見出し画像

大分の温泉で北海道気分を味わおう!

新年度が始まり、そろそろGWがやってきますね!
みなさんは旅行の予定を立てているでしょうか?

旅行の行き先としてはやはり北海道が人気スポットだと思います。

しかし、大分県にある空港、大分空港は就航路線が少なく北海道に行くには福岡空港に出るか、大分空港から伊丹や羽田で乗り換える必要があります。

今回の記事は、そんな九州・大分から遠い北海道の気分を温泉で味わえる大分県内かつ湯布院近郊の場所を紹介します。

モール泉

北海道気分を味わえる温泉というのがモール泉と呼ばれるものです。

北海道にある星野リゾートの温泉旅館の界 ポロトはこのモール泉が楽しめる施設で、新千歳空港から電車で向かうことができます。

では、この「モール泉」とは一体どんな温泉なのでしょうか?

モール泉とは

モール泉とは、泥炭を含む温泉のことで泥炭のドイツ語がモールということからモール泉と呼ばれます。

モール泉は正式な温泉区分ではなく、一般的には単純温泉などに区分されます。植物由来の有機物を含み、一般的にコーヒーのような色でツルツルした温泉と言われています。

また、モール泉は循環やろ過に弱いという特徴があるので、一般的には源泉掛け流しの温泉が多いです。

界 ポロトのモール泉

モール泉は世界的にも珍しく、モールがドイツ語ということで、少し察しがついた方もいるかもしれませんが、30年ほど前までは北海道とドイツでしか見つかっていませんでした。

しかし、この30年ほどで別の場所でモール泉が発見され、大分県でもモール泉が発見されました。

大分県のモール泉

大分県でモール泉が楽しめる温泉は由布院から車で40分ほど日田・久留米方向に向かうとある玖珠(くす)に集中してあります。

今回は、その地域にある3つの温泉に筆者も実際に行ってきましたので、感想を交えご紹介します。

七福温泉 宇戸の庄

まず一つ目は七福温泉 宇戸の庄です。

国道387号線から細い山道を1キロ程進むとある温泉施設です。
あまりに細いので道を間違えたと思うかもしれませんが、のぼりがあるのでそれを目印にするといいと思います。

国道に向かう道
この先が国道387号線(左の建物が温泉)

源泉の温度は今回紹介する3つの施設の中では最も低い38℃程の温泉です。
長風呂にはもってこいのちょうどいい温度です。

男女ともに露天風呂もついていて、露天風呂がぬるま湯、内湯が熱湯の温泉です。交互に入ることで血行が促進され、源泉の温度など気にならないほど体がほてってきます。

モール温泉の特徴でもあるコーヒーのような茶色の温泉で、天然の炭酸成分を含んでいるのが特徴的でした。若干温泉がシュワシュワしてます。

温泉の外観
温泉の建物

私は利用しませんでしたが、家族風呂もあるのでプライベートの空間で温泉を堪能することもできます。

少し離れたところには休憩所も整備されているので、湯上がりにのんびりすることもできました。

休憩所の内部
無料の屋内休憩所

また、母屋では温泉の受付のみならず、食事もいただく事ができるのでのんびり温泉を思う存分楽しめる施設でした。

母屋の写真
母屋(温泉の受付はここで行う)


湯の森くす

2つ目は湯の森くすです。

こちらは県道28号線沿いにある温泉施設です。
大きな看板があるので、間違えることはないと思います。

湯の森くすの看板
県道沿いにある大きな看板

こちらの施設の特徴は、毎日大浴場の男女が入れ替わることです。
源泉は48℃で、先ほどの施設に比べると暖かく、湯船に入るとちょうど良い温度でした。

2つある大浴場のうち、片方には露天風呂があるようなのですが、私が行ったときは修繕工事中で使えませんでした。
工事が終わったらぜひまた行きたいと思っています。

お風呂の紹介ページ
受付の隣にある各浴場の紹介

大浴場の壁面に「5分入り体が乾くまで湯船の外に出るを3回繰り返すとよい」と書かれていたので実践したところ、1回目の5分の入浴ですでに汗が止まらず、3回繰り返し終わった頃には体が暑いくらいポカポカしていました。
受付には、いくつか飲み物も用意されていて、思わず定番の牛乳を買ってしまいました。


鶴川温泉

最後の紹介するのが鶴川温泉です。

こちらは県道43号線から一本入った道にある温泉施設で、ナビ通りに走っていると過ぎてしまうので赤いのぼりを目印にするといいと思います。

外観の写真
鶴川温泉の外観

こちらの温泉は、今回紹介している3つの温泉の中で最も熱い温泉なので、ぬる湯の露天風呂から入ることをお勧めします。

この鶴川温泉の特徴は、モール泉ではかなり珍しい淡い緑色をした温泉です。
モール泉自体が世界的にも珍しい中、淡い緑のモール泉は希少だそうです。

湯上がりにのんびり漫画

建物の中には、写真のような部屋が併設されており、湯上がりにのんびり漫画を読むのも最高ですね。

地元の方々の協力によって運営されている温泉だそうですので、しっかりマナーを守って入りたいですね。


最後に

いかがでしたでしょうか?

私が3つのモール泉に行ってきて一番印象的だったのは、どの温泉も入浴後に肌がスベスベになっていたことです。「美肌の湯」と謳う温泉はいくつもありますが、個人的にはモール泉が一番だと感じました。

由布院から車で40分ほどの距離にある施設ですので、由布院に行く際にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

今回は玖珠の地域にあるモール泉をご紹介しましたが、大分県内には他にもモール泉があるので、興味があったらぜひ調べてみてください。



この記事が参加している募集

至福の温泉

よろしければ、サポートをぜひお願いいたします。頂いたサポートは記事を書くのに必要な取材などの活動費に使用させていただきます!