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Spiral Capital千葉 貴史氏〜PEファンドからVCへ!スタートアップの創業経験があるVC登場!〜

今回はSpiral Capital千葉さんの出演回をまとめました!

千葉さんがSpiral Capitalの1号ファンド立ち上げメンバーとして参画されるまでの経緯やファンドの概要についてお話いただいております。

▼目次
ドイツ証券、スタートアップ創業を経験して分かったVCの魅力とは?
【Spiral Capital】異質な組み合わせ?既存産業と先端テクノロジーで変革を生み出すベンチャーキャピタル
【業界経験は不要】スタートアップは情熱と覚悟が1番大事!?
○千葉 貴史 Spiral Capital株式会社 パートナー/ベンチャーキャピタリスト
HP▶︎https://spiral-cap.com/team​
Twitter▶︎https://twitter.com/chibatakasi​
Facebook▶︎https://www.facebook.com/takashi.chib...​
2016年6月よりSpiral Ventures Japan(現:Spiral Capital)の1号ファンド立ち上げメンバーとして参画して以降、20社以上への投資を主導。
当社への参画以前は、2013年より3年間、
不動産テック系スタートアップであるイタンジの創業メンバー&取締役COO/CFOとして、
0→1の創業期から拡大期において、事業開発、ファイナンス、経営管理領域全般を統括。
それ以前は、カーライル・グループのバイアウトチーム及びドイツ証券の投資銀行部門において、
通算6年間に渡りプライベートエクイティ投資業務、
M&A・資金調達のアドバイザリー業務に従事。東京大学経済学部卒。
千葉県生まれ千葉県育ち。趣味は情報収集(ネット検索、読書)と、子供達と戯れること。
娘はディズニープリンセスとプリキュア、息子はアンパンマンが大好き。

ドイツ証券、スタートアップ創業を経験して分かったVCの魅力とは?

千葉さんの経歴

千葉さんは大学卒業後、ドイツ証券の投資銀行部門に入社され、M&Aアドバイザリー業務や資金調達のアドバイザリー業務を担当されていました。
千葉さんがドイツ証券に入社された理由は、学生時代にPEファンドで働きたいと考えていたが、新卒採用を行なっていなかったため、PEファンドで働くためのステップとして、ドイツ証券に入社されたそうです。
ドイツ証券に入社された4年後に外資系PEファンドのカーライルに入社されています。

千葉さんの起業

カーライルに入社後は経営支援や東証一部に上場するまでの支援を担当されたりしていたそうです。カーライルで働く中で経営陣と近い距離で仕事をする機会が増えたそうです。
経営陣と近い距離で仕事をする中で、自分で会社経営をしてみたいと思うようになったそうです。その後、30代手前でカーライルを退職されました。
その後、創業メンバーとしてイタンジに参画されています。
イタンジの創業社長の伊藤さんに起業しようとしていることをお話したところ、イタンジを創業するので一緒にやろうと誘われ、イタンジに参画されたそうです!

そしてスパイラルへ

イタンジに参画後、M&AでEXITする手前で退職されています。
千葉さんが退職された時は黒字が見えたタイミングであったり、当初採用した事業責任者のメンバーで事業が回る状況にもなってきていたそうです。
COO・CFOとしてやってきた中で、その役割を果たせたと感じるタイミングがあり、そのタイミングでSpiral Capitalの1号ファンドの立ち上げの誘いがあったそうです。
Spiral Capitalの1号ファンドの立ち上げの誘いを受け、千葉さんが何をしたいのかを長期的に考えた時に新規ファンドの立ち上げを支援したいと思い、Spiral Capitalの1号ファンドの立ち上げメンバーとして参画されたそうです!

その他、千葉さんのこれからのキャリアやイメージなどをお話いただいています!

ぜひご覧ください!!!

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【Spiral Capital】異質な組み合わせ?既存産業と先端テクノロジーで変革を生み出すベンチャーキャピタル

スパイラルキャピタルの方針

1号ファンドは2016年に70億円規模のファンドとして設立されています。
3年半程で組み入れが完了したそうです。
現在は2号ファンドのレイズを行なっており、100億円以上の規模でファイナルクローズしたいと考えられているそうです。
また2020年から新しい取り組みとして、オープンイノベーション支援に特化したSpiral innovation partnersという会社をSpiral Capitalグループの子会社として新設されたそうです。Spiral innovation partnersとは物流大手企業のセイノーホールディングスにアンカーLPになる形で物流領域の変革に特化した物流特化ファンドです。
主な運用ファンドとして、ジェネラルファンドとイノベーションファンドの二本立てで運用されています。
ジェネラルファンドの投資テーマとしてレガシー産業×テクノロジーで産業変革していくような産業変革系のテーマが一つの柱として存在しているそうです。他にも業務や購買など、生活の在り方を変えていくようなホリゾンタルなレイアーのDXなども対象にされており、B向け、C向け幅広く投資されています。
投資ラウンドはアーリーステージ(プレA、A、シリーズB)をメインにされているそうです。また立ち上げたばかりのシードの企業へは投資はされないそうです。
1社あたりの投資金額は1号ファンドは1〜2億円ほどだったそうです。
2号ファンドからは1〜5億円程で投資を行い、アーリーステージであれば、1〜3億円から投資を行い、ミドルレイターになるにつれて、追加投資も含めて5億円程の投資金額になるそうです。また最大10億円まで投資を行われています!
アーリーステージでは基本的にリード投資家として入るようにしているそうです。

求めている起業家とは

アーリーステージのVCであるため、経営チームやマーケット、競争優位性、ビジネスモデルなど一通り分析した上で、この起業家に投資できるかを重要視しているそうです。使命を帯びている(その領域は自分でなければ変えられない、成し遂げられないという情熱を持っている)起業家を千葉さんは求めているそうです!

物流領域への投資は

ジェネラルファンドとイノベーションファンドで物流領域の投資検討を行うときは、物流領域により近いのものを物流ファンド側で検討するそうです。またセイノーホールディングスとシナジーが強いものや、物流のど真ん中を変革していくものを物流ファンドで検討することが基本となるそうです。
ECやDtoCなどに関してはジェネラルファンド側で投資検討をされるそうです。ECやDtoCの投資先として株式会社GraciaやFABRIC TOKYOといった会社に投資をされています!

その他、千葉さんが起業家に選ばれている理由などをお話いただいています!

ぜひご覧ください!!!

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【業界経験は不要】スタートアップは情熱と覚悟が1番大事!?

千葉さんから見た外様とは

千葉さんはこれまでにも社会人経験が少ない起業家にも投資されてきましたが、業界経験の長さや有無は関係ないと仰られていました!
前職のイタンジでは千葉さん以外が業界の専門家というチームで、最初のサービスも上手くいくと考えられていたそうです。
しかし実際にサービスをリリースしてみると、業界構造が考えていたものと異なっていたり、不動産会社も地方や企業規模によって、システム投資の考え方も異なっていたそうです。そのため、ピボットを繰り返しながら、徐々に商流の理解を深めていき、軌道修正されてきたそうです。
この経験から業界経験がある方でも全てを熟知しているわけではないので、業界経験の有無は関係ないという結論に至られたそうです!

外様の戦い方

投資先のエネチェンジのファウンダーの城口さんは、エネチェンジが3社目の挑戦だったそうです。エネチェンジ創業前に城口さんは電力に注目され、電力業界で起業をすることを決めていたそうです。
戦うマーケットを定められた後、城口さんはケンブリッジの大学院に留学され、ケンブリッジのスマートエナジーを研究するところに飛び込まれました!
そこで修士課程・博士課程で学びながら日本の電力自由化の規制緩和に合わせて、日本とイギリスで創業され、最終的にエネチェンジに統合されたそうです。城口さんのように参入するマーケットの知見がなければ、学びに行き、学びながら起業していくことで、業界経験がないマーケットでも活躍することができると仰られていました!

20代起業家の戦い方

20代の起業家は業界経験などが無いため、最初の事業を立ち上げてから徐々に自分の事業領域を派生的に広げていくことが重要だと仰られていました!
また事業をやりながら、志をあげていくことも重要だとも仰られていました。

若手起業家の特徴

千葉さんが若手起業家を見ていてすごくいいなと感じるところは、思考が柔軟でゼロベースなところだそうです。良くも悪くも既成概念にとらわれていないため、思考の瞬発力や学習力、PDCAを回すスピード感が非常にいいそうです。また若手起業家の特徴として、支援者を得やすいことも挙げられていました。
若手起業家であれば、業界経験が無いことによるディスアドバンテージを上記の特徴で補うことは出来るのではないかとも仰られていました!

新規参入して勝つ方法

千葉さんは、巨大なマーケットに対して切り込んでいくタイプのビジネスは業界構造が想像以上に複雑だったり、ITの浸透具合なども異なるため、事業を一気に成長させるのは難しく、時間がかかると考えられています。
そのため、長くやる覚悟を持つことが重要だと仰られていました。
長くやり続けることでマーケットへの浸透が出てくるため、改善し続け、やり続けることが重要になるそうです。特にITリテラシーが必要な業界は長期目線を持ちいいサービスを作り続けることを意識するべきと仰られていました!

その他、若手起業家の戦い方の実例などをお話いただいています!

ぜひご覧ください!!!

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最後までお読み頂きありがとうございました!

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