。

また、『ぶたぶたさんシリーズ』は、見た目は豚のぬいぐるみなのに、人間と同じように生活している、山崎ぶたぶたさんが主人公の物語。続き物ではないので、シリーズのどの巻から読んでも楽しめます。

こういうときだからこそ、気軽に手に取って、ぶたぶたさんがいる世界に遊んで、たくさん笑って、癒されてほしいです。
誰もが思い当たる小さな心の「引っ掛かり」を、優しく解きほぐしてくれる小説集です。どこから読んでも良いですが、まずは「出張料理人ぶたぶた」をお勧め。何故かは読めば分かります。

4位(8票)

8票を獲得したのは2作品です。

『西の魔女が死んだ』梨木香歩
『告白』湊かなえ

ちょっと考察:両方とも映像化された作品ですので、見比べるのも良いですね。『西の魔女が死んだ』に対しては、

少女の瑞々しい感性と、おばあちゃんの年を経て醸造された感性が、哀しいけど爽やかな読後感を運ぶ素晴らしい物語。最後の仕掛けに泣き笑いする。

との声が。また、

田舎へ行きたくなる。疲れている人もちょっぴり休んでまた頑張ろうと思える。
学校に馴染めない女の子が主人公なので、今の時期に良いと思います。

と、コロナ禍である今の時期に合わせて選んでくださった方もいました。ハートウォーミングな今作とは打って変わって、『告白』は、とあるクラスの担任教師が、娘を殺した犯人を探す話です。それぞれの章で語り手が変化していき、徐々に真相が明らかになっていきます。湊かなえさんは「イヤミスの女王」とでも呼ぶべき方です。イヤミスとは、「読後感が嫌な感じのする、後味の悪いミステリー作品」のことです。
温かい読後感をお求めの方は前者、後味の悪さをお求めの方は後者をお読みください。

さて、いよいよベスト3の発表です!

3位(9票)

9票を獲得し、3位に輝いたのは…

『阪急電車』有川浩

あらすじ:幻冬舎文庫の裏表紙を引用。

片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。ほっこり胸キュンの傑作長編小説。

ちょっと考察:この作品は、これまでのランクイン作品の中でも、特に「読みやすさ」に定評のある作品です。今回は「読書初心者の方におすすめの小説」というテーマなので、まさしくぴったりだと言えます。こちらも読後感の良い、心温まる作品です。短編集ですが、1つ1つの話がつながっているので、順番に読むのがおすすめです。筆者も昔読んだのですが、昔すぎて内容を忘れてしまったので、再読してみたくなりました!
再読と言えば、読書好きの中にも、「1冊の本を再読するのが好きな人」もいれば、「一度読んだ本はもう読まない人」もいます。前者は、「歳が変わってから再読することで、以前とは違った感想を抱けて楽しい」とか、「ミステリーは謎解きを知ったうえで再読した方が、より理解できる」という意見です。後者は、「より多くの本を読みたい」、「新鮮な気持ちで本を読みたい」という感じでしょうか。
いずれにせよ、本の楽しみ方は人それぞれで、正解はないと思います。途中で読むのをやめたり、難しいところを飛ばし読みしたりしても構いません。リラックスして読書を楽しんでいただければ、読書を楽しんでもらいたい筆者としては、この上なく幸いです。読書好きでも、「今は体が本を受け付けないな」という時期はあります。そういうときは、一旦読書から離れても構わないのです。ほどよい距離感をもって、読書を楽しまれてくださいね。

2位(10票)

10票を獲得し、2位に輝いたのは…

『図書館戦争シリーズ』有川浩

あらすじ:角川文庫の裏表紙を引用。

公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る”王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…⁉番外編も収録した本と恋の極上エンターテイメント、スタート!

ちょっと考察:有川浩さん、強し。あらすじを書きながら思いましたが、これって「本を守る」のが軸の物語だから、読書好きは無意識に支持してしまうのでは…⁉もちろん有川浩さんお得意の、甘酸っぱい胸キュンが詰まっていることも魅力の1つです。ストーリー自体も、しっかり作りこんであります。正直に言うと、私は初めて読んだとき、「漢字が多すぎて読みにくい。法律についての話も難しい」と頭を悩ませました。2位になったというのに、ごめんよ。しかし面白いので結局全巻読みましたし、別冊(番外編)3巻も読みました。特に別冊がベタ甘展開なので、少女漫画が好きだった人とか、特に読んでほしい…!そこにたどり着くまでが長いけど(笑)でも、「シリーズものなのでゆっくり読めるのが魅力」と答えた方もいました!

ラブコメとしてもアクションとしても良い!自由に本を読める喜びを感じます。
本と図書館という身近なものと場所、もしこんな世界になってしまったらというハラハラ感、戦う緊迫感、人間関係や恋愛模様まとめてドンッッ

1位(13票)

13票を獲得し、1位に輝いたのは…

『カラフル』森絵都

あらすじ:ブクログの作品紹介を引用。

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真と過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。

ちょっと考察:実は筆者、この作品は読んだことがありません!最初から最後まで1位をキープし続けたような作品なので、今度必ずチェックしようと思ってます。あらすじすら知らなかったのですが、読んでみると意外と悲しいというか、重そうな話にも見えますよね?実際はどうなのでしょう。1位なのに曖昧で申し訳ない。代わりにみなさんの熱いメッセージをどうぞ!

どの年代の方にも優しいお話。
小学校の教科書にも載るような作者なので、親しみやすいのでは?
厚さも程よいし、子供でも大人でも心に残ると思う。
読みやすさ、ボリューム、偏ったジャンルでないこと。シリアスなのにユーモアたっぷりのステキな小説です!!全人類に読んで欲しい…。

特に最後のコメント。「全人類に読んでほしい」。何が彼女にここまで言わしめたのか、気になるところです!

⑷総評

以上でランキングは終了です。お疲れさまでした!読書好きのみなさん、たくさんの投票を本当にありがとうございました!まさか、こんなにたくさんの方に関わっていただけるとは予想していませんでいた。拡散してくださった方も、ありがとうございました。

この記事を読んでくださった、あなたにも感謝します。粗削りな文章でしたが、みなさんの今後の読書ライフに少しでもお役に立てれば、これ以上のことはありません。読書はノールールです。何物にも縛られない読書ライフが送れることを、願ってやみません。気軽に読んでみてくださいね!

総評としては、「読みやすい本」と募集していたこともあり、短編集に投票する方が多かった印象です。また、「実際に私/あの人が読書好きになるきっかけとなった本です」という声もありました。本のあらすじや推しポイント、感想など様々なことに言及していただきました。すべてを紹介することができず申し訳ないです。もしかしたら、すべてのコメントが読めるように、何らかの措置をとるかもしれません(とらなかったら、ごめんなさい)。

募集方法の反省点としては、投票する際の書き方を指定すればよかったと思いました。「タイトル/作者 コメント」といったふうに。また、自主的に書いてくださった方もいたのですが、「こんな人におすすめ」というポイントも書いてもらった方がよかったかな?と思いました。
これからアンケートを取るよ、という方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました(*'▽'*)
多くの方を巻き込んだ企画をするのは、今回が初めてでした。よって、みなさんから感想がいただければ、非常に嬉しいです!もしかしたら、すべてに返信することはできないかもしれません。その場合は誠に申し訳ございません。心では大変ありがたく思っていると、知っておいていただきたいです!本当にありがとうございました。素敵な読書ライフを!

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