DG Daiwa Ventures 渡辺大和氏~学生起業家からVC業界に!?幅広い知見を兼ね備えたVC登場!~
今回はDG Daiwa Venturesの渡辺さんの出演回をまとめました!
渡辺さんのDG Daiwa Venturesに参画するまでの参画するまでの経緯や投資方針やその事例などをお話いただいております。
▼目次
・【学生起業家】早稲田在学中の起業&NY留学→VC業界参入のキッカケは?
・ファンド総額200億円!投資される起業家の特徴と行動分析!スタートアップ投資TV
・【戦略的サイレント?】CVCはシリーズB以降が効果的!
○渡辺大和 株式会社DG Daiwa Ventures -senior manager
Twitter▶︎https://twitter.com/yamatw
Facebook▶︎https://www.facebook.com/YamatoWatanabeNY
公式HP▶︎https://dg-daiwa-v.com/
大学在学中に共同創業した会社で事業売却を経験し、2013年に㈱電通入社。
流通、保険、通信、自動車、官公庁、自治体のデータ活用、デジタライゼーション推進業務に従事。
2016年より経営企画局にて事業戦略策定、
コーポレートベンチャーキャピタル・電通ベンチャーズでの投資業務を担当。
4年間、ML/SaaS/Media/xR/blockchain領域において、
スタートアップのソーシングや成長戦略に携わる。
シリコンバレー赴任、海外投資先の日本進出支援、投資先取締役、
㈱電通グループ・マネージャーを経て、2020年9月から現職。
【学生起業家】早稲田在学中の起業&NY留学→VC業界参入のキッカケは?
学生時代について
早稲田大学の4学年上にいたリブセンスの村上社長やホットティーの保手濱さんに憧れを抱き、大学在学中に会社を共同創業されていて、サービスとしてはソフトウェアの仮想化やWebメディアなどに取り組んでいたそうです!
ただあまり上手くいかず、苦い思い出を抱えながら学生時代を過ごしたそうです。
留学と帰国後の就職の話
興味のあったアントレプレナーシップの講義がニューヨークで行われることを知って渡米し、スタートアップが西海岸で盛り上がっているのを東海岸の金融プレーヤが冷静に見ている構図を理解し、ベンチャー投資の世界を意識するようになったそうです。
そしてマーケティングスキルをしっかりと会社に入って学びたいと考えた渡辺さんは大きなプロジェクトに携わることのできる電通に就職します。
電通時代の話
配属はプラットフォームビジネス局になり、保険会社とアプリ開発や、アイドルのPR活動、自治体の知人の文章作成など幅広い活動を行っていたそうです。
幅広い活動がゆえに器用貧乏になっていると感じ、まとまったスキルを身に付けたいと考え始めていたところ、経営企画局への異動が決まり、当時立ち上がったばかりのVCの組織整備・運用を行い、後半は自分の案件を上げて投資実行を行うようになっていったそうです!
VCを選んだ理由
LP出資先のシリコンバレーのMorado Venturesで実際に働いたことでVCのパーティーに招待され、Kleiner PerkinsやSequoiaなどの偉いパートナーと話す機会があったそうです。
そこでキャピタリストや事業家について詳しく教えてもらったことが糧となり、人に惹かれたことやチームワークで投資していくファンドだというところで、現在の独立系ベンチャーキャピタルのDG Daiwa Venturesへの転職を決意されたそうです!
その他、今後のご自身のビジョンについてもお話しいただいています。
ぜひご覧ください!!!
ファンド総額200億円!投資される起業家の特徴と行動分析!スタートアップ投資TV
DG Daiwa Venturesについて
2016年から始まった会社でデジタルガレージグループや大和証券の他にも10社以上の様々な会社からLP出資されたお金を運用されています。
2020年の秋に2号ファンドを125億で組成し、1号ファンドと2号ファンドを合わせるとAUMが約200億円だそうです!
また投資実行の半分が国内で半分は海外に投資することで海外のビジネスモデルの見ることにより知見を蓄積し、国内の経営陣にもアドバイスできる体制になっているそうです。
投資領域について
ファンドの特徴としてLP出資をしてもらってるデジタルガレージの中にオープンイノベーションの組織のDG Labがあるそうです。
そこがAI・ブロックチェーン・xR・バイオヘルス・セキュリティの5領域に力を入れているため、その領域の出資先の発掘や出資後の事業・研究開発を行ってくれるという理由からこの5領域を基軸に置いているそうです。
ステージ感について
エキスパートによるIPO支援が可能なためシリーズA以降の起業家が直面する問題に対処する方法を多く持つことがDGDVの武器がであると仰っていました。
また125億円のファンドサイズに対して追加投資の枠が比較的多めに確保されているため、KPIを着実に行っている会社に対しては追加投資を2,3回行ったり、アーリーステージの投資額が数千万円だったとしても後に数億円投資することもあるようなので追加投資に関しても積極的なファンドだそうです!
投資先について
世の中のニーズが急変したり、ゆっくり変わっていたものが一気に変わるタイミングの見極めができているかとなぜ今か?【Why now?】に答えることのできる事業か否かやそのインパクトの規模を最も重視しているのだそうです。
その他、時流の読み方などについても伺っています!
ぜひご覧ください!!!
【戦略的サイレント?】CVCはシリーズB以降が効果的!
VCとCVCの違いについて
VCはアセットクラスの1つとしてイグジットしてファイナンシャルリターンを得るということが第1目標で、CVCはまた別のKPIとしてストラテジックリターンを得ることが必要になってくるのだそうです。CVCの特徴としてストラテジックリターンは非常に難しい部分なので議論する時間がかかるとも仰っていました。
また渡辺さんご自身の経験からCVCの場合VCとは異なり、タイミングが早い段階での投資は機動力として落ちることがある理由から、CVCの得意とするステージはシリーズB以降の投資だとお考えのようです。
起業家目線のCVC
渡辺さんからみた起業家の方が一緒に組むべきCVCは事業家や経営陣の立場に立って問題の指摘だけでなく一緒に問題解決をしてくれるCVCが良いとのことです!
また、CVC側として渡辺さんが意識されていることは、しっかりできていることや素晴らしい事をきちんとスピークアウトすることだそうです。
そうすることで結果として起業家の方のモチベーションに繋がるというお話もされていました!
渡辺さんの注目領域
電気関連の技術や電気機械関連の要素技術で日本にチャンスがあると感じているようで、実際にも安価な計算機でも高いパフォーマンスを出せるActcastというソリューションを持つIdeinというエッジコンピューティングの会社や、音声認識・翻訳・解析の技術と機械学習を中心にソフトウェアやハードウェアを提供しているフェアリーデバイセズに追加投資を行っているそうです。なので他の電気関連の要素技術のベンチャーに対しても投資したいとお考えのようです!
その他注目のマーケットとして、EdTechが渡辺さんの投資先の選定基準にもあった【Why now?】に答えてくれるのではないかと個人的に期待しているとも仰っていました!
その他、渡辺さんへのご連絡手段についても伺っています。
ぜひご覧ください!!!
最後までお読み頂きありがとうございました!
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