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電車に揺られながら書いた独白⑤・現実が仮想世界と気づかせてくれた形而上学の世界

会社の通勤電車に揺られながら、
ただスマホでひたすら書き連ねた独白です。

今回は「現実が仮想世界と気づかせてくれた形而上学の世界」。

スピリチュアルヒーリングとの出会い

俺がブラック企業で行き詰まっていた時に、
「スピリチュアルヒーリング」なるものと出会いそして
「ヒーラー」という職業があるということを知った。

ラノベの世界じゃなくてもヒーラーという仕事はあるんだなと
そういう意味でもビビった記憶がある。

そして「ヒーラー」と名乗る人から
「DNAアクティベーション」なる施術を受けないか?
という打診をもらった。

その打診を受けた理由が、そのヒーラーさんから俺をみると、
どうやら俺についてる神様がやたらと強い人たちらしいからだ。
よくわからんがお墨付きをもらってしまった。

この「DNAアクティベーション」とやらを受けると、
自分の隠れた才能が開花して、光が何倍にもなって
本来の人生を行けるんだと、ヒーラーさんから説明を受けた。

正直言って「普通」の感覚で言えば
「怪しい」の一言で切って捨てるかもしれない。

しかし当時の俺がブラック企業の過酷業務で死にかけているという現状から言って
何かを変えるしかないのは事実だった。

「モニターで良い」という話なので超軽い気持ちで受けたのを覚えてる。

今だからこそ光光ゆってるけど、
あの会社は冗談抜きで光が一切差さない無縁の闇の世界だったから。

あの会社の惨状を、過酷な労働の日常を俺が誰に言っても信じてもらえなかった。

闇に飲まれる前に、何かを変えたかった。

DNAアクティベーションを受けると光が何倍にもなるそうだが、
あの当時闇にまみれてたからこそ、光に焦がれるものがあったかもしれない。

「心地よい」感覚がしたスピリチュアル施術


DNAアクティベーションを受けた当時の感想だが、
「なんかよくわからないけど、頭が明晰になって、変わった感じがした」

という超ざっくばらんなものだった。
理屈じゃ理解できないが、確かに自撮りで写真取るといつもよりまして
光ってるような感じがしたから、本当なんだろう。

エネルギーワークというやつは理屈で説明できない不思議なものだと理解した。

まぁとにかく気持ちの良い感覚を得たので、
「ヒーリングってなんだかよくわからないけど、気持ちが良い方向に変わるものなんだな」って。

あとあと俺がスピ仲間に聞いたことだけど、
イニシエーションを受ける時って皆が共通して、
失意のどん底にいた時のようだった。

カンダタの蜘蛛の糸の話じゃないけど、
切羽詰まった時になって受けるものだよなぁとは思う。

ま、あの当時の俺からしたら、
ブラック企業さえ辞められりゃなんでもよかったんだけどね、
神様だろうがなんだろうが。

まじに悪魔の巣窟みたいな場所だったもん。だから神様に縋ったんだよな。


イニシエーションという進化の方向に進む話

このヒーラーの話だが、まだ続きがある。

俺に施術をしてくれたヒーラーさんから
「アデプトプログラム」なるものがあると聞かされた。

当時の俺の理解は
「なんかよくわからんけど、宮本武蔵とかダヴィンチといった
 歴史上有名な偉人たちが受けたらしいすげープログラム」

という認識だった。

これを受けるとより自分が生まれた意味がわかり、
その方向に人生の羅針盤が動き出すと。

これも「普通」なら「怪しい」でバッサリ切り捨てるところであろう。

しかし軽い気持ちで受けた、前段のDNAアクティベーションで
自分が変わったのがかなり明確だったので、

アデプトってやつはもっとすごいって言われたので、
多分ホンモノなんだろうなぁと思った。

守護霊が変わるとかリチュアルとか言われても正直よくわかんなかったけど、
ブラック企業ぶっ飛ばすくらい自分を成長させてくれれば、なんでもよかった。

当時仕事してたのがブラック企業で、そこを辞めるために人生加速させるなら、
ダヴィンチでも宮本武蔵でもなったるわ〜って思ったのは本音だ。

俺はアデプトの話を受けた時、
「こういうのがあるよ」って言われただけで
無理におすすめされたわけでなかった。

「怪しい」みたいな感情よりも
何よりブラック会社での過酷な業務を辞めたくて仕方なかった、
その意思がなによりも勝っていた。

無理に勧められたわけじゃないが、俺は二つ返事でアデプトを受けることにした。


うわべの成功という「青いカプセル」よりも、現実を知り立ち向かう運命になる「赤いカプセル」を選ぶことができた


映画「マトリックス」に存在する仮想世界の話になるが、
マトリックスの目的は現状維持というとても恐ろしいものだ。

そしてあるんだかないんだかわからない幻想を、俺たちに見せ続けるんだ。

ブラック企業にいた時の俺は、それまでずっと起業で成功するって、
青いカプセルばかり飲んで幻想を見ていた。

高収入を得て、サラリーマンから脱却した自由人の人生こそが
人間としての成功なんだと、信じて疑わなかった。

なにより、ブラック企業で現実と向き合わない自分を見たくなかった。

しかしこうしてスピリチュアルの力を借りて、
ブラック企業で働いてるオレをしっかり見ようって、
赤いカプセルを飲んで現実を見ようとする意志を持つことができた。

現実と向き合って、現状の人間関係をなんとかして、カルマを解放しようと思った。

それはオレ1人じゃ考えられなくて、
「見えない力」が良い方向に働かせることができる
「イニシエーション」をうけねば出来なかったことだったのかもしれない。

高収入で高い地位にいることこそが成功という幻想に縛られていたので
ミスターアンダーソンよりも現実を見るまで、オレは時間がかかってしまった。

華やかさも何もない現実を見るのが嫌だった。
だから青いカプセルを飲んで幻想を見ていた。

しかしそれで良いのか?
イニシエーションを受けて以降、少しずつ変わってきた。

現実をしっかり見て、その現実を変えるべきなんだ、と。

最後の最後で、アンダーソンの気持ちになれたのかもしれない。


終わりに

イニシエーション受けるとどうなるっていうと、頭脳の明晰さと感受性が上がるので、
なんで自分がこういう状況に置かれていて、どうすれば改善するか、
パターンを変えられるかってスムーズに考えられるし、
それを腑に落として行動に落とし込むことができる。


「自分の本当のやりたいこと」だとか
「夢」「希望」、そういった単語は、
大人になるにつれ、やがて忘れられていく。

そしていつしか高収入だとか高学歴だとか
そういうものが成功の定義とされ、
失敗は悪いことだと不安をあおられ、
マトリックスにとらわれる。

「人生とは何か?」

その問いに相応しい返答をする「教科書」もなければ
その問いに相応しい返答をしてくれる「先輩」もない。

気のせいかもしれないが、イニシエーションを受けてから、見えない力の後押しを受けたような気がした。


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