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起業したいって言って、会社を辞めるタイミングを図るには

人生において、会社に定年まで勤めることが正義、という時代でなくなりました。
多様な生き方が見受けられる現代において
「会社を辞めたい」と思う人も多く見受けられます。

仕事が過酷であったり、他にやりたいことがあったり
そもそも会社に縛られることが不満であったり

人それぞれで、現状に対して抱える不満が多いのも現代です。

終わりよければすべてよし


「終わりよければすべてよし」とは
昔お世話になった人が良く言っていました。

自分が変わるので、果たして終わりが良くなるかどうかわからない。
私はこれまでの人生で3回会社を辞めたことがありますが、
「終わりが良い」と感じたのは、3社目のブラック企業を辞めた時。

1、2度目は円満とは言い難い形で会社を去りました。
3度目の正直で、ようやく「多少マシ」な形での退社ができました。

私がいたのはIT企業で年中繁忙期。
クソ忙しい最中で抜けられるのだから
「終わりが良い」で済まされるわけもない。

金さえあれば「こんな会社とっとと辞めてやりたい」って、いつも思ってましたね。
1億円の宝くじが当たったらいいな、なんて思ってましたが
あいにく宝くじが当たったこともなく。

宝くじ当たるどころの話でなく、
焦れば焦るほど退職がどんどん遠のいていく有様。

まぁ宝くじが当たっても不和になるかもしれない、
急に金遣いが浮ついてしまったりしたら。

「本当に辞めたい」と思った時に、どこかでこじれる


会社のようなところを辞める決め手はなんだろう??
といったら「予定調和の崩壊」なのかもしれません。

会社を辞めるために、水面下で活動して行って
一人だけパスを進んでいくわけなのだから
会社の同僚との温度差もできるわけですから

退職において円満解決はあり得ないでしょう。

自己啓発系界隈でいう「ステージが変わった」というやつです。
会社というフィールドが「コンフォートゾーン(安心できる領域)」でなくなったのなら
そうなると会社という場所がもう目の上のたんこぶでしかないでしょう。

コンフォートゾーンとの不和になる出来事は
「次のステージ」へのパスを一つ進む時。

そうなると嫌でも自分自身のライフスタイルを変えざるを得なくなります。
分水嶺となるのはパスをどんどん進めて行ったその時です。

おそらく2、3ヶ月単位くらいですぐに辞めれるかといったら、そうは問屋が卸さない。

二択でいえば「イエス」でしょうが
自信になり得る要素がない限りは
無鉄砲な挑戦、無策と取られかねません。

勢い勇んで会社辞めてフリーランスになったはいいものの、
会社員にUターンしている人も
私は少なからず知っています。

その人たちが今何しているのかというと
会社員、しかも元いた会社に戻ったとしか聞いてないです。

中にはせっかく地方に移住して自分らしい人生を送るはずだったのだろうが
家庭の事情があったにせよ、最後までやりきれなかった人もいました。

地方に移住するくらいダイナミックなことをしても
元に戻らねばならなかったという事実。

彼らの行動は、足踏みをする人々に勇気と希望を与えてくれるものですが
どんな事情があれ「戻ってきました」と言われてしまうと

同じように勇む人を見ると、「本当に大丈夫か」と言わざるを得ません…。

終わりに

会社辞めて独立して、目安として
5年は続くと「良い」と言えるのでしょうが
5年続いた人をあまり見ていません。

5年くらいになると、流石に会社員時代の貯蓄を使い果たすことになるでしょう。

それを差し引いても、なんと世知辛い世の中なことか。

気兼ねなく自分の人生を歩める世の中であってほしいものですが
貨幣制度の仕組みがそこにブロックをかけてしまう。

その一方で自分の人生に身を投げ打つたくましい人もいます。

そんな「仲間」が「高み」に行ってくれることが
何よりの励みになるのでないでしょうか。

人生においてブレーキペダルを踏みっぱなしの私のような人間からすると
「やるかやるかで言えばやるしかない」人が羨ましくて仕方ないですし。

追いつき追い越せとか思わない、どんどん先に行ってほしい。

前進しているそのことが、「辞める勇気がない」と
足踏みをしている人たちの励みとなるでしょう。


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