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シンガポールで占星術【9月21日魚座満月の響き】

今回はシンガポールに座標を合わせてるもんで、日本でのトキ読みとちょっと違う点ご注意を。あと、「みんなに当てはまること」じゃなくて、私個人の「自分ごととして結び付けられること」に焦点を絞って読むから、ピックアップする項目に「カタヨリ」があると思う。

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メインテーマは無意識に相手に見せる「顔」

Asc天秤座「正午のシエスタ」

Ascは天秤座だけど、魚座の領域、潜在意識(無意識)が流れ込んでくる度数。知性(理性)じゃ感知できない情報(ナニカとしか言いようのない存在)にスポットライトが当たっておりますな。

これを受け取れるのが、対人関係の中で規定される自分。夫の前では妻のワタシ、息子の前では母のワタシ、学生時代の旧友の前ではあの頃のワタシ・・・ワタシって存在は、相手に応じて付け替える「顔」で決まる。これは意識的につける「顔」ももちろんあるけど、大体は無意識に自分の「顔」として現れてる。

この「顔」を選ぶ無意識の影響力が、Ascに流れ込む魚座の要素かな。天秤座ってのは社交のサインでもあるし、ルーラーの金星は自分の顔1ハウスにあって、シンボルは「大使館のダンスパーティ」。お付き合いする相手や場に合わせた振る舞い、自分の見せ方を表している。

言わずもがな魚座の満月、魚座的な「無意識」ってキーワードは重要。そのお月さまが6ハウス、相手や状況に合わせる領域にあるのもオモシロイ。さらに言えばバーテックス、社会的に規定される立ち位置に月が重なっているわけで。

ワタシの「顔」を決める相手の存在

チャートルーラーの金星が向き合う7ハウスの「他者」ってのが、天王星。どうやら、馴染みのお相手ではない(笑)いや、いつもと同じ相手だったとしても、そこに「未知(想定外)」の要素が入り込んでいる。これまた魚座の「ありえないことすらありえる」エネルギーを感じる。

天王星は8ハウスのカスプ上だから、他者の「内面」について言ってるのかな。8ハウスは表面的にはうかがい知れない奥深く。月とアスペクトがあるから、心の奥、深層心理とか無意識とかそういう部分。

天王星は意外性、変化の象徴だから、相手の変化と連動して、自分自身の「顔」の付け替えも起こる。逆の見方をすれば、自分の「顔」の変化が相手の内側に影響を与えるってことにもなるな。

私たちって、自分の意志で見たり感じたり選択してると思いきや、属する集団とか比較する相手でもって「見せられ」たり「感じさせられ」たり「選択させられ」てるんだよーってハナシが《構造主義》。

これめちゃんこおもしろいから、今度BOOK CAFEで取り上げたいッ!!

未知の要素に対して「好奇心」を持つこと

天王星「マフラーと粋なシルクハットを被って、嵐に対抗する男」

とはいえ変化ウェルカム!って感じではなく、抵抗を感じるシンボル。天王星がある牡牛座ってのは、安心感覚を司るサイン。例え現状が好ましくないと分かっていても「変化を嫌う」のが安心感を求める本能的な反応。未知のもの、馴染みのないものってのは本能的に「不快」なのだ。例え理屈で「変化することは良いこと」と分かっていたとしても。

例えば天王星を「馴染みのない他者」として捉えるなら、知らない人と関わること、自分とは価値観とか文化背景の異なる人と向き合うことになるから、なかなか心地いいものとは捉えにくい。本能的には。でもそこにヨロコビの光(金星)を見出せるのが今回の満月。

牡牛座的な領域、2ハウスに卒業テーマを示すドラゴンテイルがあるから、ここらへんのキーワードをこの満月を機に浄化・断捨離・waningさせてこうってこっちゃね。コンフォートゾーン(安全圏の現状維持)から一歩外に出てみよう。向かう先ドラゴンヘッドは双子座、コミュニケーションのサインにある。

双子座の指すコミュニケーションってのは、異なる世界を繋ぐこと。あっち側とこっち側を行き来できる橋をかける。あっちとこっちは違う世界のまま、同化する必要は無いし、同じ視点を共有(強要)する必要もない。違うからこそ「知りたい」「つながりたい」「おもしろそう」って思える。それが好奇心とか、関心ってこと。双子座はそうやって、外側にアンテナを開いてつなぎ目、接点を持つサイン。

好奇心が、コンフォートゾーンから一歩外に出る勇気をくれる。不安をワクワクに、よろこびに変えてくれる。

あちら側とこちら側に橋をかける水星

そうやって向こう側に向かって動く要素、働きは水星が担当している。水星は双子座と、乙女座のルーラー。乙女座ってのは今回の満月で太陽が位置しているサイン。太陽を読むときにここらへんの水星的要素(つながりを持つこと)も重要キーワードになってくるんじゃないかな。

水星自体は天秤座だから、やっぱり対人関係にスポットライトが当たる。

水星「左側に3番目の羽が生えた蝶」

橋を架ける水星は、風エレメントの天秤座ならコトバで働きかけそうなもんなんだけど、このシンボルはそんな感じじゃないな。蝶は霊的な情報(直感)左側の羽は右脳的なセンスを表してるから、どちらかというと非言語情報・・・魚座的要素がここにも。

コトバにならないコトバに耳を傾ける、聴き取る。そんな感じ。

コトバにならないコトバってのは、普段「ノイズ」としてカットされてるんだよね。コトバに出来る=認識(意識)できる情報ってのは、実は触れている情報のほんの数パーセントにしか満たない。90%以上の情報は、知らないうちに処理・処分されている。脳内フィルターでろ過されてる。

そのろ過フィルターの役目を持つのが水星なんだけど、今回の満月はフィルター交換のタイミングかしらね。コトバにならずに切り捨てられた情報は、無意識の海に漂うナニカ。無意識の世界にアクセスして、耳を傾けてみよう。自分自身の対話もそうだし、他者に対してもそう。

相手のコトバに取り上げられた「字面」だけじゃなくて、コトバにならなかった(できなかった)非言語情報を汲み取ってみよう。このコトバの裏にある本音(もしかしたら本人も気付いていない、カットされてしまった感情や欲求)があるんだろう、って。好奇心を持って、相手とつながろう。

相手の感情に「同化(同情・反応)」する必要はないの。そこは相手と自分で違っててもいい。違ってても繋がることは出来る、というか、違うからこそ「橋をかける」って視点(手段)が生まれるわけで。

そこから繋がる人間関係は、新しい世界を見せてくれる。自分も変わるし、相手も変わる。「つながり」が新しい世界を見せてくれる。

太陽は11ハウス、新しい世界、そしてつながりのハウス

水星は木星と調和の120度。木星ってのは「肯定」の星。そんでもって木星が肯定してるのは5ハウス、その人らしさ、その人なりの表現。違うという前提でつなぐ橋だからこそ、相手の表現も自分の表現も肯定するつながりになる。

木星「感情を克服して、自分の体験という観点から深い知恵を教える」

感情に振り回されることなく、言語情報だけにとらわれることなく、具体的で「自分に結びついた(自分自身につながる)」表現。自分を客観視した表現ってのが、乙女座の太陽にピッタリだ。

これはNVCっていうコミュニケーション論の手法なんだけど、
(1)状況の観察 ⇒客観的な事実は何?
(2)感情 ⇒今感じていること(考えていることではなく)は?
(3)ニーズ ⇒その感情の根っこにある「満たしたい自分の欲求」は?

この3つを分けて考える(そして伝える)こと。

今回の満月はまさにNVCの世界観を言い表してるなぁ、と。

NVCの世界観については、「目からうろこ!!!!!」だったもんで、魚座のうろこを落とすべく近いうちにnoteでも書きたい。

太陽(未来)と月(過去)のつなぎなおし

さて満月というタイミングも、照らされた月(過去、無意識、コンフォートゾーン)と、太陽(未来に向かう意図)のギャップを「つなぐ」タイミングなんだわ。

太陽は調整力の乙女座、月も乙女座的領域の6ハウス。丁寧に、細やかに、ここんところ「つなぎなおし」をしたいトキ。

無意識(月)と、意識(太陽)をつなぎなおすとき。Ascのシンボルがシエスタで、水星が蝶の羽で表現したように、無意識へのアクセスを意識すること。

「物語」というハシゴをつかって降りて行ってもイイかもね!

★自覚できていない世界がある、ってことを自覚したい
★他者を通して未知の要素流入=自覚できていない世界へ気付きの一歩
★脳内フィルター交換のタイミング
★コトバで掬い上げられていないコトバに耳を傾ける

ブログ【STAR SHIP☆星読み航海図

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