「パラサイト〜半地下の家族〜」を見たよ(ネタバレありレビュー)


Netflixっていいですね、ひとつの家族でアカウントが分けられる。

これで思う存分ホラーやらグロ系映画を観れます。閲覧履歴がドロドロになって家族に怒られることも無い(笑)


さて、今日は「パラサイト〜半地下の家族〜」という映画を観ました。
2019年公開、韓国の映画です。
公開当初から、あらすじとポスターの不気味さを見て気になっていた作品です。やっと観れた!


あらすじとネタバレ

登場人物

父 ギテク
母 チュンスク
長男(兄) ギウ
長女(妹) ギヨン

あらすじ


キム・ギテクは泣く子も黙る天下無双の無職。

家にWiFiも飛ばせないので、アパートの隣近所や、近くのカフェのネットワークを使って携帯を利用しているレベルで貧困家庭。
携帯を使うためなら、WiFi探して家中を歩き回り、トイレの便座に立って必死に電波を拾う。

家族はピザ屋の箱を組み立てる内職でなんとか食いつないでいたが、仕事ぶりが雑すぎてその給料の支払いも減額される始末。生活かかってんだから丁寧にやればええのにな。


さて、ある日家に長男ギウの友人・ミニョクが遊びに来る。
ミニョクは土産になんか小汚い(言い方)石を持ってきて、「これめっちゃ金運あがるパワーストーンやで」と言って家族に見せる。


ミニョクは元々なんの約束もしてないのにキム家を尋ねたのだが、用事は友人のギウに自身が海外留学の間、代わりに家庭教師のバイトを頼みたいとのこと。

生徒は金持ちの娘の美少女高校生・ダヘ。


勤勉だが大学受験に4回も落ちて、しかも無職のギウに何故、金持ち相手に家庭教師を頼むのか。

ミニョクダヘが大学に進んだら手を出そうと思っていた。あらやだ〜不純ね〜。
同級生のオオカミ共にダヘを任せちゃいられねぇ、そう考えた彼は無職で金に困ってるギウに頼むことに。
付き合いも長いので信用もできる。

さて、お金が欲しいギウは、書類偽装のスキルがある妹のギヨンに手を借りて、大学の証明書を作ってもらった。
準備万端、いざ金持ちの家へ。


金持ちのパク家を尋ねたギウ

パク家の夫人はなんつーか、横文字を喋る時だけ急にネイティブな発音になるタイプ。高飛車な帰国子女というか、「シン・ゴジラ」のときの石原さとみというか(笑)

ダヘとの最初授業を見て、ギウを気に入ったパク夫人。彼は本採用に。

授業の後、パク夫人とギウが話しているところに、インディアンの格好をして奇行をしまくるダヘの弟・ダソンが邪魔をしに来る。

パク夫人曰く、ダソンは芸術的な才能があるし個性的で難しいタイプなので、教育に困ってるそうな。

そこで、ギウは妹のギヨンをダソンの家庭教師として紹介。なんつーか、心理学とか色々美術に関するなんかしら(語彙力)を学んだエリートだと嘯いた。

ギヨンはなんやかんやで言葉巧みにパク夫人の心を掴む。

その後帰りは、帰宅したパク家の主人が運転手に頼んでベンツで送ってもらうことに。
その運転手はギヨンをいい感じにナンパしようとする。彼女はそれを綺麗にかわしつつ、ふと思いついてその場で抜いたパンツを車の座席の下に忍ばせる。

そのおパンツを見つけたパク氏は、運転手を解雇することに。
そして流れるように、ギウとギヨンの父親であるギテクが新しい運転手として雇われることに。

もちろん全員家族であることは明かさず、完全なる他人同士だと偽ってます。


さて、父親と息子と娘がパク家に雇われることになり、あとは母親だけです。

ギウは家政婦を解雇させて母のチュンスクを新しい家政婦として雇わせるために、色々画策することに。
ひょんなことから家政婦の婆さんが重度の桃アレルギーだと知ったギウは、カミソリで剃った桃の産毛を婆さんに振りかけた。


計画通りアレルギー反応が出た家政婦の婆さん。

ここぞとばかりにギウはパク夫婦に「あの婆さんは結核やで」と吹き込むギテク。

流れるように解雇される婆さん。
そんで上手い具合に他人と偽ったキム家の母、チュンスクを新しい家政婦にすることに成功。


さてこれからどうなる事やら!

以下ネタバレ

ネタバレ注意






家政婦の婆さんは、パク家の前の住人の時から住み込みで働いていて、豪邸の隅々まで知り尽くしていました。

そんでよ、キッチンから降りれる地下室の中に隠し部屋があって、借金取りから逃げ回ってた婆さんの旦那をその隠し部屋に匿ってた。


解雇されてから数日後、パク家がキャンプに行ったタイミングを見計らって婆さんは「忘れ物を取りに来た」と言って家に入れてもらいました。
その時、キム家は揃って豪邸の中で酒を飲んで居たので、色々あって家族であることが婆さんにバレます。


そこから色々揉み合ったりして、婆さんは亡くなりました。旦那のほうはとりあえずで拘束して放置。

その後ダソンの誕生日パーティーの時に、拘束から抜け出した旦那はまずギウを石でぶん殴り、その後パーティーに乱入してギヨンを殺害。

婆さんを殺した張本人のチュンスクを殺そうとしますが、素早さと攻撃力の差で敗北。

ギテクはギヨンの傷口を押さえていたのですが、パク氏が死んだ婆さんの旦那の死体を見て「うわクサッ」といった顔をしたのを見て、何か変なスイッチが入ったのでしょう。

ギテクはパク氏を殺害し、そのまま逃げます。


ギウは頭をかち割られていましたが、なんとか生き延びていました。脳手術を経て目を覚ましましたが、その時に逮捕されました。

裁判で執行猶予つきの判決を下されたギウは、生き残ったチュンスクと共に元住んでいた半地下のアパートに戻りました。
父親の行方は不明のままなので、彼らはしばらく警察から尾行されて過ごしていました。


数ヶ月後、尾行が無くなった頃にギウはパク家の豪邸の見える山に登りました。
パク家は既にそこにはおらず、別のお金持ちが住んでいます。

住んでいるお金持ちどもが生活する様子を、夜まで見ていたギウ。

寝静まった頃、玄関のライトが点滅していることに気付きました。センサーライトだと思われていたそのライトは、実は地下の隠し部屋にスイッチがあり、手動でついていたのでした。


それを知っていたギウは、そのライトがモールス信号だとひらめきました。

そのモールス信号の内容から、父親が隠し部屋に住んでいることを理解したギウ。
彼はお金を稼いでいつか大金持ちになり、その豪邸を購入する決心をします。


感想


まずキム家の面々は総じてクズでした(笑)
最初、長男のギウがそこそこ良い奴のように思えましたが、実際はやっぱりクズでした。

っていうか、家族のためなら罪悪感なく、自然と悪事を行える。そこに疑問は無いって感じ。
きっと、子供の頃から人を騙したりするのは当たり前のことだったんだなー、というか。

まぁ、良くも悪くもギウは家族思いなんですよね。そう思えばいい子に見えてくる。心があるようには思えなかったけど。

見てる間、「貧すれば鈍する」って言葉が始終頭の中をぐるぐるしてました(笑)

話としては、人が怖い系のものでした。面白かったです。

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