Skyland Ventures木下慶彦氏〜若手に積極的に投資を行うVCの登場〜
今回はSkyland Ventures木下さんの出演会をまとめました!
木下さんがSkyland Venturesを立ち上げるまでの経緯や投資したい領域などについてお伺いしております!
▼目次
・早稲田大理工学部から大和証券VC・独立系VCも経験!!「起業しろおじさん」の秘密に迫る!?
・【Skyland Ventures】可能性に投資したい!U25のシードスタートアップを積極的に支援!
・【VCとのコミュニケーション】機会損失を防ぐための具体例とポイントを解説!
○木下慶彦 スカイランドベンチャーズ株式会社 -CEO・パートナー
HP▶︎https://skyland.vc/
Twitter▶︎https://twitter.com/kinoshitay
Facebook▶︎https://www.facebook.com/max.kinoshitay
ベンチャーキャピタリスト・起業家・経営者。1985年生まれ横浜市出身。
U25のシードスタートアップへの投資をメインに行うVC(ベンチャーキャピタル)ファンドを運営するSkyland Ventures CEO・パートナー。
早稲田大学理工学部卒業。Skyland Venturesをスタートする以前は証券会社系VC、独立系VCに所属。
大学時代はテニスサークルに所属、
現在は水泳が趣味であり平日から休日まで週数回プールで泳ぎリフレッシュしながらハードワークする日々を過ごす。
早稲田大理工学部から大和証券VC・独立系VCも経験!!「起業しろおじさん」の秘密に迫る!?
木下さんの大学時代
木下さんは早稲田大学理工学部に2004年〜2009年の5年間通われ、新卒で大和証券のグループVCに入社されたそうです。同期にはSTRIVEのパートナーの根岸さんがいらっしゃったそうです!
学生時代に、ANRIのジェネラルパートナーの佐俣アンリさんに誘われ、日本テクノロジーベンチャーパートナーズの村口さんが一年に一回、慶應義塾大学で開催するイベントに参加されたことがきっかけでVC業界に興味を持たれました!
独立に至った経緯
木下さんは大和証券のVCの後にインキュベイトファンドを経て、2012年にSkyland Venturesを設立されていますが、独立を決められた経緯として同期の佐俣アンリさんに独立しないのかと、けしかけられたことが決め手になったそうです!
投資できなかった2年間
新卒入社時はサブプライムショックの後で、VC業界がほぼ壊滅したという状態だったそうです。そのため、投資ができない時期が続いた為、大和証券のVCを退職されました。退職時に大和証券の先輩でインキュベイトファンドのパートナーの村田さんと交流があったため、インキュベイトファンドに転職されたそうです!
シード投資をしたかった
2009年は景気が悪かった一方で、オープンネットワークラボやサムライインキュベートが投資を始めており、スタートを支援することに対して、とてもいいなと感じられていたそうです。その時期にインキュベーションやシードVCは、インキュベイトファンドとサムライインキュベートしか知らなかった為、ご縁があったインキュベイトファンドに転職されました。転職時に2年で独立できるようにしてやると村田さんに言われていたため、独立することが前提となっていたそうです!
1年間で独立できるのか?
当時は、自身が投資した会社が上手くいっていることが、お金を集めることにどれくらい関係があるのかなど、あまり分かっていなかったそうです!
しかし投資に関して、わからないことが多かったそうですが、独立しようという気持ちで乗り切り、1号ファンドは結果的に5億円のファンドを組成されています!
その他にも、株式会社じげんでの役割や木下さんのtoB向けに対する強みなどについてもお伺いしております!
ぜひご覧ください!!!
【Skyland Ventures】可能性に投資したい!U25のシードスタートアップを積極的に支援!
投資するラウンドについて
Skyland Venturesはシード期の企業に寄って投資をされており、現在投資先は100社以上になるそうです。
投資先のとの関わり方として、ハンズオフになるそうです。
Skyland Venturesの投資スタイルとして基本的には設立投資にフォーカスして投資をされていますが、他にもプロダクトをローンチしたPDCAサイクルを聞きながら、投資も行なっています!
投資の意思決定のプロセスについて
投資委員会はなく、木下さんの一存で意思決定が可能なため、合意してから、1〜2週間ほどで入金まで行うことも可能だと仰られていました!
またクラスター社のように、一年後に起業してから投資を行なったケースも存在するようです!
プロダクトに触り始めたきっかけ
木下さんはプロダクトがわかるVCは日本に少ないと感じており、だからこそ問題意識を持ってプロダクトを触られています!
木下さんがプロダクトを触るきっかけになったのが、Skyland Venturesの投資先のROXXの社長中嶋さんとお話しされた時に、ANRI、イーストベンチャーズ、Skyland Ventures、グローバル・ブレイン、OneCapitalという名だたるVCが投資をする中で、OneCapitalの浅田さんだけがback checkというプロダクトを触り、プロダクトが良かったため投資をされていたことをお聞きしたそうです。
浅田さんの話を聞き、プロダクトのいい点や、広がりについて話すべきだと考え、プロダクトを触られるようになったそうです!
投資をしたい人物像について
木下さんは多動的な方に投資をしたいと考えられており、社長業はファイナンス、事業・採用など全てのことに関わるので成功するには多動的でないと厳しいと仰られていました!
若手で多動的な方にこれからも投資を行なっていくそうですが、若手でなくとも雰囲気や人物像なども見て年齢に関係なく投資を行なっていくそうです!
その他にも、クラスター 加藤さんとのお話などについてお伺いしております!
またSkyland Venturesのブログで投資先事例でお話しいただいたROXXについてのポッドキャストの書き起こし記事もございますのでそちらも併せてご覧ください!
https://blog.skyland.vc/posts/roxx-yamada
【VCとのコミュニケーション】機会損失を防ぐための具体例とポイントを解説!
印象的だった起業家
木下さんが印象的だった起業家はCandleをクルーズに売却した金さんとアランプロダクツという会社をユナイテッドに売却した花房さんのお二人だと仰られていました!
木下さんは金さん、花房さんどちらも創業期にお会いしていたそうで、関係性も木下さんが出資することを決めれば、出資ができたそうでした。
しかし、実際は投資をされておらず、結果イグジットしており、後悔されたそうです!
2社に投資をしなかった理由
Candleとアランプロダクツに投資しなかった理由として、すでに投資先に近い事業体の投資先をいたこと、設立時のタイミングで話した時に投資をしなかったので、木下さんは将来的に投資する機会はないと思い、投資をされなかったそうです。この経験から設立時に投資をしなかったとしても、いい経営者にはついていくことが大事だと仰られていました!
次に繋がるVCとの付き合い方
断られたVCにもラウンドが終わったことなどを報告することでVCとより良いコミュニケーションができるそうです。Skyland Venturesの投資先のAidemyが調達を行なっていた時に最終8億円調達したことを断られたVCに報告をしたところ、もし次のラウンドがあったとしても話しやすいと木下さんのところに連絡があったそうです!
またVCはいい会社に投資をしたいため、いい会社が近くにいるという事をVCにうまく共有することが重要になります!
最近感じた反省点
ToraSeという投資先の取締役の大川さんが、PodcastやYouTubeなどで発信をされており、もし大川さんのPodcastを他のVCが聞いていたら、確実に投資をしているだろうと仰られていました。もしこのポッドキャスト聴いていなければ、積極的に提案もしていなかった可能性があり、あらかじめ投資先についてリサーチすることで後悔のない提案ができるため、リサーチしていなかった事を反省されていたそうです!
既存投資先の大切さ
機会損失を防ぐために、自社で投資している会社のキャッチアップは全力でするべきと仰られていました!
木下さんも一年ほど前に投資先のM&Aクラウド社が資金調達を行われていたときに、キャッチアップができておらず、気づいたらラウンドが終わっていたということがあったそうです。そのため、投資先のキャッチアップはしっかり行うことが大切だと仰られていました!
ぜひご覧ください!!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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