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息子から妹へ胃腸炎がうつり、初めて本気で病児保育を利用しようと動いたお話。

息子(1年生)の通う小学校で、胃腸炎による学級閉鎖がありました。

うーん、もらわないといいなと思っていた月曜日

息子“朝お腹が痛い…”からの、嘔吐。

私は仕事はリモートでできる仕事ではなく、土日休み、週4日のパートで、火曜日はもともと休みの日で仕事に穴を開けることはなかったのですが、水曜日も下痢は続いていたのでお休みをいただきました。

これまでは祖母(私の母)が病後などよく子どもを預かってくれましたが、夫の仕事の関係で引っ越してからは子育てにおいて周りに頼れる存在はいません。夫は自営業の駆け出しで自分が働かなければ職場は回らない現状です。

三日間家の至る所を次亜塩素酸で拭きまくる事に疲れ連休を機に特別なことをやる気にもなれず、夫にも外で食べてきてねとお願いしました(だいぶ助かる)。症状も治り、元気っちゃ元気な子どもと共に過ごすことは気力体力を必要とします。息子はもう小学生なので1人でできることもたくさんありますが、乳児なら一緒に遊ぼう!ママなにしてるの!公園行けなくて疲れてないから昼寝もしないぜ!と、尚更大変かと。

ホッとしながらご迷惑おかけしましたと職場に伝えた木曜日

3日ぶりに働いた私は、あ〜やっぱり仕事って楽しい!と、毎日仕事をしていたら決して思わないことをしみじみ思ったりしました。人生ないものねだり。

胃腸炎は過ぎ去ったと安堵していた金曜日 AM4:00

娘(年中)が嘔吐。感染ったね。すぐに上司へ連絡し、よく診てあげてねと温かい言葉に泣きそうになりました。しかし娘の症状は息子よりも重く、飲み物も受け付けない状態で12時間が経過してこのままじゃ点滴かなと思っていましたが、ようやく飲み物は戻さなくなりました。

今日は食べて欲しい土曜日

朝からお腹が空いたと娘。そりゃあそうだろう。温かい煮麺を完食し、1時間。うん、戻さない。よかった!その後も消化のいいもので食べたいものを食べ、悪いものはもう下からしか出なくなりました。

明日から仕事(ホッ)幼稚園(頑張ろう)な日曜日。PM13:00。

娘、また食べたものを戻してしまいました。第一に思ったのは、娘は幼稚園に、私は仕事に行ける望みは無くなったということ。第二が、また戻してしまって可哀想に…でした。第一が娘の体の心配ではないこと、親としての自分にも罪悪感。

ということで、今回は間に合わなかったものの、病児保育の利用申請をしたのでした。え、していなかったの?と思う方も、利用申請とは?と思う方もいらっしゃると思います。

子育ての頼りのない地へ引っ越して半年ほど経ち、仕事を始めましたが、ファミリーサポートやシッター、病児保育にも利用登録をしていませんでした。

病児保育事業は年々増え続けていますが、利用できるまでには市町村への利用申請、施設への登録、病院の受診、当日の持ち物用意、施設への引き継ぎ等があります。そう、面倒臭いです。

なかなか子どもの体調が良くならない、休みが長引きそう。そういえば病児保育ってあったな?明日使ってみよう!

とは、いかない。

なかなか元気になったけど、もう1日は屋内でゆっくりさせてあげたいな。でも仕事休みにくいし。でも行かせたら、無理して過ごさせてしまうことになるな。と思って、そうだ!病児保育使ってみよう!

とは、いかない。

利用する可能性があると見込み、育休中に子どもが元気なうちに事前に登録を行う人はすごいです(語彙力が)。私のように一度痛い目に遭ってから利用を決めた人もいると多いのではないでしょうか。


考えてみれば、ファミサポも、病児保育も、シッターも、保育園や幼稚園・小学校よりは過ごす時間は短いものの、子どもの命を預かります。

子どもの命を預ける必要性を預かる側が知り、住所も確定されていて、何かイレギュラーなことがあったらすぐに連絡が取れるようにすることは当然のこと。

利用数を増やしたいのなら、“初めてでも、利用する前日、当日でも電話やオンライン予約ですぐできる”状況にするべきです。でもそうはなっていないのはシステムが構築されていないのか、それとも。

市町村への病児保育申請登録自体は、わざわざ役所に行って手続きをしなければならなかったけど今はオンラインでも申請ができます。ただし申請が通って利用連絡票が家に郵送されるまでは利用できません。

利用連絡票が届いた後は、病児保育施設自体への利用登録です。事前に訪れてお願いしているところが多いですが当日でも受け入れてくれるところもあります。(事前に電話での予約は必須)

簡単に利用できてしまっては子どもの命を預けるという大切な部分が薄れてしまうから、面倒な手続きをするくらいなら自分でみます(みれるんかい)という保護者を省きたいから、本当に預けることが必要な家庭に限定したいからというのも明らかにはされていないだけで運営側は確実に抱いていると思います。

今回の兄妹の胃腸炎感染で仕事を休み、5日目。上司の返答も、「了解しました。」の一文に終わりました。職場は回るけれども、かといって本来しなくてもよかった仕事上の変更や他の職員への負担をかけさせることには事実。欠勤が続けば解雇になったり〇〇さんは今後もこうやって休むことがあるんだという印象はついたと思います。

解雇になってもいい? パートだって同じ責務を持って仕事をしているし、そもそも今の仕事が好きなのでそんなことは思いません。

周りからどう思われてもいい? 昔から、相手に持たれたイメージを覆したいとは思っていますが、どんなに苦手な相手でも悪くは思われたくはないというタチです。でも今は一番大切にしたいものがはっきりしているので、嫌われたいとは思わないけど嫌われてもいいとは思っています。

病気の子どもは親が看るのが当然? 急性期を脱した子ども=元気は元気、でも病気をうつしてしまう可能性を持ち外には遊びに行けないしおうち遊びにも限界とストレスを親子共々感じている状態なのであれば、病児・病後児保育でいつもと違う特別な場所を楽しみながら1日を過ごすのは悪いことじゃないと思っています。

保育園で看護師をしていた経験があるので、子どもが親ではない大人と触れ合う機会を持つことは十分にメリットがあることだと考えています。

上記を踏まえ、私は今後、急性期を脱した子どもの病気については病児保育を利用する事にしました。

子育ても仕事もそれらに対する価値観は違うので病児保育を使った方がいいということではなく、子どもが小さいうちは働かないで家にいろというのもまた別の話です。

18歳未満の子どもを育てながら働くワーキングマザーの割合は2017年に70%を越えました(厚生労働省2018年国民生活基礎調査より)。社会で働く悩める母たちの気持ちを味わい、考えて、知ることができて、よかった。いつか、今度は自分が子育て世代の働く方たちを少しでも勇気づけられたらと思います。



母たちを、子どもたちを、私も応援します。