【お得】湯布院観光で使いたいお得な裏ワザ
みなさんは「MaaS」という言葉を聞いたことがありますか?
MaaSとは「Mobility as a Service」の略語で、飛行機やバス、電車、タクシーなどあらゆる交通機関を一括で検索・予約・決済ができるサービスのことです。
国土交通省なども、特に地方に導入を推進していますが、現状はかなり小さな地域で行なっている規模が小さいものが多いです。
実はそのMaaSが湯布院を対象にサービスが提供されています!
今回はその湯布院MaaSについてご紹介します。
九州におけるMaaSの現状
実は、九州はMaaSの先駆者とも言える場所で、各地でMaaSが提供されています。
そのMaaSが導入されている地域の一つが湯布院です。
由布院MaaS
由布院のMaaSはトヨタが提供している「my route」というアプリを通してサービスが提供されています。
由布院周辺エリアで購入できるチケットは4種類あります。
一回チケットを購入するだけで、様々な場所で楽しめるようになるこれらのチケットですが、どの程度お得なのでしょうか?
「亀の井バス&城島高原パークエンジョイきっぷ」を例に検証してみたいと思います。
このチケットは別府駅・由布院駅と城島高原パークまでの往復のバスの乗車券のほかに、城島高原パーク入園券+アトラクション乗り放題になるチケットが合わさったものです。
例えば、別府駅からの往復と入園券・アトラクション乗り放題チケットを別々に購入した場合、中高生以上は5960円かかるところ、大人は4650円、中高生は4150円になるので、最大で1810円お得になります!
また、アプリでは、交通機関のチケットの購入だけではなく、おすすめの観光情報や、各施設で受けられる特典なども提供されています。
例えば、別府タワーの入場料が10%引きになったり、ゆふいん創作館ではお会計が10%引きになったりします!
ほかにも、旅行の行程に合わせて最適なプランを提案してくれたりするので、旅行の計画の時からダウンロードしたいアプリです!
1日MaaSで旅行を楽しんだあとは、界 別府や界 由布院で身も心も癒されてみてはいかがでしょうか?
その他の地域
由布院のMaaSをここまでご紹介しましたが、九州ではほかにも佐賀県や長崎県、宮崎県など様々な地域でMaaSが提供されています。
中でも佐賀県のMaaSでは小型EV、長崎県のMaaSでは路面電車も対象になっていて、地域の交通機関の実情に合わせてそれぞれのプランが作成されています。
九州MaaSへの展望と現状の課題
ここまで、九州各地域で導入されているMaaSについてご紹介しました。
実は、先日2024年の夏を目処に九州というかなり広域を対象にしたMaaSのサービス開始を目指して検討が行われることが発表されました。
九州は周遊しながら旅行を楽しむ方も多いですので、MaaSがあることでさらに便利に、さらにお得に楽しめるようになりそうです!
しかし、課題もあります。
まず挙げられるのが、民間企業と地方自治体がどの割合で費用を負担するかです。
広域で行うと、それだけ対象になる地域も広がりますので協賛企業の数や対象になる自治体の数も多くなります。
どの団体がどれだけ負担をするのか、調整が必要になります。
二つ目に挙げられるのが、サービスの提供母体をどうするかです。
今回紹介したMaaSは全てトヨタが提供している「my route」というアプリで提供されていますが、MaaSのアプリはそれだけではありません。
全国で様々な会社がMaaSのプラットフォームを提供していますので、どれにするのか選定作業が必要になります。
三つ目は、これだけ広域のMaaSに賛同する企業をこれまで以上に集める必要があることです。
九州のMaaSは主にJR九州と自治体の協働によって運営されており、それに地域の企業が賛同して運営されています。
九州全域となると、これまでMaaSが提供されていない場所もエリアに指定されますので、それぞれの地域に根付くバス会社やタクシー会社など協賛が不可欠です。
MaaSは地域の交通問題の解決策の一つでもありますので、多くの企業が賛同してくれると嬉しいですね。
最後に
由布院MaaSいかがでしたか?
かなりお得に旅行を楽しめますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
また、そんなお得なMaaSが来年、九州全域を舞台に提供されるのが楽しみですね!
来年夏までに現状考えられる課題を検証し解決策を構築しながら、サービスが無事スタートすることを期待したいと思います。
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