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Innovation

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世の中を楽しくする発想について紹介します。
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#アート思考

未知と出会う旅:自分の世界をひろげ、新たな可能性を切り開く

2024年10月4日、写真家の石川直樹さんが、地球上の8,000m峰14座全てへの登頂を達成しました。…

修思聞:わくわくすることを取り敢えずやってみる

京都の歴史ある建仁寺塔頭、両足院は、800年の歴史をもつ禅寺ながら、非常にユニークな特徴が…

変化を恐れず成長する:アーティストから学ぶ5つの心得

現代のビジネス環境は急速に変化しています。この変化に適応し、成長を続けるためには、新たな…

オープン・クリエーション:偶発性がもたらすイノベーションの新境地

産業界でさかんに行われているオープン・イノベーション。より柔軟で創造的なアプローチが求め…

非思量:関心ごとへの没頭と静謐が導く革新的なアイデア

私たちは日々、革新的なアイデアを求められます。しかし、画期的な発想を生み出すことは非常に…

9/4(水)HiNetセミナーで講演します。「アート思考を体験・理解する」をテーマに、AI時代に求められる人間ならではの発想法を解説。現代アートから学ぶイノベーションの秘訣を体験できます。ぜひご参加ください! #アート思考
https://www.hiac.jp/news/604/

未知の価値を掘り起こせ:概念拡張で新たな市場を創造する

前回、「見立て」について紹介しました。「見立て」とは、ある対象に対して、その本来の機能や文脈とは異なる新たな意味や役割を見出す概念です。本稿では、これに類似した「概念の拡張」によるイノベーション創出について考察します。 「概念の拡張」とは、既存の考え方や定義の適用範囲を広げ、新たな可能性を見出すことです。これは未知の領域を積極的に掘り起こし、隠れた価値や機会を発見するプロセスです。 アートにおける概念の拡張と発掘:鈴木ヒラク氏の事例ドローイングの再定義:境界から接続へ

イノベーションを生む「見立て」の力

ビジネスの世界ではイノベーションが求められますが、その源泉は必ずしも最新のテクノロジーだ…

デジタル時代に求められるアナログ的態度:アートが提起するイノベーションへの新たな…

デジタル化が急速に進む中、ビジネスの世界でもデジタルトランスフォーメーション(DX)が叫ば…

ありふれた体験がもたらすイノベーション:ポカリスエットの開発

前回の記事では、栗林隆氏の《元気炉》を例に、身体性(体験)に基づくアート思考により、美術…

身体性とアート思考で社会に変革を起こす

現代社会では、デジタル技術の進化に伴い、新たなアイデアの創出が論理的思考に依存しがちです…

身近な事象から生まれるイノベーション:太陽光発電に学ぶ

私たちの身の回りには、イノベーションの種が無数に存在しています。しかし、それらを見出すに…

日経ビジネススクールで「アート思考」入門講座 〜理論編〜 を開講します

この度、私が講師を務めさせていただく「アート思考」入門講座〜理論編〜を日経ビジネススクー…

価値創造の新視点:『オマケ』に潜む価値を見出す

ビジネスの世界では、常に新たな価値を創造することが求められています。しかし、その価値は必ずしも遠くにあるわけではありません。むしろ、私たちの目の前に存在しているにもかかわらず、認識されていないだけかもしれません。本稿では、人類史の観点から、価値創造の新たな視点を探ります。 古代の認識:焦点化された視点 赤瀬川原平氏(1937-2014)は、著書『四角形の歴史』(ちくま文庫)で、古代の洞窟壁画には動物は描かれていても周囲の風景は描かれていないことをもとに、古代の人々の視点に