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BOOK CAFEそらふね

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こいつぁあオモシロイ!!って本をご紹介。占星術やタロットのネタも絡めて、マニアックに楽しみたい人のもとに現れる移動図書館。
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メンバーシップで読書会?

BOOK CAFEそらふね、置き手紙式📝読書会を構想中💫 配信した本の紹介を聞いて感じたこと、ふと思い出したこと、気になったこと…消化される前のまとまらないナニカでも、うまくコトバにできなくても、ぽちゃんと動いた心の波紋を書き残せる場として。 その瞬間の自分と反響した音を、あるいはしばらく時間を隔てて改めて発見した「波紋のたどり着いた場所」を、書き残す。 読書会のオモシロさって、同じ本や同じコトバに触れていても、響くポイントとか響き方がみごとに人それぞれな様子を目のあた

ねぇ、生きること楽しんでる?🪰〜BOOK CAFEそらふね『目的への抵抗』〜

銀河を翔けるBOOK CAFEそらふね、船長とと子が出会った本の「こいつぁオモシロイ📖!!」を全力でお届けするよ✨️今日お届けするのは、タイトルだけじゃきっとあんまり惹かれなさそうな(笑)それでいてスリリングな知的興奮と喜びをくれるこちらの新書『目的への抵抗』📖 つながっていく快感!この新書タイトル見て、「あぁ、コレコレこういう内容の(主張をしている)本なんだね」って最初からパキッとイメージできる人って、あんまりいないんじゃないかな?「目的」も「抵抗」も、言葉自体は別にむず

「こころ」はどこから生まれる?「きもち」の源泉にダイブする!!『情動はこうしてつくられる』

常識や経験、直感に反する「事実」は、どうやって広く受け入れられるようになるんだろう。昇っては沈む太陽を見上げているワレワレが、高速回転(地球の自転は時速1500㎞!)しながら宇宙を移動し続けている球体🌍️の上に生きていることが「常識」レベルにまで浸透※したプロセスは、どんな変化だったんだろう。(※地球平面説を支持する人もまだ一定数いるらしいけど) バレット博士は「みんなの抱く脳のイメージ」と「専門家が共有している脳のイメージ」のギャップを教えてくれる。 そのギャップがなか

人間観の地動説🧠?!『バレット博士の脳科学教室7½章』

さぁさ今宵も銀河を走り抜け、移動式図書館『BOOK CAFEそらふね』がアナタのもとへと参ります☆知りたい、学びたい、楽しみたい!そんなアナタの好奇心を満たす1冊を、今日も愉快にお届けするよ〜〜🙌 今日ご紹介するのは、みんな大好き(?)脳科学のおハナシ!仕事術、ライフハック、子育てやメンタルヘルスに至るまで・・・脳科学から引っ張り込んできたネタはあちこち身近に引用されているよね。「右脳と左脳」だったり、「理性を司る前頭葉」だったり、脳にまつわる用語も割と聞き覚えのあるものが

幻想の霧が晴れたなら、世界はもっとうつくしい―BOOK CAFEそらふね『なぜ皆が同じ間違いをおかすのか「集団の思い込み」を打ち砕く技術』

さぁさぁ宇宙の波間を縫って、星屑飛沫をあげながら、今宵もやってまいりましたよ移動図書館📚BOOK CAFEそらふね💫開いたページ📖が羽ばたいて、巻き上がる風に呼び寄せられる、君の心に隕石が🦋🌠 今日お届けしたいのは、トッド・ローズ著『なぜ皆が同じ間違いをおかすのか―「集団の思い込み」を打ち砕く技術』!(書籍代の応援を受けて、いつもよりさらに張り切ってお届けなのだッ🫡✨) ここ最近BOOK CAFEそらふねで紹介している本は「幻想」との向き合い方が共通テーマになってるの、気

BOOK CAFEそらふね『SELFISHNESS』これぞジコチューの真の姿ーなにが善でなにが悪か?生きるための「価値」を問う

こちらBOOK CAFEそらふね、いつもは「読んで読んで!これ読んで!」って、ふがふが大好きな本を頭上に掲げてお届けしてるんだけど、今回は本を胸に抱えたまま、ちょーっと一歩下がってご紹介・・・ 『SELFISHNESSー自分の価値を実現する』アイン・ランドアメリカで政治的、思想的に大きな影響を与えたベストセラー小説『肩をすくめるアトラス』の著者、アイン・ランドによるひじょーにスパイシーで、とんがった思想の本!!(笑) 人間は自分自身の利益を最優先に、利己的(SELFISH

所有の悪魔をひっぺがせ✡BOOK CAFEそらふね『人はなぜ物を欲しがるのか』

「より多くの富を持つことがいいことだ、幸福だ」と思っている人のほうが、そうでない人に比べてあんまり幸せを感じられていない。 これは心理学の研究でハッキリと指摘されている。文化や年齢、性別に関わらず、一貫して明らかな事実として。 断捨離ブームからミニマリスト、シンプルでお洒落な持たない暮らしがポピュラーになってきた今、「所有(冨)と幸福は比例しない」という知っても「え?!まさかそんな!」ってほどの衝撃は受けないハナシかもしれないけど… それでも、「私は別に物欲とかそれほど」

【占星術で読む】『こころの葛藤はすべて私の味方だ-「本当の自分』を見つけて癒すフロイトの教え』【BOOK CAFEそらふね(走り書き)】

たしか、姉々が紹介してた本! 占星術と関わりが深い心理学といえばユング派なんだろうけど、「無意識」っていう見えない世界を発見したフロイトの説もおもしろい。見えないし、誰も気づいていないのに、自分達の行動を大きく動かしているチカラについて。 一般的なイメージだと、なんでもかんでも「性的欲求」に結びつける極端な説って印象が強いと思うんだけど、ちょっと印象が変わった。まず「性的欲求」ってことばのイメージと、心理学的なことばの指すエネルギーの意味合いがズレてるのかも。 確かに肉

さぁ、来たよ!BOOK CAFEそらふね⛵✨『香君』に”聴く”、物語のチカラ

ひっさびさに、PODCASTで本の紹介!!! 噛み噛みで音質もアンマリだけど。。。 今出さねばもうアウトプットのチャンスは逃すだろうな、ってことで、拙いままお披露目 (〃ノдノ)💦 前回(『野の古典』音と闇の物語『平家物語』がオモシロイ! )はブログ記事を元に、それをPODCAST用に読み上げたような作り方だったんだけど、今回はブログじゃなくて音声のみ。 PODCAST内でとりあげた本たちBOOK CAFEそらふねでも『土と内臓』とりあげております! まだまだおもしろい

BOOK CAFEそらふね『野の古典』

BOOK CAFEそらふね初めてのココロミ、音声配信でございます(''◇'')ゞ 文字で読む派のアナタはこのまま読んでね(^_-)-☆ 第十一講のタイトルは「音の文学」。 平家物語は音の描写がすごく特徴的で、視覚表現よりも力を入れている印象。例えば合戦の場面で描かれる「鬨(トキ)の声」のすさまじさであったり、闇夜に起こる怪異現象であったり。 怪異現象の例に「頼政の鵺(ヌエ)退治」のハナシが出てた。ヌエって文字通りイメージするなら、猿×虎×狸×蛇×鵺ボイスのキ

ミヒャエル・エンデ『モモ』を読むオンライン読書会のおさそい

ちょっと変わっていて、魅力的な女の子モモ。 その友だちと、あやしげな灰色の男たち。 名作童話『モモ』の世界を楽しみながら、そこからひろがる「私の世界」を共有しませんか?ってお誘い。 読書はあんまり・・・って人も、童話(出版社からの案内には小学生5,6年生から楽しめる、とある)だから気張らずに読めるはず。 国語の授業じゃないから、「感想文を発表せよ」とか「著者の意図の分析」とかは一切いたしません(笑) 「ここ、印象に残ったな」「この場面がなんとなく好き」

BOOK CAFEそらふね『BIG MAGIC - 「夢中になること」からはじめよう。』

こいつぁ、とんでもない本を読んじまったもんだ・・・ BOOK CAFEそらふねで熱量たっぷりお届けしたいッ!と思って、2回も3回も読み直しておるのです。読み直しながらもう書き始めてしまっている、移動図書館BOOK CAFEそらふね船長、とと子です(''◇'')ゞ 何回読んでも、隕石が落ちてくる。 これは、人間賛歌。 著者のエリザベス・ギルバートは作家。書くことそれ自体が彼女にとって「祈り」であって「遊び」「学び」「癒し」その全て、生きることそのものなんだな、ってエネル

BOOK CAFEそらふね『無意識の構造』

ユング派の臨床心理学者、河合隼雄せんせの著書『無意識の構造』より、BOOK CAFEそらふね船長とと子が読んでいて「ズキッ」としたこと(笑)をお送りします(''◇'')ゞ本のまとめや要約ではなく、私の「ズキッ」としたことピックアップしてますのでね。本書の内容をなぞるわけじゃないことを先にお断りしておきます。 それと、ユング派心理学が好きな人は占星術やオカルトネタに対する抵抗は少ないだろうということで、今回は遠慮なくぶち込みます。 わかるようでわからない、無意識の領域「

BOOK CAFEそらふね『Humankind希望の歴史~人類が善き未来をつくるための18章~』

「人の本性は野蛮で利己的」「残酷で残忍な本能で他の種を駆逐して生き延びたのがホモ・サピエンス」「理性を発達させて、文明を発展させてきたおかげで私たちはどうにか集団や平和を維持している」 そんな「現実主義的な考え方」に、衝撃的パラダイムシフトを起こそうとしているのが、この本。 「太陽が地球の周りをまわってるんじゃない!地球がまわってるんだ!!」とかつて世界観がグルンとひっくり返ったように、この本は私たちニンゲンの歴史、人類史がひっくり返る転換地点の旗印になるんじゃないだ