禅と量子論。
禅について、最近学びたいと思った。
あまり、深い事は知らなかった。
無になること、心の迷いを無くすこと。
そんな感じのことかと、勝手に思っていた。
しかしながら、
色即是空、空即是色。
般若心経にでてくる、
空、色という概念。
色は空であり、空は色である。
つまり、
生まれては無くなり、無くなっては生まれる。
阿吽の呼吸と同じような意味だろう。
量子論の中で、真空とは何もないということだとばかり思っていたが、
実は、真空とは何もないのではなく
何か生まれては、消えるを繰り返しているという。結果として何も無いことらしい。
まさに、同じことのようだ。
科学と宗教は何処か共通する部分もあるのだと感じた。
禅は、何もないところから何かをつくり、そして何も無くなるを繰り返す。
ただ座っているだけ。
でも、呼吸は
吸うところから始まり、吐き切ることで終わる。
ただ、ただ、それだけ。
人は、話すことを大事だと思い、
人の話は聞こうとしない。
話すことは息を吸う事。
聞くことは息を吐く事。
どちらが大事ではなく、
どちらも大切なのだ。
そういったことを考えて、
意識を集中させ、
そして、無に帰る。
それが、禅かもしれない。
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