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『クリエイティブ・スーパーパワーズ』

私は、子どものころ「クリエイター」になりたいと思ってました。

マンガ家、小説家、デザイナー、映画監督。どれも子どものころに憧れた職業です。

でも、飽きっぽい私は、どれも少しやってみては「自分には無理だ」と想い、すぐに興味は他のところへ。

高校生になって、自分の進路を考えなければならなくなったとき、「やっぱり映画が好きだから」と芸術学科がある大学を探して、入学しました。大学で学ぶ中で「やっぱり違う」と、結局、「クリエイター」にはなれませんでした。いや、ならなかったといった方が正しいかな。

世の中に流されるようにして、卒業と同時に就職をして、日々仕事に追われるようになると、自分の夢なんてすっかり忘れていきます。

きっとこのまま敷かれたレールの上を、走っていくんだろうな。今いる場所で必死にもがき悩み、でも、これでいいんだ、なんて思いながら、この社会を生きていくんだろうと、そんなことを思っていました。

でも、28歳の時に、会社を辞めて、いすみ市に移住。そこから、私の考えはがらりと変わったのです。あれから、今までの色々なコトを振り返りながら、本を読み進めてみると、共感することがとても多かった。

そう、移住してから取り組んできたことは、実はすべてが「クリエイティブ」だったのです。

気づかない間に、時代は変わりました。

もはや、会社にいれば安心という時代ではなくなりました。そんな社会を生き抜くために必要なこと。それでは「クリエイティブ」な発想なのです。

この本では、そんなヒントがぎゅっと詰め込まれていました。

実は、この本の訳者は、仕事で大変お世話になっている方。この本が出版される前から、これからの働き方や生き方のヒントになるからぜひ読んでみてと、薦められてれていました。

訳者である河尻さんのあとがきにこんな一文がありました。

『クリエイティブというものは本来、ビジネスはもちろん、あらゆる人の生活に密着した行いであり、社会や暮らしを豊かにする「課題解決の技術」でもある。』と。

私たちは大人になって、いつしかワクワクしながら新しいことを生み出すことを忘れてしまったのかもしれません。

子どものときはあんなにも毎日夢中になることがあったのに。そう、子どものころは、誰もがクリエイターだったはず。

そのことを思い出し、一人一人が、もっとクリエイティブになることで、世の中の課題が解決され、豊かな社会が生まれていくのかもしれませね。

クリエイティブから生まれ広がっていく、大事なこと。この本には、今を生き抜くためのヒントが、詰まっていました。



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