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惹かれる図書館

司書になるから、というわけでもないけれど、
図書館が出てくる本に惹かれる。

例えば、『図書館戦争』(有川浩・著)
(とても有名なのに未読だったから、最近読んでみた)

図書隊の防衛員に憧れた女の子が、
メディア良化委員会と闘うというストーリー。
こんな世の中になったら大変だな……と思いつつ、主人公の女の子が破天荒で、とても読ませるエンターテイメントだった。
最後に何かと衝突する上官の真意が透けてきて、なるほど……と微笑ましくなる。
続巻も読んでみたいし、
ずいぶん遅ればせながら、映画シリーズも観てみたい。


すみのよるさんの
『麦本三歩の好きなもの』も読んでみたい一冊だ。
司書の女の子(三歩)の日常が描かれたストーリー、というだけでなんだか気になってしまう。

彼女がどんな司書なのか、今度のぞいてみたいと思う。


図書館が出てくる話で今も印象的なのは、
村上春樹の『海辺のカフカ』

誰よりもタフな15歳になることを決意した主人公が、家出して図書館にたどりつく。

そこにはとても魅力的な青年がいて、
好きな本に囲まれて日々を過ごすことができる。

だいぶ前に読んだから、少しうろ覚えだけど、
泊まれる図書館なんて、素敵だなぁと思っていた。 

でも、実際に
「泊まれる図書館」というのはあるみたいで、
いつか行きたい場所のひとつだ。


(あと「図書館」が出てくる本といえば、
『図書館の魔女』も有名だけど、
あれは世界の動乱を鎮めるマツリカの手腕が凄すぎて、そちらに意識がいってしまう……
キリヒトとマツリカのやり取りも好き。
あの世界観は、ほんとうに凄かった……)


図書館は本との出会いの場であるのと同時に、
自分自身と向きあえる場所だ。

図書館に惹かれてしまうのは、
自己と向きあうことが創作に繋がっていくからだと、これを書きながらあらためて思う。



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