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大学の春休みを、400時間以上スタートアップでのインターンに費やした僕が学んだこと

はじめまして。スタートアップスクールに所属する山本雄大と申します。
(https://note.com/road_and_sky  普段はここでnoteを書いてます!)

春から大学2年になったのですが、僕は大学に入学してからの1年間を、まるっきり全てビジネスやスタートアップの勉強に捧げてきました。入学早々、ビジネスやマーケティングを勉強するサークルに入り、ベンチャー企業でインターンを開始。1年を通して5つのビジコンに出場し、仲間と会社を作ったりもしました。春休みには、インターン先のスタートアップ企業で400時間以上働きました(さすがに働きすぎですね笑)

今回は僕が、そんな1年間を通して学んだことを(需要があるかはさておき)noteにまとめたいと思います。まだまだ不勉強な身ですので、お気づきの点があればご指摘ください!

1:スタートアップは何よりも”課題”の深掘りが重要

僕はインターン先で、新規事業の立ち上げに携わっていたのですが、その時に、社長から『起業の科学』という本を予め読んでおくように言われ、この本を手にしました。僕が一番印象的だったのは、「成功はアートだが、失敗はサイエンス。失敗するスタートアップの99%はカスタマーの課題を深掘りしきれていない」という部分でした。

人間(特に起業を志すような人間)は解決策を考えるのは非常に楽しいと感じ時間を割く一方で、課題の深掘りは疎かにしがちなのだそうです。サービスのデザインや細かい機能などの些末な部分ばかりにエネルギーを使いがちだそうで…

実際、その新規事業立案の過程でも、社長は課題の深掘りの重要性を強調し、しつこいくらいのユーザーヒアリングと課題の検証をチームに指示していました。実際にもう検証ができただろう、と思ったものでもヒアリングをすると変わったり、新たな視点が出てきたりすることが何度もありました。

僕はその経験を通じて、何か新しいサービスやプロダクトを考えるときは、”早く作りたい!!”という気持ちを抑えつつ、粘り強く課題の検証をし続けなければいけない、ということを思い知りました。

2:論点思考とスタートアップ

”論点思考”という概念を僕が始めて知ったのは、昨年の春に参加したビジコンに来ていただいた社会人メンターの方(このスタートアップスクールを運営されている方です笑)から内田和成氏の『論点思考』を勧めていただいたときです。インターン先でも、入社したらまずこの本を読むように言われました。

ここでは、”論点思考”を
・問題を解決しようとしたとき、非常に多くのアプローチ方法(論点)があるが、
・解決が容易でかつ、解決したときのインパクトが大きい論点を特定し、
・その論点に対し、筋の良い解決策を考えることが問題解決力の肝要だ。
という考え方だとします。

”論点思考は”非常に応用範囲の広い考え方なので、この概念を知って以来、僕は様々な事象に応用できないかを考えているのですが、今回は、”論点思考”をスタートアップの文脈に落とし込んでみたいと思います。

<スタートアップと論点思考>
・スタートアップはスケールを前提とする
         ↓
・多くの人が抱えている、かつ、ペインが大きい課題でないとスケールしない
         ↓
・そうした課題やそれを解決するアイディアは他の人も認識しているし、誰かが既にやっている可能性もある
         ↓
・そうした中で最終的に勝つためには、そうした課題やアイディアをスピード感をもって確実に実行する力・事業を前進させていく力が重要である
         ↓
・それを支えるのが、適切な論点設定と筋の良い仮説、そして、実績を素早く効果検証し、PDCAを素早く回すことである。

というものです。

もちろん、課題の深掘りが大事なことは1で述べた通りですが、おおよそ誰も考えたことのない課題、というのは存在しないはずです。誰も思いつかない課題は、そもそも大した課題じゃないはずなので。

その意味で、スタートアップが成功するには、課題の深掘りが前提である上で
1:課題を解決する上で、適切な論点を設定する
2:適切な論点設定に対して、筋の良い仮説・解決策を発見する
の両者が必須なのではないでしょうか?

(「課題の深掘り」に適切な論点の設定、までが含まれると解釈しても良いと思います。)

例えばメルカリは、ヤフオクなどの既存のオークションサービスに対して、
・課題:既存のオークションの手間の多さや、取引成立までに時間がかかること
・論点:より気軽にショッピングができるプロダクトは何か
・仮説:”オークション”ではなく”フリマ” にしたほうがよいのでは。さらに「すぐに売れる」プロダクトとなることで、「気軽に買える」プロダクトにもなるのでは
・実行:上記コンセプトを実現するために、シンプルで使いやすいUXを追求

といった適切な論点や仮説を、実際に実行し、解決策を提示し、ヤフオクなど既存のサービスが取りこぼしていた、若者や女性の囲い込みに成功したと言えるのではないでしょうか?

最後に:スタートアップって面白い!

実際にスタートアップでインターンをやってみての一番の感想は、”めちゃくちゃ面白い!”ということです。

スタートアップの場合は、誰も作ったことのないプロダクトやサービスを作るのが一般的なので、”正解”が存在しないのです。
だからこそスタートアップでは、年齢や立場関係なく対等な議論が認められていますし、イノベーションの源になる多様性や自由を尊重するカルチャーがあります。

僕はそうした中で働くということが非常にやりがいがあり、面白いことだなと思っています。今は、もっといろんなことを学んで、将来的には起業したいと思っています!!

スタートアップに興味がある!起業したい!という人は、ぜひ一緒にこのStartup Schoolで頑張りましょう!

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筆者紹介
山本雄大 慶應法学部政治学科2年 
https://note.com/road_and_sky  普段はここでnoteを書いてます!





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